私、出張が多いので新幹線や電車の中でよく気になるのが「ニオイ」の問題。

 

シャンプーや柔軟剤、香水など匂いがキツ過ぎる人の近くにいると、気分が悪くなります。ほのかな香りでも、苦手なジャンルのものだと吐き気が起こることも。

でも、これって珍しいことではなく、多くの人が程度の差はあれ経験があるんじゃないでしょうか?

 

まぁ、私の場合は大抵は「げげ・・嫌だな〜」くらいで、よほど具合が悪くなった場合は車掌さんにお願いして席を変えてもらうことがごく稀にある程度なんですが、この「ニオイ」のために、日常生活ができないほど苦しんでいる人たちがいるんです。それが「化学物質過敏症」という病気。

 

これを知ったのは、私の友達で北海道の倶知安(くっちゃん)町にある「お菓子のふじい」の、藤井千晶さんのブログ。

「香害」で化学物質過敏症を発症した人が職場にいること。旦那の「たかよし」が発症してる件

 

以前、お食事をご一緒させていただいたこともある、ご主人のタカヨシさんが、ガスマスクを付けて和菓子をつくっている写真に衝撃をうけました。

 

ふじいさんのブログを読んで、香害がこんなにも大変なことなのか・・・と愕然としました。例えば、他人の自宅のハンドソープなど、普通に過ごしている中で、一般の人がほとんどわからないほどのニオイでも体調を崩して寝込んでしまうほど深刻なんです。

 

「シャボン玉石けん」の香害を伝えるウェブサイトには、冒頭に「ニオイ」で登校できなくなってしまった小学生の、ショッキングな手紙が紹介されています。同僚の柔軟剤や整髪料による体調不良で仕事を辞めてしまった女性の体験談も…。

 

しかも、「化学物質過敏症」という診断ができる病院が少ないことで、必要な情報が得られず「外出すると怠くなるから鬱かも…」と引きこもりになる人もいるんだそうです。

 

テレビCMでも柔軟剤のニオイを強調するものを本当によく目にするし、ドラッグストアに行けば、売り場にニオイが充満しています。過敏症の人たちにとって、ニオイが溢れる世の中は本当に脅威だと思います。

 

怖いのは、これはアレルギーなので、「化学物質」に触れ続けることで、私たちの中にある「容器」がいっぱいになれば、化学物質過敏症を発症してしまうということ。今はまだ平気な私たちも、いつこの病気になるかわからないんです。

 

決して他人事じゃない、この「化学物質過敏症」「香害」について、もっと詳しく知って「行動」することが大切!

 

ご主人が大変なことになっても、めげることなく逆にそれをバネにして、香害への理解を広めようと「カナリアップ」というブランドを立ち上げたふじいさん。

 

香害で体調を崩してしまう人 を「カナリア」というそうです。よかったら、ぜひ以下のページを見てください。

「カナリアップ」ウェブサイト
化学物質過敏症のことが60秒でわかります。

 

「カナリアップ」支援のページ
香害への理解を広めるための活動を、一緒に応援しましょう!

 

「お菓子のふじい」ブログ
ふじいさんの奮闘や香害のことがわかるリアルな記事。

 

シャボン玉石けんの香害紹介ページ
絶対に読んで欲しい、深刻な香害の現実。

 

香水、柔軟剤、洗剤、シャンプー、石けん、入浴剤、化粧品、保湿クリーム、制汗剤、除菌スプレー、芳香剤・・・きっとまだまだたくあんありますよね。

 

ニオイを「選ばない」という選択も、私たちがすぐにできる行動のひとつ。いきなり全部は難しくても、少しずつ見直してみましょう!私もできることから一つずつ行動します☆