表紙を2号連続でデザインさせてもらってから2ヶ月後。事件が起こります!
なんと、2014年11月号から連載を持たせていただくことになりました。この3年前まで務めていた会社が商業界を購読していたので、会長に報告しに行ったら、大喜びで商業界の歴史を教えてくれました。
さてさて、緊張の発売日。どこに載っているのか?そもそも本当に載っているのか?と、後ろのページから恐る恐る探し始めたら、なんと見つけたのは最後の最後!一番最初の2ページ目に登場しているではありませんか!
ピッカピカの巻頭カラーを見て、嬉しさのあまり声を出して飛び上がったことを、今でもよく覚えています。
翌2014年12月号では、私のお気に入りの「スーパーやまと」さんでの事例を紹介。
私はここで紹介した「ボイルモツ君の事例」が大好きなので、ぜひ下の記事も読んでみてください!
それから2018年12月号、最終回の50話までの4年間、気づけば商業界で連載をお届けするのが毎月の習慣になっていました。たまに、感想コーナーに連載のことを書いてくれているのを目にすると嬉しかったなぁ。
毎月お金を払って読んでくれている読者さんに「役立った!」「実践したらうまくいった!」と言っていただけるように、連載を書き続けることは簡単ではありませんでしたが、かけがえのない素晴らしい経験でした。
連載を終えてからも、念願だったみかりんの挿絵とともに特集記事を書かせてもらったことも!
商業界さんから「挿絵が素敵だから表紙にも使わせて!」と連絡がきて、みかりんのイラストが書店に並びました!
みかりんのこの記事、今読んでも嬉しくて笑っちゃうなぁ〜。
セミナー会場で「いつも読んでいます」と、私の連載コーナーをカラーコピーして、ファイリングしてくれている方がいたり、商業界を読んで「ビビビときた」とセミナーに呼んでくれた方も。
全国各地、たくさんの方とのご縁をつなげてくれたのが、商業界さんでした。商業界さんとの出逢いがなかったら、今まわりにいてくれている方々との出逢いはきっとなかったでしょう。
2015年に商業界ゼミナールの小冊子「100年経っても変わらない 幸せな商人になるための10の教え」を制作させていただくにあたって、倉本長治さんの想いや商業界のことを、書籍などを通じて改めてじっくりと知りました。
私が初めて倉本さんの「商業十訓」を読んだ時、現在でも同じことが言えると思ったんです。それで、この冊子の「100年経っても変わらない 幸せな商人になるための10の教え」タイトルがすぐに浮かびました。今見ても大好きなタイトルです!
商業界の始まりは戦後闇市の時代。商人は自らの商売を誇ることができませんでした。倉本さんは、商売は人を豊にする素晴らしいものだと説き、商人が胸を張って商売できるように「商業界」を発行したそうです。
今、たくさんの商人と出逢う中で想うのは、みんな胸を張って誇りを持って、お客さんのために素晴らしい商売をしているということです。
倉本さんの想いは、脈々と受け継がれています。たとえ商業界という会社がなくなったとしても、倉本さんの教えはこれからも商人を励まし奮い立たせてくれるでしょう。
私も一人の商人として、商業界に関わることができた人間として、後世に商売の豊さ、素晴らしさ、誇らしさ、たくさんのものを伝えていきます。
商業界さん、ありがとうございます。そして、これからもずーーーーっと、よろしくお願いします。