高校生の頃、母がパートをしていたホームセンターで、私もアルバイトをしたいと母に相談したときのこと。
「どうしてもというなら・・・お給料をもらって働くっていうことは、責任のあることだから、時給じゃなくて秒給だと思って働きなさい!仕事なんだから1秒でもボーッとしていちゃダメ!あと、お母さんの娘だって誰にも言わないでよ!」と言われました。
母の言いつけ通り、母の娘だとは誰にも言わずに過去のアルバイト先に申し訳ないくらい、心を入れ替えて超真面目に働きました。親子で顔が同じだから数週間後にバレましたが・・・笑
そこでたくさんの「おもしろいこと」に気付きました。
口角を上げて笑顔でいれば、お客さんもスタッフも周りの人たちがみんなが優しく接してくれて超お得だということ。
困っている人は様子でわかるから、ニコッと軽く目を合わせるだけで大抵相手が声をかけてくれること。こちらから声をかけるとお客さんは引いちゃいます。
働く姿勢は「歩き方」に出ること。まわりに目配りしつつスタスタ歩く人は仕事ができる人。ダラダラ歩いたり、足下のゴミを跨いだり、POPがズレていてもスルーする人は、いろいろと気付けない人。
レジも、商品陳列も、クレーム対応も、ベストを尽くそうと目標を持って臨むと何でも楽しくなること。
「他のレジが何台開いていても私の所に並びたくなるように」という目標をこっそり立てて笑顔でテキパキやったり。
流れセリフになりがちな「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」をお客さんの目を見て心を込めて伝えたら本当に伝わるのだろうかと実験してみたり。(←コレ、めちゃくちゃ伝わります!)
何も考えず、時計をチラチラ見て退勤までのカウントダウンをしているのって、時間は長く感じるし、ため息顔になるし、つまらないし、いいことがありません。
厳密には事情がないとアルバイトは禁止の学則だったけど、私はバイトで学んだことがすごく大きかったし、今のベースにもなっています。
あと、他の兄弟たちは物を親に買ってもらうのが当たり前だったけど、私は欲しいものをは自分で稼いだお金で手に入れるっていう考え方が、早いうちに身に付いたのもよかったな。
いつかもし親になる日が来たら、「かわいい子にはバイトをさせよ」ということで、仕事の楽しさや大切さを教えてあげたいな〜。なんて考えた雨の朝でした。
それにしても・・・私の女子高生時代って、もう15年前なのかぁ。。笑