ブログセミナーの中でお伝えするんですが、ブログネタの基本は、「◯◯のプロとして、相手のお役に立つ情報を伝える」こと。

ただ、それだけではお互いに飽きてしまうし、単なる便利屋さんでしかなくなってしまうので、「自分らしさ」を出していくことも大切。プライベートネタもいいし、こんな話題もおすすめしています。

この職業だからこそ身に付いた、おまけ的なスキルや経験を相手の役立つ情報に変えて伝える小ネタ。

 

例えば、私は出張経験が豊富。これを相手のお役に立つ情報にするなら、「ササッとできる荷づくり法」や「失敗しないホテル選び」などをお伝えすることができます。

 

そこで書いたのがこちらのブログ。⇒ 女性の出張&ビジネスホテルを快適にするコツ!おすすめ旅行グッズも紹介するよ!

 

実は、このタイトルも検索ワードを狙って書いていたんですが、この記事がおもしろいご縁のきっかけになりました。

ライターのヨダエリさんが担当されている、4月24日の日経新聞夕刊の「常識ナビ」というコーナーで、ホテル選びなどのコツをコメントさせていただきました。

お役に立つことを発信し続けていると、すてきなご縁に繋がっていきます。ぜひ、あなたの「人より豊富な◯◯な経験」からお役立ち情報を聞かせてくださいね♪

 

 


訳あって屋久島のツアーガイドを2社にお願いすることになり、初日の白谷雲水峡は「屋久島人」さんで申し込むことに。結果的に、違うガイドさんを体験したからこそ、見えてくるものがありました!

上の男性、ひげめがね・ガッキーこと水柿さんは、冗談8割・まじめ2割で楽しいガイドをしてくれました。ガイド以外に、ガッキーが何気なくやってくれたことで、すごく嬉しかったことがあります。

それは、写真の撮り方が素晴らしく上手なこと。

 

例えば上の写真は、橋を渡っているときに前を歩くガッキーに「写真撮って!」とお願いしたんですが、「ここで撮るよりあっちで撮った方が伝わるから」と言って、わざわざ橋の上から撮ってくれました。

 

確かに、その場で普通に撮ったら、この壮大な自然や橋の高さや雰囲気が全然伝わらなかったなぁ〜。ガッキーありがとう★

 

それに、途中に立派な屋久杉があったんですが、はしゃいで写真を撮る私たちに、「あとで写真を見ても、この大きさってイマイチわからなくなっちゃうよね!あそこに立ってみて!」と言って撮ってくれたのが、この写真!

こうして木の横に立てば、サイズ感が伝わりますよね!しかもそれだけではなく、「ブログ用にヨコの写真も」と言って、ヨコ型でも撮ってくれました!そうなの、そうなの!これ、かなり重要なんです!!

「ガッキー超すごい!」と油断していると、こういうイタズラをしてくるんですが・・・笑

そのあとちゃんと撮ってくれました。笑 なんせ冗談8割・まじめ2割ですから。なにげにこれもいい思い出になっているし!

他のガイドさんのツアーも経験して感じたことは、ガッキーが何気なく撮ってくれた写真は、私たちの楽しさが伝わるのはもちろんだけど、どれも屋久島ならではの景色がちゃんと伝わる写真だってこと。

ただシャッターを押すだけの人が圧倒的に多いと思うけど、ガッキーのおかげで素晴らしい思い出が残せました。そうそう、道中こんな嬉しい心遣いも。

ガッキーの家族みんなでつくってくれた、自家製たんかんゼリー!すっごく美味しくて疲れが吹っ飛びました!

それから、屋久島のお水を汲んで、その場で湧かしてアツアツの屋久島茶をいれてくれました!

歴史とか、木や花の名前は覚えれば誰でも言えるし、インターネットで調べればすぐにわかるけど、後々眺めて嬉しくなるような写真を撮ってくれたり、忘れられないおもてなしをしてくれたことは、普通のガイドさんではできない特別なものでした。

 

だから、また屋久島に戻ってきたら、間違い無くガッキーにお願いしたいし、これから屋久島に行こうと思っている人には、迷わず「屋久島人」をおすすめします!予約時、「ガッキー」もしくは「ひげめがねの人」で指名するのが確実かも!

そうそう、今日のブログタイトルの話に戻るけど、普段の仕事の中で何気なくやっていることってありますよね。ガッキーの写真や冗談8割のように、それって実はすごい魅力だったり、選ばれる理由だったりするんですよね。

 

私たちも、自分のそれに気付けて発信できたら最強です!発信しなくちゃ、伝わらないから、発信しましょ!

 

最後に、ガッキーがよく言っていたセリフ、私が大好きな曲でした。Don’t Worry Be Happy♪ 今日はこの歌を口ずさみながら、たのしごとしましょう!

 

 


屋久島に行ってから、屋久杉のことばかり考えてしまいます。自然の大きさに圧倒されたし、すごく尊いものだということも知りました。

屋久島中央の山部分は、火山からうまれた花崗岩(かこうがん)でできていて、その岩の上に杉などの種が乗って、発芽して、成長するそうです。でも、雨が多い屋久島だし、岩の上の種はすぐに流されてしまいそうですよね。

それを食い止めているのが、苔なんです。苔が種を岩の上にとどまらせて、水分も与えてくれるんですって。

また、樹齢1000年を超える「屋久杉」たちの上には、新しい木々が何本も生えて根が絡み付いていました。若い命のために、自らの身体を差し出しているような、そんな屋久杉の生き様はかっこよくて、なんだか切なさも感じました。

そして、大きな体を支えるのは、そこらじゅうに張り巡らされた力強い根。根があってこその立派な幹や美しい花や葉ですね。

木を切ったり、花を摘んだりするのは、彼らがこれまで一生懸命に生きてきた結果を断ち切ってしまうことだから、「ありがとう」「ごめんね」の気持ちを持たなければいけないな。

 

屋久島で出逢った苔たちのように、お客さんの種が発芽して根が伸びて安定するまで寄り添える仕事をしたいな、なんて考えていました。

そして私自身も、毎日少しずつ成長して、しっかりと根を張って屋久杉のように成長して、若い芽のためにこの身を差し出せるような、器の大きい人間になれるように頑張るぞー!

そんなことばかり考えてしまう。どうしよう、屋久島に恋をしてしまったかも。本当に行ってよかったーー!そして絶対にまた行こう!!!!!