【前編】からの続き。その後、夫が捜索を続け、私は1時間ほど睡眠をとり午前3時にバトンタッチで捜索に。

 

夜間で声もかけられないし手がかりもまったくなく、またわずかに睡眠をとり、朝から捜索に出ました。

 

憔悴しきった私たちを心配して、義母が家に来てくれ、ご飯を用意してくれました。「ちょびちゃんは帰宅するからお祝いをしよう」とお赤飯が。春ちゃんの優しさに「絶対に見つかる!絶対に見つける!」と号泣しました。

 

「ちょびは今日絶対に見つけるから、お赤飯はそのとき食べる!」と宣言して、さっと食事を済ませて捜索を続けました。

 

野良猫ちょびとは二年間一緒に過ごしていろんなところを散歩しました。だからちょびが好む場所はよく知っているつもりです。

 

庭先、物置、材木置き場・・ちょびの好きそうな場所がありすぎてすべてに泣きながら声をかけるも反応なし。

 

出逢う小学生、おじいちゃん、みんながちょびのことを知っていて心配してくれました。

 

山の向こう側まで自転車でチラシ配りをしていた夫も、さすがに2日目の日が落ち帰宅する頃には弱気になっていました。ほとんど不眠不休、手がかりなし。私も何度も嫌な想像をしてしまい、それを打ち消していました。

 

こんなときに私まで弱気になってちゃいけないと、絶対に見つかるから!大丈夫!とお互い励まし合い一緒に捜索に出ました。

 

かけずりまわって22時半。夫が初日にちょびを見たと言った場所が気になって、もう何度も何度も何度も見て声をかけていたけど諦めきれず、しつこくライトで照らしていたら、猫の目が2つキラリと光りました。

 

もうその光を見ただけで、ちょびの目だとわかりました。目の離れ具合がちょびのそれだったのです。

 

私は反対側を捜索していた夫に「ちょび!いた!いた!!」と声を抑えて叫び、夫がちょびの近くへ静かに近寄りました。

 

パニックにならないように、なるべくいつもの遊んでいる時の声で「ちょび、ちょびちゃん」と二人で声をかけると「にゃんっにゃんっ」と確かにちょびの声。

 

この声!ずっとこの声を聞きたかった!何度もちょびの名を呼びながら、この可愛いちょびの返事を待っていたの!

 

もう耐えきれずに声をあげて泣きました。抱き上げた夫に「ちょび!ちょび!絶対に離さないで!」と叫ぶと、夫もしっかりと抱きしめていました。家のドアを開け、鍵をしめた瞬間に二人で大声で泣きました。

 

「ごめんね!ちょび!ごめんね!」と泣く私の横で、目をキラキラさせたちょびはいつもよりお喋りになって、どれほど外が楽しかったのかを伝えているかのように元気いっぱいでした。こんなに目が輝いたちょびは初めて見ました。

 

ちょび大捜索の間ひとりお留守番をしていてくれた「てつ」は外に出たちょびの匂いが気になるようで、クンクンと匂いを嗅いで後をつけていました。

ペット探偵の遠藤匡王さんが到着したのはその30分後。捕獲直後に連絡をしたところ、すぐ近隣まで到着していたので、ひとまず家に来ていただき話をしました。

 

家や車に貼ったおびただしい張り紙、猫捜索に協力してくれる家やポスティング先を色で示した地図を見た遠藤さんは驚いていました。それほど私たちにとって、ちょびはなくてはならない存在で必死だったんです。

 

遠藤さんと会話をする中で、とても親身で信頼のおける方だと思いました。もしペットが行方不明になり困っている方がいれば迷わず遠藤さんを紹介します!

 

遠藤さんにお詫びしてお見送りした後、春ちゃんのお赤飯を食べました。ずっと何を食べても味はしないし、喉が閉ざして食欲ゼロだったのですが、お赤飯のおいしさにまた涙。

私はすぐにパソコンに向かい、ちょびが無事帰還したことや感謝やお詫びを伝えるチラシを作って家に貼り、翌日夫と一緒に配り歩きました。

チラシを渡しに行ってもすでに町中みんなが「見つかったって聞いたよ!よかったね!」と声をかけてくれ、ちょびは引越しからわずか一週間で地域一の有名猫になりました。

 

もう絶対に窓を開けっぱなしにすることはしないし、猫たちが今どこにいるのか注意深く確認してからドアを開けることを誓いました。

 

そして、やはり外が大好きで生きがいのちょびから外の世界を奪うことはできないので、GPSなど絶対に迷子にならない対策をすべて講じて外の世界も楽しめる方法を考えようと思います。

外を眺める時間が増えたちょび

 

今回の大捜索。夫家族をはじめ、この地域の方々が心から協力的でそういう優しさにも数えきれぬほど涙しました。

 

感謝と安堵の気持ちでいっぱいです。とんだお騒がせ新入りファミリーですが、どうかよろしくお願いします!!


先に結論からお伝えしますが、無事ちょびは自宅に連れ戻すことができました。

 

ーー先日、私が植物の世話をしている際に窓からちょびが脱走しました。

 

強烈な後悔と焦りでちょびが逃げた!と夫に叫び、着の身着のまま外に飛び出して「ちょびー!ちょびー!」と大声で呼んでも姿は見えず…。

 

すぐ近くには交通量の多くスピードを出した車の多い道路。そして四方を山に囲まれて、山に逃げ込んだら食べ物もなく野生動物も多いし、探しようもなくなってしまいます。

 

ここに引越してきてちょびは外を一度も見たことがないので、土地勘もゼロ。きっと見知らぬ土地にパニックになり怯えているはず。

 

私の目の前に一匹の野良猫が山の斜面を登っていくのを見て、私は素足にサンダルでしたが構わず雪の中を叫びながら走って登りました。

 

叫んでも叫んでも道路の車の音が遠くで聞こえるだけ。とんでもないことになったという気持ちで真っ青になり駆け出しました。

 

町中を走り回ってもまったく見つからず…。帰宅して大急ぎで迷い猫のチラシを作り、家の壁にも私の車にも迷い猫のチラシやちょびの写真を貼り出して、多くの人の目に留まるようにしました。

その後夫とちょびを探しながらチラシを周辺全軒に投函。会う人会う人みんなが心配してくれ、優しい言葉をかけてくれ、ちょび探しに協力してくれました。

 

かなり早い段階でこれは私たちだけでどうこうできる問題ではないと判断して、猫探偵「ジャパンロストペットレスキュー」にも連絡を取り、翌日の夜に都内から来てもらうことにしました。

 

食事も喉が通らないけど何か食べないと捜索する体力が持たない。昼から日付が変わってもずっと駆け回って足も腰も痛いけどちょびが心配で、とにかく居場所を探しあてもなく歩き続けました。

 

そして深夜1時すぎに「ちょびみたいな猫がいる!」と夫から電話が。急いで駆けつけるも、姿を確認する前に逃げられてしまいました。(つづく)

 


引越し翌日に届いたルンバくん。

家具の多い1階にはセンサー付きを、2階にはセンサーなしのルンバくんを導入しました。

 

ちょびてつにも慣れてもらわねばならないので、どこでも逃げられる状態にしてルンバを起動。2匹とも散るように逃げていきました。

でも時間が経つにつれて警戒しながらも少しずつ近づけるくらいに慣れてくれました。

 

ただ、ルンバくんが基地に戻ってゴミを吸い上げられる音が大きいため、これが始まるとまた散るように逃げていきます。

 

ストレスになるとかわいそうなので、猫たちを2階に閉じ込めて1階のルンバくんに掃除してもらい私は階段や細々したところをダイソンで掃除。次は猫たちを1階に閉じ込めて2階のルンバくんに働いてもらっています。

 

それでも階上で動きまわるルンバくんの音が怖いらしく、2匹で猫砂に隠れてそのまま昼寝をして2時間くらい出てきません。

もはやルンバがいなければやってられません!ありがとうルンバくん!