ガラケーを愛用中の母。スマホに替える予定もないようなので、iPadをプレゼントしました。iPadカバーとAirPodsもセットにして大奮発!

 

さっそく実家に持って帰って、初期設定や便利なアプリのインストールなどを行ないました。とても喜んでくれて、さっそく色々な楽しみを見つけているようです。

 

料理はYouTubeを参考にして、お気に入りのユーチューバーもいるらしい。Twitterも駆使して趣味の情報収集もしています。

 

「携帯のCメールがあるから必要ない!」と言い張っていたけど、LINEを使えるようになって、スタンプまで送ってくれました。

たまに「指紋認証ができないけど、どうしたらいい?」とかSOSの連絡がきますが、バッチリ使いこなしているようです。ワイヤレスのAirPodsも気に入ってくれたみたい!なんだかすっかりハイテク母に!

 

「難しいから自分には無理!」と思っているのは最初だけで、実際に行動してみれば案外簡単なものってありますよね。

 

母のチャレンジ精神を見習って、私も新しいことを恐れずにチャレンジしていこうと心に誓いました!

 

今度実家に帰ったら、母の喜びそうなアプリをいっぱい入れてあげよ〜っと♪


ギリギリ間に合ってよかったです。ずっと行きたかった木喰展に行けました。

山梨県身延町で生まれた木喰さんの生誕300年の特別展です。先日、NHKの日曜美術館でとっても素敵な特集があったので、知っている方も多いかも。

 

展覧会場近くの源泉舘さんでも、以前こんなPOPを書かせていただきました。

簡単なのに目立つ!手書きPOP 3つの小ワザ

 

木喰さんの優しさに溢れた仏像を観ていると、心も顔もゆるみます。まんまるの笑顔って、いいなあ。

「迷う魂を、その微笑に摂取するかのように見える」NHKでそう解説がありましたが、本当に、この微笑と向き合ったとたん、心がふわっと軽くなりました。

 

木喰さんの、大きくてまんまるの心に触れられた、いい時間でした。木喰さんにちなんだ、地元の子どもたちの作品展も素晴らしかったです。

 

木喰展は2018年10月21日まで。興味のある方はぜひ!


締め切りを過ぎた原稿を書きながら、思い出したことがありました。

印刷会社に勤めていた頃、依頼を受けて伺えば、担当者さんの大半は面倒臭そうに販促物と向き合っていたんです。だって、いつもの仕事にプラスアルファでやらなきゃいけない「余計仕事」だと捉えている人が多いから。

 

当時、「たのしごと(楽しい仕事)」という言葉は私の中でまだ生まれていなかったものの、「たのはん(楽しい販促)」という言葉をつくって大切にしていました。

 

依頼通り販促物をつくるだけじゃなく、お客さんが笑ってくれる様子を想像しながら、私だけが考えるんじゃなくて、担当者さんと「一緒に」楽しみながら販促物をつくることが大事だなーなんて考えていたんです。

 

中でもお堅い企業のチラシのお手伝いをさせていただいたときは、特に楽しかったです。担当さんもノリがよく、めちゃくちゃ面白い販促物をバンバン形にしていきました。

ところがある日、その企業の偉い人から呼び出されたんです。呼び出し電話の雰囲気からして、「良くない話」というのは想像がつきました。

 

話はこうです。担当さんが、数ある業者の中から私を指名して、楽しそうに販促物づくりをしているなんて怪しい!今までの綺麗でカッコいいチラシとは違う、手書きのチラシに変えるなんておかしい!ということを、この20倍はキツイ言葉で言われました。

 

さらに・・・私たちが付き合っているんじゃないかって疑惑まで持たれてしまったんです!もちろん事実無根のありえない話!!

 

肝心の結果はちゃんと出せていたのに、話を伺えば、この偉い人は綺麗な写真ドーン、かっこいいイメージ的なキャッチコピードドーーンの、よくあるパターンのチラシが好きだったんです。

 

完全に男女の仲を疑っている偉い人は、今進行中の販促物はすべて中止、もう二度と私には仕事を出さない宣告までされました。そして、担当さんは販促物制作の担当から外されることに。ひ、ひどいーー!!

その場では耐えに耐えて会社を後にし、営業車で信号を曲がった瞬間に、悔しさのあまり大号泣でした!!対向車線の運転手はさぞびっくりしたことでしょう。笑

 

今思えば笑える話で、そこまで言われるくらい親近感あふれる手づくり販促物は、偉い人や業界の常識はずれだったってことだったし、販促物づくりを楽しんでやるなんてありえないことだったんですよね。

 

ちなみに、10年以上経った今、その業界は「親近感」が大事なテーマになっていて、手書き販促物も溢れています。

 

あの当時は、全治1週間くらい引きずるダメージを心に負いましたが、今は笑い話だし、いい経験だし、あの当時からまったくブレていない今の自分の立ち位置確認の場だと思えば有り難くすら感じています。

 

さーて、そんなこんなで原稿仕上げまっす〜!