商売をする以上、儲からなければダメです。今日のブログは、そんな当たり前の話です。
こんな人は嫌だけど…笑
毎月連載を書かせていただいている、商業界の生みの親・倉本長治さんは「欠損は社会の為にも不善と悟れ」、松下幸之助さんも「赤字は罪悪」と仰っているように、赤字は自分だけでなく、まわりにも害を及ぼします。
社会のお役に立ち続け、お客さんから必要とされ続け、存在し続けるために、適正利潤を確保することは大切なことです。
・・・な〜んてことは当たり前のことなので、深く考えたことはありませんでしたが、「もっと儲けたい」という言葉を耳にした時に違和感を覚えました。
そもそも、「儲ける」って一体いくらなんですか??
「儲かったなぁ〜」って基準は、500万円なのか、3000万円なのか、10億円なのか、人によって違いますよね。年間でいくら利益・収入が得られたら儲かっていると言えるのでしょう。「儲けたい」と思うなら、まずはそこから考えることがスタートです。
現状、粗利率30%の仕事をしているお店が、最終的に「一千万円」が欲しいなら、逆算したら月々、毎週、毎日、いくらの売上げが必要なのか、見えてきますよね。
なんとなく1ヶ月商売をして、レジに残ったお金で「今月は全然儲からなかった。来月はどうだろな?」という、風まかせなお店が意外と多いことを、最近実感しています。
以前勤めていた印刷会社のアドヴォネクストは、社長が積極的にMG(マネジメントゲーム)を取り入れて、MQ(マトリックス)会計を採用していたので、自然とこれが身に付いていたんですね。社長に本当に感謝です!
超簡単に説明すると、MQ会計というのは、P(プライス)、V(原価)、M(儲け)の単純な表で会計を見える化するというもの。(にわかユーザなので、違っていたらごめんなさい・・・笑)
上のような表になります。例えばハンバーガー屋さんがあるとして・・・
こんな感じで売ることにしました。そうすると、先ほどの表はこうなります。
ほら、30円の儲けが出ましたよ〜♡って当たり前ですが、こんな風に見える化するとわかりやすい。商売はハンバーガー1個売って終わりではないので、いくつ売ったのか「Q(数量)」が登場します。
これまた当たり前ですが、式にしてみると、こんな感じになりますね。
あくまでハンバーガーだけ売っていた場合ですが、1ヶ月で10万個売れて、売上げは1000万円だったとします。これで300万円の儲けがそのまま利益になるかといったら、そうではありませんね。
商売をしていると、「F(固定費)」がかかります。Mの儲けから、Fの固定費を引き算して、残りが「G(利益)」になります。
この表が描けると、利益を確保するために、どこを頑張ればいいのかがわかりやすくなります。数を売るのか?固定費を抑えるのか?いやいや、プライスを上げるのか?計算しやすくなります。
ということで、もし詳しく知りたい方は、ゲームを通じて商いを学ぶ、「MG(マネジメントゲーム)」というものに参加したり、私は活用法を浅〜く狭〜く知っているだけですが、「MQ会計」の書籍を読んでみるといいかも。
私のように数字が苦手!貸借対照表とか無理〜!という方は、見た目とセットでイメージしやすいこの会計方法がおすすめです♪ そういえば私、簿記やっていたような気がするけど、、、笑
そんなこんなで、今回は珍しくお金の話でした。ちゃんちゃん♪