あるお店のスタッフAさんに手書きPOPの書き方について伝えようとして、化粧水のPOPをお見せしました。
Aさん:えっ?たっか〜! 化粧水8,000円だって!ありえない!
POPを見たスタッフさんのリアクションがとても良くて、面白かった!どうして、こんなに高い物を買うのか、不思議がるスタッフさん。そこで、こんな話をしました。
ます八:例えば、お財布ってお金やカードを入れる役割を持ったものだけど、千円のものもあれば、10万円するものもあるよね。Aさんの使っているお財布は千円?
A:違うよ、8万円だよー!
ま:えー!?千円でも買えるお財布は、そこら中にたくさん売ってるのに、どうして8万円も出して、そのお財布を選んだの?
A:好きなブランドの物を持ってると、テンション上がるから!
ま:そうそう!その気持ちになるために、お財布が千円でも買えるのに、数万円払ったんだよね!つまり、Aさんは、お財布をお金を収納する道具としてだけじゃなくて、〝Happyな気持ちになれる〟とか、そういう部分に価値を感じて、たくさんのお金を払ったんだよね!
A:あっ、そういうことか!
ま:もちろん、それに求めるものは人それぞれ違うから、千円のお財布で十分って人もいれば、何十万円のお財布じゃなきゃ嫌!って人もいるでしょ?だから、8000円の化粧水も、Aさんは高い!って思うけど、他の人は安い!って思うかもしれない
A:確かに!
ま:だから、何でも安いものしか売れないとは限らないし、POPを使って商品にどれだけ素敵な魅力があるか伝えることで、その価値にまだ気づいていない人に「あ、これ必要だ!」って思ってもらえそうだよね!
A:うわ〜!そっかぁ〜!それじゃ、うちの商品の価値も伝えなきゃヤバイじゃん!
こうして、無事、販促の書・第1章がスタッフさんに伝わりました。アルバイトさんや若手スタッフさんに、こうした考え方を理解してもらうには、まずは身近な例え話で自分の行動や体験に置き換えて考えてもらうところから始めるといいですね。
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