初めてパワーポイントに触れたのは、もう15年くらい前の大学時代。「人的資源管理」という凄そうな名前のゼミで、主に「人事」について学んでいました。
それで、なぜか覚えていないけど、日産自動車のゴーン社長の人事と、今後のなんちゃらの在り方みたないことを、パワポで発表したのが始まりでした。
Windowsに入っているイケていない素材を使うのがイヤで、パワポの画面いっぱいに日産自動車やゴーン社長の画像を入れて、そこに文字を被せたり(今思えば肖像権的にアウトですが…)、真っ黒な画面に白い文字をバーンと出したり、見せ方が楽しくて、内容は二の次というダメダメっぷりでした。笑
ゼミで発表した際、教授から「見せ方〝は〟いいね」と言われたっけな・・・笑 その後、入社した印刷会社では企画資料をつくりまくり、今の仕事では毎日触れているし、パワポさんとは15年来の大親友になりました!
前置き長いですが、そんな私が「伝わるパワーポイントのつくり方講座」ということで、それなりに見える方法をご紹介しますね。
1.脱テンプレでイケてるフレームをつくろう!
パワポに元々入っているテンプレを使うのは、あまりカッコよくないので、自分オリジナルをつくっちゃいましょう!私の場合、これが基本フレーム。
見てわかる通り、難しいものではありません。まずは真っ白のパワポの一番下に自分らしい色のラインを引き、「©2017 自社ロゴ」を入れれば完成です。インプル・イズ・ベスト!グラデやゴテゴテ飾りは、ちょいと古くてクドい感じになってしまうので、やり過ぎ注意です。
ラインをどうやって入れるかわからないって方は・・・Googleで調べて下さいね♪ 笑
「©」+「作成年」+「著作権を持つ人(自分)の名前」を入れることで、「無断利用ダメよ」と伝える役割があるんです。あ、もちろんこの表記がなくても、著作物には著作権が生じるので、許可無くパクるのは絶対にNGです!
2.センスよく素材を入れよう
テンプレができたら、ここに表紙をつくればOK!だけど、元々Windowsに入っているような素材は、やっぱりイケていないのでおすすめしません。こだわりがない、手抜き感も出てしまうし。
私は自分のキャラやスライド用の素材は自前で用意しているんですが、難しいという方は、自分に合った商用OKの素材集を本屋さんで購入したり、著作権フリー&商用OKの素材を使うといいですね。
素材は小さく入れるのもいいんですが、はみ出すほど大きく入れるのも印象的なスライドになるので、とってもおすすめ。それから、日頃からスライドに使える写真を撮り集めるのも重要ですね。
文字だらけのスライドは見る人も疲れてしまいます。イラストや写真はそんなスライドのオアシス的役割を担ってくれるので、欠かさず入れましょう。
3.説得力はフォントから始まる
この調子で内容もつくっていきましょう!
私が今まで参加したセミナーのスライドのほとんどが「文字」で損をしているので、ここも要注意!
字体(フォント)ひとつで、スライドの力強さや印象深さ、講師の伝えたい想いなどが全然違ってくるので、読みやすくどっしりと安定した字体を選ぶといいですね。
ほら、上の2枚のスライドは同じことを伝えているんですが、上の方が説得力がありますよね。
それから文字ビッシリのスライドは、退屈で眠たくなるし、印象にも残りません。10個の内容を入れたいのなら、1枚にまとめてしまわずに、2個ずつ5枚のスライドに分けるくらいの気持ちで伝えることをおすすめします。
こちらは、源泉舘さんスライドをお手伝いさせていただいた中の一枚。これくらい、ドドーーーンと伝えるとインパクトありますよね。
文字のサイズにも大小メリハリをつけて、ナナメに入れるのもアリ。他にももっと伝えたいことがあるんですが、とても一度には紹介しきれないので、またの機会に!次回、第2回は気まぐれで更新しますね〜。
そんなこんなで、どうしたら参加者さんが退屈しないかな?楽しく参加できるかな?伝わりやすくなるかな?そんなことを考えながらスライドづくりをするのがすごく楽しくて、大好きな時間です!ぜひチャレンジしてみてくださいね!