「旅行に行くのにこのサンダルがあれば快適だろうなぁ〜!」「このミニヒーターがあれば脱衣場がポカポカになるなぁ」

 

私たちはその商品がある場面を想像して「欲しい!」と感じていますよね。

でも、売り場に並んだ商品を見ただけでは、その商品が生活の中で具体的にどう役立つのか、なかなかイメージが湧きません。

 

そこで、その商品を使っているシーンが目に浮かぶよう、具体的な言葉にして伝えてみましょう。

パパのしごとはわるものです』というこちらの絵本。子どもに読みきかせている場面が浮かんできませんか。

 

「いつでも・どこでも・誰でも」ではイメージが浮かばず「欲しい」につながりづらくなってしまいます。

 

その商品の「使いどき」はいつでしょう?どんな場面でどのように役立ちますか?絞る勇気を!


ターゲットを絞りすぎてしまうと、当てはまる人が少なくなってしまうから不安。そんなことを考えていませんか?

上のPOPのように、「小学5・6年生のパパ・ママ必見!!」とターゲットを絞って呼びかけることで、当然当てはまる人は「え、何だろう?」と気になって、その先を読みたくなりそうですよね。

 

おもしろいことに、ターゲットど真ん中当てはまらなくても、近いところにいる「4年生のパパ・ママ」も思わず気になってしまうことが多いんです。

 

これをうまく突いている本のタイトル、実はよく目にします!

  

このように「29歳からの〜」とか「36歳から〜」と言われたとき、自分の年齢が近ければついつい気になってしまうんですよね。

 

実際、私は村尾隆介さん著『あたりまえだけどなかなかできない29歳からのルール』という本を書店で見かけて、28歳の時に購入しました。

 

これまたおもしろいんですが、「29歳」と書かれた本を28歳で読んでいることに「優越感」のようなものを感じるんですよね(笑) これ、共感してくれる人いるかな?

 

こうした人の心を上手にくすぐれるのも、ピンポイントで絞っているからこそ。

それから、もう一つ注目して欲しいのが、上で紹介した3冊の書籍の年齢部分を取り除いたタイトルに変えてみると、響く度がものすごく下がってしまうと思いませんか?

 

このほかにも、調べてみたらたくさん出てきます!なるほど、気になっちゃいますね。「10歳の君に贈る〜」なんかは、10歳の誕生日プレゼントとしても需要ありそう。

「ターゲットを絞ったら、当てはまる人が少なくなりそうで不安だから、絞りすぎずザックリでいいや♪」では、誰にも響かない販促になってしまうかも。

 

絞られれば、絞られるほど、気になる。ぜひ、絞る勇気を!


今月末は楽しみなイベントがあります!それは、源泉舘さんのお味噌づくり!

源泉舘さんの源泉水と幻の曙大豆という、最高の素材でつくるお味噌は絶品!「源泉仕込み味噌」を食べるようになってから、9年間お味噌を買ったことがありません。自宅にいる日はほぼ毎朝お味噌汁を飲んでいます♪

 

お馴染みさんたちも気さくでいい人ばかりだし、味噌友(味噌作りを一緒に楽しむお友達)と楽しい時間が過ごせるし、今からワクワクしています!意外と?私は今回で10年目のベテラン選手なので、今年はさらに美味しいお味噌を仕込むぞぉー!

さてさて、源泉舘さんでは1、2月に行なわれるこのお味噌づくりに合わせて多くのリピーターさんが宿泊に訪れます。

どうしても「ぬる湯」の旅館をみると、夏がピークで1、2月は閑散期になってしまう(本当は、ぬる湯にしっかり入れば、体の芯からポカポカ温まるんですけどねぇ〜)のですが、源泉舘さんでは、このイベントが宿泊予約につながっているんです。

 

私はこのイベントが始まったくらいの頃から参加させていただいているんですが、最初はそこまで多くなかった参加者さんも、今では日程をいくつかに分けて行なうほどの大盛り上がり!

しかもこのお味噌づくりイベントの凄いところはこれだけではなく、畑作業、夏の草取り、枝豆収穫などなど、年間通してお馴染みさんたちが集まれるようになっています。

 

田舎育ちの私は、じいちゃんばあちゃんの畑や田んぼで農作業を手伝うのが恒例行事だったので、「旅館に行ってまで草取りするのー!?」とビックリしたんですが、何年か前に源泉舘さんで雪かきを楽しむお客さんを見てハッと気付きました。

 

自分にとっては当たり前でも、他の人からしたら特別な体験だし、それを特別な人たちと集まってやれることがまた楽しいんですよね。私が毎年楽しみにしているお味噌づくりも全く一緒でした!

 

もしかしたら、自分たちがお店で当たり前にやっていることの中に、お客さんがワクワク楽しみにしてくれるイベントの種があるのかもしれません!ぜひ探してみてくださいね〜。