昭和58年生まれの私の小学生時代の楽しみといえば、文具集めでした!
特に、筆箱には異様なほど胸がときめました!私は男兄弟の中の女一人だったので、かわいい筆箱よりも、当時の男の子たちが持っていたボタンがいっぱいついて、謎の隠し扉があるようなものに憧れました〜!
共感してくれる人、いるかな!?
筆箱の中には、消しにくいけどかわいい消しゴムとか、香り玉とか、実用的じゃないけどトキメキをくれるアイテムたちがたくさん入っていました。
食べ物の形をした消しゴムなんて、絶対に消しゴムとして使わないのに、大量にコレクションしては友達とお披露目会や交換会をしていました。
ロケットえんぴつとか、芯を入れ替えられるカラフルな色鉛筆もあったなぁ〜!懐かしい〜!
新しい文具を買ってもらった翌日は、学校に行ってお友達と見せ合いっこをするのが楽しみで、ワクワクしながら登校したっけ。
思えば、まだ10歳にも満たないあの頃から、物に対して純粋な使用用途だけではなく「友達と盛り上がれるもの」とか「先生に見つからないようにこっそり楽しむ物」とか「持っているだけで嬉しくなるもの」といったプラスαの役割を期待して購入していたんですよね。
小学生の頃はその対象が文具とかちょっとした物だったけど、大人になるとあらゆるものに対して、プラスαの役割を期待しながら物を買うようになりました。
しかし、売り手になった瞬間に、物(商品)に対するワクワクを表現するのが苦手になってしまう方が多いです。
そんな時は思い出してみてください。あの「シュッ」と消しゴムや鉛筆が飛び出す筆箱のように、今自分の目の前に並んでいる商品は、買った人にワクワクを与えてくれるもの!
そのワクワクを学校で友達と共有したみたいに、「その商品があればどれほど毎日が楽しくなるか?」をお客様と分かち合いましょう〜!