印刷会社で働いていた頃の経験上、「販促物はぜんぶ印刷会社にお任せしちゃってるよ!」という場合、自分たちの販促物に無関心になりがちです。

 

補助金などの予算が出た場合や、チラシの手配をするように上司から頼まれた担当者さんなどの中には、その物をつくることが目的になってしまっている場合も多く、「安く、早く、おまかせで、いいもの作って!」が合言葉でした。

まっす〜困る

このチラシを出したことでどんな結果が出たのか、誰がどんな反応をしてくれたのか、そういうことにも興味がなくなってしまっているクライアントさんをたくさん見てきました。

 

そんなとき、クライアントさんに自分たちの販促物に関心を持ってもらうために、私が取り入れたのは「スタッフさんの写真を販促物に入れること」でした。

IMG_5952

自分の顔が入るとなったら、どんなチラシになるのか、それを見たお客さんはどう反応するのか、すごく気になりますよね。顔出し販促は、嬉しい反応を得られることが多いので、「販促物 = 楽しい」に変わる場合が多いんです。

 

もし、スタッフさんたちが販促物に興味を持たずに困っている社長さんや店長さんがいたら、解決策は「顔写真」かもしれません。恥ずかしさから反対意見も出るかもしれませんが、そんな時は、まず小さな写真からスタートしてみましょう。

スキャン

それで1年後はこのくらい出していきましょう(笑)

 

今日のブログがあなたの“たのしごと”のきっかけになりますように☆ポチッと応援よろしくお願いします!

すごはん


 

入り口のドアを開けた瞬間に「うわ〜!コレもいいな!アレもいいな!楽しい!」と思うお店と「あ、もうお店から出よう」と思うお店ってありますよね。

お店

サービスエリアやお土産屋さんなど、売っている商品は同じでも感じる、この「違い」って何でしょう?

 

私は、売場の「温度」が違うように感じています。買い物をしたくなるお店は、売場全体から商品に対する愛やワクワク感、明るさが溢れ出しています。

IMG_6247

ディスプレイやPOPなど、買い物を楽しませてくれる仕掛けが隅々に施されていて、それらが「温度」となって伝わるんですよね。

IMG_6245

温度の高いお店は、アレもコレも欲しくなって、買い物が楽しくなるのですが、温度の低いお店は、何を買っていいのかわからずに迷うから、結局面倒臭くなって何も買わずにお店を出てしまう・・・。

IMG_6240

「買いたくなるお店って何だろう・・」頭でアレコレ考えるより、売場を見たら一瞬でわかりますね!ららぽーとTOKYO-BAYさんの1Fにある、ペットエコ横浜さんの売場を見て、つくづくそう感じました!

 

 

今日のブログがあなたの“たのしごと”のきっかけになりますように☆ポチッと応援よろしくお願いします!

すごはん


あるお店のスタッフAさんに手書きPOPの書き方について伝えようとして、化粧水のPOPをお見せしました。

 

Aさん:えっ?たっか〜! 化粧水8,000円だって!ありえない!

 

POPを見たスタッフさんのリアクションがとても良くて、面白かった!どうして、こんなに高い物を買うのか、不思議がるスタッフさん。そこで、こんな話をしました。

 

スクリーンショット 2016-02-12 21.24.48ます八:例えば、お財布ってお金やカードを入れる役割を持ったものだけど、千円のものもあれば、10万円するものもあるよね。Aさんの使っているお財布は千円?

 

A:違うよ、8万円だよー!

 

スクリーンショット 2016-02-12 21.24.48:えー!?千円でも買えるお財布は、そこら中にたくさん売ってるのに、どうして8万円も出して、そのお財布を選んだの?

 

A:好きなブランドの物を持ってると、テンション上がるから!

 

スクリーンショット 2016-02-12 21.24.48:そうそう!その気持ちになるために、お財布が千円でも買えるのに、数万円払ったんだよね!つまり、Aさんは、お財布をお金を収納する道具としてだけじゃなくて、〝Happyな気持ちになれる〟とか、そういう部分に価値を感じて、たくさんのお金を払ったんだよね!

 

A:あっ、そういうことか!

 

スクリーンショット 2016-02-12 21.24.48:もちろん、それに求めるものは人それぞれ違うから、千円のお財布で十分って人もいれば、何十万円のお財布じゃなきゃ嫌!って人もいるでしょ?だから、8000円の化粧水も、Aさんは高い!って思うけど、他の人は安い!って思うかもしれない

 

A:確かに!

 

スクリーンショット 2016-02-12 21.24.48

:だから、何でも安いものしか売れないとは限らないし、POPを使って商品にどれだけ素敵な魅力があるか伝えることで、その価値にまだ気づいていない人に「あ、これ必要だ!」って思ってもらえそうだよね!

 

A:うわ〜!そっかぁ〜!それじゃ、うちの商品の価値も伝えなきゃヤバイじゃん!

 

こうして、無事、販促の書・第1章がスタッフさんに伝わりました。アルバイトさんや若手スタッフさんに、こうした考え方を理解してもらうには、まずは身近な例え話で自分の行動や体験に置き換えて考えてもらうところから始めるといいですね。

 

今日のブログがあなたの“たのしごと”のきっかけになりますように☆ポチッと応援よろしくお願いします!

すごはん