あるとき、社長から某会合でも話してくれないか?と言われ、地元企業の社長さんたちが集まる場で「POPってなぜ必要?」というセミナーをさせていただきました。

当時、スーパーやまとさんの販促サポートをさせていただいていて、 POPの事例や経験値が増えていたんですが、それらをわかりやすくまとめた現在のPOPセミナーの卵みたいなものですね。

 

これが結構ウケがよく、独立してからもあの場にいた社長さんたちからお声がけいただくことが多く、有難い機会でした。機会と反応の数だけ自信がつく!これ、真理ですね!

 

それから、会社を辞めて独立したんですが、ブログを毎日発信して、販促のおもしろさや大切さを伝え続けていくことで、今日までたくさんの出逢いをいただけました。

独立してから、本格的にセミナー講師になるまでは過去の記事でも書いたので、興味ある方はぜひご覧くださいね。

どうしたらセミナー講師になれるかというと

 

そんなこんなで、始まりは本当にちっちゃな機会でした。この機会に「これが好き!おもしろい!得意かも!」と心が動き、そこを突き詰めて行ったらさらに機会が増えて進化でき、それを日々のブログで発信することで、見てくれた人からお仕事依頼をいただき・・という最高に幸せなサイクルができていきました。

 

私は「自分がこうなりたい!」と思ったことがなく、自分がおもしろい!自分が役立てている!と思える方に進んでいった結果が今なので、上記の過去ブログに書いた通り、今がゴールではありません。

 

長々自分の過去を語ったブログになりましたが、誰かの何らかのお役に立てたら嬉しいです!


販促部の仕事はこれまでの印刷会社の価値観をひっくり返すものでした。

 

というのも、これまでのチラシの価格付けって、色数、用紙、加工など、印刷会社としてかかる原材料費に利益をプラスする方法だったんですが、販促部になってからは違います。

 

もちろん、原材料費は加味するんですが、それよりなにより、価格の中で大きな割合を占めるのが「提案費」です!

飲食店で例えるなら、ただフルカラーのメニューをつくるのではなく、利益につながるメニューをつくる。これこそお客さんが求めていることだし、私たち印刷会社の存在意味があるものづくりですね。

 

 

ちなみに、この頃から格安印刷を売りにする「ネット印刷」がちょこちょこ広がりつつあったので、いい転換期だったと思います。

 

さてさて、販促部として日々経験を積んで、印刷物もより複雑で脳みそを使うものになっていったので、私だけでなく、デザイナーや印刷チームにも言われた通りではなく、「どうしたらお客さんにとって最適なものができるか自分の頭で考えて提案する」ことが求められるように。

そんな中、当時外部コンサルで社内研修を行なっていた方から、販促部のメンバー全員に「販促とは?」というテーマで社内プレゼンをせよ!という課題が与えられました。

 

その結果、私が考えたプレゼンが一番伝わりやすかったようで、全部所や地元の大学生たちに販促ってこういうものだよ〜という話をするように。

 

このとき、難しいことを簡単に伝えることのおもしろさや、飽きさせない工夫をすること、伝えることって意外と得意なのかも!ということに目覚めていきました。続く〜!


今や私のメインのお仕事は販促セミナーですが、そもそもなぜセミナー講師をすることになったのかを振り返ってみました。

最初の小さなきっかけは、今から17、8年ほど前、まだ新入社員だった頃に遡ります。

 

当時、印刷会社に勤めていて、様々な印刷物やWebサイトなどを作成したいてんですが、お客さんから「〇〇が作りたい」と言われて話を聞きにいき、伝票や一語一句間違わずに書類を作成するような印刷会社の営業だったんです。

 

私はお客さんに柔軟に様々な提案を行なって、そのお店や会社にピッタリ合った販促物をつくり上げていくのが営業の仕事だと思っていたので、正直「おもしろくない」と思ってしまったんです。

 

そこで、大学時代に習得したパワーポイントを駆使して資料をつくり、まずは部署内に「今後こんな仕事もしていこうよ!こうした方がお客さんのためでもあり会社のためにもなるよね!」と提案。

それが部長から社長に渡り、チャレンジャーで面白いこと大好きな社長に無事「GO」をいただき、これまで「待ちの姿勢」だった私たち営業部メンバーたくさんの研修や勉強の場を与えてもらうことになったんです。今でも機会を与えてくれた社長には感謝しています!

 

あの頃はがむしゃらでした。業務時間には通常の仕事があるので、販促の勉強は土曜の休日。いろんなお店に行って、外部コンサルの先生がバンバン提案していくものを、平日の夜にカタチにして、お店に届ける。

 

こんなことをしていたので、私のプライベートの時間はほぼなかったし、日々限界ギリギリだった睡眠時間もあの若さがなければやってられなかったと思います。

でも、無駄ではありませんね。「古い考え」なんて言われるかもしれませんが、「根性」が身についたし、あの日あの時の経験の数々が確実に今でも役立っています。

 

さてさて、話はそれましたが、まずは「営業部」から「販促部」に部署名が変わり、仕事の内容も少しずつ変わってきたのが、今につながる最初のきっかけ。

 

なので、「仕事がつまらん!」という人がいると、じゃあ、どんな仕事ならおもしろいのか提案してみたらいいんじゃない?と伝えています。

 

自分の仕事は誰もおもしろくしてくれません。自分が動いておもしろくするんです!ということで、次回に続く〜!