「知らなかった」じゃ済まされないのが犯罪です。そして今日のブログは長いです。大事なことなので「著作権についてよくわからな〜い」という方は必ず読んでください!!

「イラスト一枚くらいいいよね」と軽く考えている方もいるかもしれませんが、一枚の画像を使って数百万円を支払ったケースもリアルに身近であったので、軽く考えて無断使用してしまった方は一刻も早く著作権侵害箇所をすべて削除してください。甘く見ていると本当に怖いですよ。

 

ネットを見ると、無断使用の画像が大量に見つかります。特に、小さなお店や個人のブログに目立ちます。「この画像、説明するのにちょうどいいや!」とどこかのサイトから勝手に画像を持ってきて、自分のサイトに貼る行為。これは、著作権侵害でアウトです。営利目的かどうかは関係なく、個人の趣味ブログでももちろんダメです!

 

「アクセス数も多くないし、友達や仲のいい常連さんしか見ないしバレないでしょ?」ーーいえいえ、簡単に見つけることができます。そして相手や状況によってはかなりの額の賠償金を支払うことになります。

 

お店で万引きして「勝手に持って帰っちゃいけないなんて知らなかった!」と言っても許されないように、著作権や肖像権などの侵害も「知らなかった」では済まされません。実際の物を手に取ってバッグに入れるわけではないので、犯罪意識が薄いかもしれませんが、人様の物を勝手に盗んで自分の物にしてしまうという行為は窃盗と同じです。

 

また、こうして盗んだものを堂々とサイトに貼っている人は、「そういう人」だと見る人が見たら思います。これではせっかくの発信も逆宣伝になってしまいますね。

 

どうしてこんなことを強く伝えるか?と言ったら、理由は二つあります。このブログを見てくれて発信を頑張っている方に、楽しく安全に喜ばれる情報を発信して欲しいから。そして、すごはんを守りたいから。

 

つい先日、すごはんブログに登場する数々のイラストや写真を無断使用しているサイトを見つけてしまい唖然としました。まさかの私が愛情込めてつくった樹脂粘土の「まっす〜」を撮影した写真まで自分用に加工して利用し、サイトに貼られたイラストはすべて「参考にした」というレベルではなく、そのままなぞったように同じものが隅々まで大量に使われていました。それを見つけた方が「すごはんのサイトかと思った!」と言うほどです。

 

怒り以上に「どうしてこんなことするんだろう…」と悲しい気持ちになったり、ここまでやってしまえる想像力の欠如に恐怖すら覚えました。さすがにこのケースは専門家の先生に現在進行形で相談しています。 

 

(著作権・肖像権侵害などでお困りの方は、各県・地域の産業支援センターや、所属していれば商工会議所などを通じて弁護士さんの一部無料サポートを受けられるのでお問い合わせを!また、本人に代わり違反者からお金を徴収するこんなサービスもあるようです。)

 

名前も連絡先も分かりませんが、あれだけ私のイラストを使っているところを見ると、多分私のブログを定期的に見てくれている人なんだろうと思うし「知らなかった」「悪気はなかった」ということだと思うので、ややこしくなる前にどうかこのブログが届いてすぐに削除してくれますように。

芸能人の写真を勝手に使うのはダメだと多くの人がわかることだと思います。なぜダメなのか、その理由も考えてみてください。私は芸能人でも有名人でもありませんが、私は「すごはん」の代表として、すごはんにふさわしいように、という覚悟と意識を持って常に行動しています。そのイメージや発信を見て信頼してくださった方からお仕事の依頼をいただいて生活しています。

 

芸能人が不祥事を起こすと、スポンサーに多額の賠償金を支払いますよね。イメージキャラクターになったら、ブランドイメージをよりよくするためにふさわしい行動が求められ、それに対して高額な報酬がもらえます。それくらい、ブランドイメージは大事なんです。

 

まっすーキャラも私自身もそういう覚悟と意識で、愛情を注いですごはんのブランドイメージをつくっています。私にとってすごはんは、趣味とか暇つぶしではありません。お金稼ぎのツールでもありません。「いつもの仕事をワクワクいっぱいの〝たのしごと〟に変える!」という絶対的な使命を持って、命がけでやっています。

 

その中で、私がいいと思っていないもの、反対のものに勝手に使用されたら、イメージもブランドも壊れてしまいます。だから、「まっすーキャラが可愛いからちょっと使わせて!」という方がいても、本質をわかってもらえるように上記の理由もしっかり伝えてお断りしています。まっすーキャラ=私だから、「ただのイラスト」じゃないんです。

 

 

私が「学ぶ は 真似ぶ」と伝えているのは、販促のやり方のことで、「著作物」のことではありません。そして、真似をするときは相手への敬意、配慮は欠かさないようにしましょう。何度もブログで伝えていますが、私は「パクる」という言葉が嫌いです。「真似る」と「パクる」は全く違うのもだと考えています。

人間関係も商売も今回のこの話も、「想像力」を働かせれば問題なくうまくいくはずです。想像力が欠如していたら、大抵のことはうまくいきません。

 

苦手な方でもイラストが描けるように書籍の中でもこのブログでも、POPセミナーでも伝えています。だから人から盗まず自分で描けばいいし、描かないのなら「いらすとや」さんなど、商用利用OKのフリー素材だってたくさんあるので検索して活用してください。

 

(追記)
イラストを集めて「ダウンロード」「壁紙」などと謳った怪しいサイトがあるのでご注意を。こうしたサイトからダウンロードして使用した場合も著作権侵害となります。少しでも不安や心配があれば、スマホを上に向けて空の写真でも撮るか、「いらすとや」さんを利用しましょう。

 

今日のブログは、このブログを読んでくれている方、そして自分自身を守るため強めに書きました。誰かを傷つけない、本当に喜ばれる発信をしましょう!

SNSをするなら避けて通れない著作権の話

「真似る」と「パクる」の違いについて考えてみた

もし自分の大切なものが他人にサラッとパクられてしまったら