とある会社さんの営業ツール制作のお手伝いをすることになりました。希望されていたのはA4サイズのリーフレット。

 

私は依頼をいただいたら、そのままスタートするのではなく、始める前に「なぜそれが必要なのか?」という目的について、じっくりお話を伺うようにしています。

今回お話を伺っていくうちに、あれ?必要なのはリーフレットじゃないんじゃないかな?と疑問を持ちました。

 

紙媒体をよりも、現在まったく活用しきれていないWebサイトに手を入れた方が、中長期的にみたらずっとずっと効果的だと思ったんです。

 

で、その場で一旦リーフレットのことは忘れてもらい、とにかく「今何に困っているのか?」についてリアルな現場のお話を伺いました。

 

そこで見えたのは、必要なのは小手先の営業ツールではなく、営業の仕組み全体から大きく変えること。

私の頭の中にある構想が現実化したら、きっとこの会社さんは今後営業レスでお問い合わせをいただけるようになり、営業に費やしていた時間はお客さまのために使えるようになる。

 

よりきめ細かなサービスができるようになって、ファンが増える。みんながHappyになれる仕組みづくり、めちゃくちゃ面白くなりそうです!

 

お客さまの「コレ欲しい」の根っこを知って、本当に合ったものを提案するのが、この仕事をしていて最高にクリエイティブで楽しい時間です。

 

これって、でんき屋さんでも、サロンでも、保険屋さんでも、建築も、アパレルもあらゆる商売でも言えることですね。

 

お客さまの「コレ、欲しい」をそのまま受け取らず、「何のために?」の目的を深堀りしてみましょう!


源泉舘の女将さんと山梨県甲府市の最高に美味しいお寿司屋さん「堤」さんの話題に。マスターは70歳で、お寿司を握り続けてなんと50年!

 

ここでコハダを食べたらもう一発でファンになること間違いなし。すべてが完璧に調和して、もはや食べるアートです。

初めて源泉舘さんファミリーとご一緒したとき、「こんなに美味しいコハダは初めて食べた!」と社長も絶賛でした。

 

コハダが美味しいということは、当然ですが、何を食べても超超超絶品!あああーー思い出したら食べたくなっちゃった!!!!

 

そんなお腹が空く会話の後に出た、女将さんの話が「なるほど!」でした。

 

「堤さんはお寿司も美味しいんだけど、何が素晴らしいって、奥さんのお茶を出すタイミングだよね!毎回ちょうどいい絶妙なタイミングでお茶が出てくる!」さすが、源泉舘の女将さんの視点だな〜と思いました。

堤さんの奥さんは飲み物を持ってきてくれるんですが、カウンターの奥の方に下がっていることが多いんです。でも、なぜか女将さんの言う通り、「あ、もうちょっとしたら、お茶を頼もうかな…」という絶妙なタイミングで新しいお茶が運ばれてくるんです。まさか奥さん、心を読んでいる!?

 

以前、東京のお寿司屋さんのカウンターで食べていたら、そこのお店の女将さんが私の横にピッタリくっついて話しかけてくれて、有り難いんだけど、真横にいて顔を見つめられて「どうですか〜」とか聞かれ続けたら食べづらいというか、「ゆっくり自分のペースで味わいた〜い!!」と思って、居心地が悪かった思い出があります。

でも、堤さんでは見られている感覚は一切なく、むしろ、あの奥へ下がった奥さんがどうやってこちらを見ているんだろう!?と驚くレベルで、本当にさりげなくサッとお茶が出てくるんです。

 

それに、女将さんはマスターの人柄にも触れ、「〇〇を食べたい」と言っても、「いや〜今日の〇〇はモノが良くないからあまり出したくないな〜。それなら今日の◇◇◇はかなりいいですよ!」と嫌味なく素直な意見を伝えてくれることも絶賛。

 

美味しいものを食べて欲しいという、ご主人の謙虚な想いが伝わってくるよね!という話になりました。女将さんの話は、日頃から自分も同じことをしている人にしか気付けないことだと思います。

 

20代の頃「靴をピカピカに磨いている人は相手の靴が綺麗なことにも気づけるけど、そうでない人は気付けない」という話をある方から聞いて、その通りだ!と思ったことがありました。

 

相手の気配りや優しさって、自分が持ち合わせていないと気付けないし、感謝することもできないから、もっと気配り力を身につけなくちゃ。 源泉舘の女将さんとの会話は気づきが多くて面白いです♪

こちらの堤さんネタでもお腹空かせてくださ〜い!笑

共感してもらえそうな人にだけ紹介したいお店

美味しいお寿司を食べながらお馴染みさんのありがたさを想いました

「本物」にたどり着いたら迷いがなくなった!この道53年の重みある言葉


夫・圭ちゃんは早朝から働きに出て、夜に帰宅する生活。妻の私は自主的に外に行かない限りは基本自宅で引きこもりデスクワーク&執筆生活。

自宅にいると、どうしても家のことが気になってしまう。洗濯、掃除、食材買い出し、ご飯のしたく・・それに加えて普段の仕事もあるし、気づけばあっという間に圭ちゃんの帰宅時間になってしまう。

 

そして夜が来て「執筆は明日がんばろう」ループ……。

 

これじゃ一生本が書けない!! と、執筆に本腰入れるため、圭ちゃんに「ごめんねできない宣言」をしたら、優しい言葉が返ってきた。カフェで執筆するようにした私の帰宅を、ご飯作って待っていてくれる。泣ける…。

洗濯も溜まったら夜に一緒にやればいいし、ご飯も休みの日に作り置きすればいい。執筆を最優先に、生活は無理なくやろう、ってことになりました。

 

コロナ前の私の働き方は、月曜〜金曜の深夜まで出張で、土曜は溜まったデスクワーク、日曜は月曜の出張先へ前入りかデスクワークって感じだったので、家事は余った体力でしていたくらいでした。

 

めちゃくちゃ大変な生活でしたが、ある意味「諦め」が容易だったので、できない自分に対しての気持ちはラクでした。

 

そこから自宅にいる時間が一気に増えたことによって、なんだか「家に居るなら家事をせよ」みたいな勝手な強迫観念に駆られていたんですよね。

 

で、自分で自分を追い込んで、家事も仕事もしなくちゃって、いっぱいいっぱいになって、結局中途半端なまま1日を終える自分を卑下して…。

これじゃダメだーと圭ちゃんに弱音を吐いて、できない自分を認めて、とにかく一つのことだけに集中するようにしたら、気持ちが少しラクになりました。

 

洗濯物が干しっぱなしでも罪悪感を持たない。夜に二人でスーパーのお弁当を買いに行っても罪悪感を持たない。

 

・・と、今はまだわざわざ自分にそう言い聞かせている日々ですが、もうちょっと肩の力を抜いていけたらいいなー。そして、相手がやって当たり前、なんてことは一つもないから、感謝は常に忘れずにいよう。

 

無理しない。いい加減。で、がんばろう〜♪