印刷会社の営業部に所属した頃、伝えることの大切さを身に沁みて感じました。

 

例えば、「高級感のあるデザイン」と言っても、黒と金を連想する高級感もあれば、白とグレーのシンプルなデザインをイメージすることもできます。

各自が己の感覚を頭の中だけに浮かべた状態でお客さまやデザイナーとやり取りしてしまっては、「思っていたものと違う!」ということになって、全方向に迷惑がかかってしまいます。

 

だから、お客さまが「もっとシンプルに」と希望した場合は、イメージに近い画像を一緒に検索して「この〇〇のイメージでシンプルに」と10人中10人がわかるようにするのが、営業の重要な役割でした。

 

ところで、Chat GPTは文章やアイデア、画像などを生成してくれる便利なツールですが、もし思い描いているイメージがあるのなら、「猫のイラストを描いて」と言っても自分の望む画像は出来上がらないでしょう。

「漫画のドラえもんに出てくるキャラクターのようなタッチで、耳と手足と尻尾が茶色、目はブルー、他はクリーム色の雌猫が、青空と芝生が広がる中に一本立った大きなリンゴの木の上で、蝶々と会話を交わしているイラストを描いて」というように、「超」具体的に伝える必要があります。

 

Chat GTPは何度やり直ししてもらっても彼の気分を損ねることはありませんが、対人間の場合は摩擦が起こってしまいますから、イメージのすり合わせはめちゃくちゃ大事!

 

デザインに限らず、何か伝えるときは「具体的に伝える」ということを心がけていきたいなぁ〜と改めて思った最近でした♪


facebookを頻繁にやっていたあの頃、インスタで発信をする機会が増えてきた今。そして、13年休まず続けているブログ。

 

いろいろ発信する中で、唯一ブログで発信する時にだけ「言葉」を頻繁に調べていることに気づきました。

この言葉の使い方は正しいのかな?もっといい言葉はないかな?どの漢字が適しているのかな?

 

ブログを通じて文章を書いてみると、うろ覚え状態で使っている言葉の多さに気づけるし、調べることで新たに使えるようになる言葉や表現が増えていきます。

一方、日常会話やSNSでの発信は、すでに自分の引き出しにある言葉しか使わないので、言葉を調べることはほとんどありません。

 

やっぱり「文章を書く」って特別だし深い行為なんですよねぇ。使える言葉を増やせる貴重な場でもあるんですね、ブログって。

 

わざわざ難しい言葉を使う必要はないけれど、自分にはない、新しい表現や言葉を積極的に使ってみてください。人生が豊かになりますよ〜♪


Amazonプライムビデオで『バンクシー 抗うものたちのアート革命』というバンクシーのドキュメンタリーを観ました。

「観ました」と言いつつ、なかなかまとまった時間がとれず、ランチタイムに10分観ては夜ご飯を食べながら10分観て・・という感じでまだ途中ですが、おもしろすぎてブログに書かずにはいられず、今こうしてパソコンに向かっています。

 

バンクシーの作品には必ず伝えたいメッセージがあって、それを暴力や暴動など力ずくで伝えるのではなく、アートを通じてより多くの人に関心を持ってもらえるように捻りを加えて伝えるのが天才的!

そんなバンクシーの作品を観ていると、やっぱり考えてしまうのは販促のこと。

 

商売には軸(揺るぎない強烈なこだわり)があって、それを伝えるメッセージ(ドンピシャな言葉)が必要で。

 

その二つがなければチラシでもSNSでも何を発信しようが単なる宣伝「とにかく来てよ、とにかく買ってよ」になってしまう。そんな空っぽの発信は誰にも届かないし、振り向いてもらえない。

 

バンクシーのメッセージに心を奪われるように、私たちの発信だって、伝え方次第で受け取ってくれた人の心を掴むことができるんです!

 

さぁ、軸を持とう!メッセージを掲げよう!そして、伝えよう!

 

この本も面白いですよ!
Casa BRUTUS 特別編集 バンクシーとは誰か?【完全版】