まだ会社勤めだった頃、ガツガツ新しいことを学び、実践しまくっていた私は、仕事を抱え過ぎて、一人残業の日々でした。

げっそりまっすー

実際は暴食に走り、逆に太っていきましたが・・(笑)

 

新しいアイデアを練って、原稿をつくって、ラフを描いて、お客さんとやり取りをして。POPを書いて、反応をみて、改善して、また実践して。気がついたら、手元には自分にしかできない仕事だらけになっていました。こうして、仕事は増えていく一方。

 

そんな時、社長から言われたのが、「仕事を細分化して他の人に引き継いで、増澤はどんどん新しい仕事をしろ」ってこと。店舗の販促支援をするのに、チェックリストをつくって、後輩でも私と同じ目で売り場を診られるようにしたり、私と同じようにPOPを書けるように、書き順やポイントをまとめた資料をつくったり。

スクリーンショット 2015-06-17 20.49.35当時作成した懐かしい資料

 

新入社員がすぐにできるようになる資料だから、相当な細分化と超わかりやすい資料をつくるスキルが身についていきました。あと、なかなか仕事に熱が入らない人のモチベーションの上げ方とか。

 

こういう機会も与えてくれた社長には本当に感謝で、何かを経験したら、できるようになったら、知識を得たら、それらを細分化して誰でもできる言葉に変えて伝える、というクセがつきました。これは、すぐに実践できる販促セミナーやこのブログなど、バッチリ今に繋がっています♪

 

SNSで個人の発信が世界中に広がる今は、自分のノウハウを自分だけのものにせず、みんなにシェアして、信頼や関係性を築く時代。何だか知らないものを隠し持っている“自称プロ”より、知識を気前よく発信してくれる人の方が、プロとして信頼できますよね。知識を細分化して発信するクセをつけましょう。

いろいろ

ところで、深夜に一人で会社にいて一番怖かったのは、黒くて素早い「あの虫」が出ること。奴の存在を確認したら、もう仕事どころではありません。今思い出しても震えます・・。


先日、POPセミナーに参加してくれた、みそ工房さんが、気付きを実践に繋げている様子を見せてくれました♪

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「きな粉」と言っても、何も伝えなかったら、隣の大袋で安い方が魅力的に見えてしまう。だから、こうして伝えなきゃだめだよね!と思ってPOPを書いたそうです!素晴らしい〜!

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こうやって、気付きを次々と行動に繋げていけるのって、最高!ブログ読者さんからも、たくさんの「コレやってみたよ」という声が届くのは嬉しいです♪

 

一方で、時々「この商品を売りたいけど、どんなPOPを書けばいいか教えて」というメール・メッセージをいただくのですが、それには答えられません。

 

私は、ブログには無料で販促のヒントをたくさん書いているけど、個々のアドバイスなどは、仕事としてお受けしているので、それを無料サービスするわけにはいかないのです。自分が行きつけのスーパーでリンゴを買った後ろで、その店員さんが別のお客さんにリンゴを無料プレゼントしていたら・・嫌ですよね。

ビックリし過ぎて入れ歯がふっとぶおばあちゃん

答えを見つけようと思っても、このブログには答えはありません。でも、ヒントはたくさんあります!答えを誰かに求めて、それを実践するのでは、毎回答えを人に聞かなければ何もできないままです。ヒントを見つけて、それを自分のお店に落とし込んで、自分で考えて答えを導き、実践することが大切なんです。

 

それができるようになれば、郵便受けに入ったDM、朝刊に折り込まれたチラシ、街のあちこちで目にする看板など、すべてがヒントになります。

 

ちなみに、こちらのブログはまだ2ヶ月分のヒントしか蓄積されていませんが、以前更新していたアメブロには三年半分の販促ヒントが詰まっています!ぜひチェックしてみてくださいね。

 

そうそう、セミナー情報を更新しました!東京・帯広・埼玉いきま〜す!詳しくは下の画像をクリックしてくださいね♪

ところで、早いもので、先日商業界8月号の原稿を仕上げました。10回目の連載と、もう一つ意外なテーマで記事を書いていますので、お楽しみに〜!


今月のクーリエジャポンは「言葉の力」というテーマ。まだ読めていないけど、おもしろそう!

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私も普段から言葉の力を活用しています。例えば、私がPOPやチラシを考えるときに、必ず「どうしたら、読みたくなるかな?」ではなくて、「どうしたら、読まずにいられなくなるかな?」と考えます。

 

それは、たった数文字の違いなんですが、「〇〇せずにいられない」に置き換えて考えるだけで、普通では思いつかないような大胆なおもしろアイデアが浮かんでくるんです!

ハートの目の女の子

あと、教育にもこの考え方は大切で、「部下のAさん、どうしたらもっと会議で意見を言ってくれるかな?」では、Aさんを責めるアイデアばかり浮かびます。

 

そこで、「Aさんが意見を言わずにはいられない会議にするには?」で考えると、リズムに合わせて順番に意見を言うゲームを取り入れてみよう!など、明るいアイデアが浮かびます。

ひらめく

たとえ社内であっても、自分の働く会社のことを「この会社は」ではなく、「うちの会社は」と言うことで、思考も行動も変わるでしょう。

 

だいたいの意味は同じでも、そのたった数文字がもたらす影響は大きいんです。POPでも、「とても美味しい」より「とてつもなく美味しい」と書いた方が反応がいいのは、なんとなくわかりますよね。

 

普段から言葉の違いとその効果を意識していきましょう。販促にも、人間関係にも必ず役立ちますよ♪