先日、出張先で簡単に夕食を済ませようと思い、ラーメン屋さんに入ったときのこと。

 

満席につき、入り口で待つことに。待っているのは私だけ。少しして、「イチメーサーン、イチメーサーン」と何度か大きな声が。どうやら私のことを呼んでいたらしい。

 

あぁ、〝一名さん〟って私のことか。「お待ちのお客さま」とか、もうちょっと違う呼び方にした方がいい気が…。

スタッフさんは全員女性で、その中でも一番偉そうな一人の「水も一緒に持っていって!」「また忘れてる!水!」という新人の女の子に向けた声が店内に響き渡っていました。

 

「ありがとうございます」も「こちらへどうぞ」も「ほら!水!」も全部同じトーンだから、店内にいるみんなが怒られているみたい。笑

 

 

私は水が出てくるのが遅くてもいいから、笑顔の多いお店でラーメンを食べたかった…。そんなことを思いながら、大声飛び交う席を立ち、そそくさとお会計へ。

 

唯一お客さんに笑顔を向けていた新人の女の子がレジをしてくれたので、頑張ってね、と余計なお世話を言いたい気持ちを抑えて「ありがとうございました!」と笑顔でエールを贈って帰りました。

大声系のお店はどうも苦手で、それよりも、一言一言お客さんに心を添えて伝えるお店が好き。

 

特に「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などの挨拶ほど、ちゃんと相手に伝えるように心を添えて言わなければ意味がありません。

 

 

言葉に心が添えられていないと、言われている側には入ってきません。先日も「いつものセリフ」としてめちゃくちゃ早口で言われた「お席ご自由にどうぞ」の言葉がまったく聞き取れなくて、3回も聞き直したことがありました。

 

これは、私が高校生の頃、ホームセンターのアルバイトでレジ打ちをしていたときにやっていたことです。今から私のレジに来てくれるお客さんの、目を見てめっちゃくちゃ心を込めた「ありがとう」を言っていました。

 

きっとそういう経験が今のセミナーにも生きていて、これは私が毎回セミナーの時に気をつけていることなんですが、

 

私にとっては、何十回、何百回とセミナーをするけれど、それに慣れて「セリフ」になった途端に、きっと伝わらなくなってしまうから、毎回参加者さん一人一人のお顔を見て、心を添えてお伝えするようにしています。

このブログを読んでくれたあなた!今日の「ありがとう」はめっちゃくちゃ心を込めて言ってみてください!きっと相手の反応の違いを感じるはずです♪