私は極度の面倒臭がりだし、物を増やしたくない性格なので、お店でパンフレットをもらって、保管しようなんてほとんどありません。

 

ただ、こういう仕事をしているから、参考になりそうなものは大切に保管して、ヒントが欲しくなると、コレクションを広げます。

 

昨日、締め切りを過ぎた原稿に向かい合うためデスクに向かっていると、ふと視界に入った販促物を手に取って、改めて「これ、いいな〜」と眺めてしまいました。

そう、昨日のブログで紹介した、小松屋さんの「50のテーブルマナー」です。

 

普通のお店の販促物は見るのも手に取るのも面倒臭いのに、どうしてこれはこんなに文字がぎっしりなのに、面白くて読んでしまうんだろう?

 

きっとここには「この好きすぎる想いを誰かと共有したいっ!」という愛のシェアが詰まっているからかな、なんて思いました。

 

これに近いのが、テレビ番組の「マツコの知らない世界」じゃないでしょうか。

 

たま〜に観るんですが、全然興味がないテーマでも、超マニアックなゲストの方の話を聞いているうちに、面白くなって興味が湧いてくる。それに近いものを感じました。

「売ろう!売ろう!利益!利益!」みたいな自分の損得だけの、圧が強い販促物は面白くないし、聞く耳が持てないんだけど、「好きすぎる想いを誰かと共有したいっ!」という人の話は面白い。

 

販促物は常にそういう気持ちでつくっていくことが大事ですね。もちろんブログも!

 

ということで、お宝ゲットしたので、コレクションに追加しちゃいました♪

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以前、あるスーパーで「モーカ」というサメの売り場に「骨がないから食べやすい!」とおばあちゃんのイラストとともに書かれていて、なるほどなぁ〜と感心しました。

 

販促はこうやって「商品の特徴によって、誰にどんないいことがあるのか」を伝えることが大事ですね。

でも、それには想像力が必要です。想像力が豊かでないと、その商品を使っているシチュエーションが見えてきません。

 

よく、想像力の貧富の差は生まれ持ったもののように考える人がいますが、私は、そんなことはないと思っています。

 

例えば、想像力を使わずに「この化粧水には〇〇が配合されているんです」と、ありのままの商品の特徴を伝えようとする人がいますが、これではお客さんにとっては「よくわからない」伝え方ですね。

 

そこで、そのセリフをお客さんに伝えたときのリアクションを想像します。こんな感じです。

 

お客さん「〇〇が配合されていたら、何がどういいの?」

 

スタッフ「皮脂の量をコントロールしてくれるので、化粧崩れしにくいんです」

 

このように、一旦お客さんのリアクションを想像して、それに対する答えをPOPやチラシの販促物で伝えてみると、わかりやすくなります。

これをさらに具体的にイメージできるようにするためには、「お客さんの声」も一緒に伝えるといいですね。

 

スタッフ「朝にお化粧をしたら、夜までお化粧直ししなくてよくなった!と実際に使われたお客さまから喜ばれているんです!」

 

という感じで、自分自身やお客さんの体験談を織り交ぜてみると、商品のよさがかなり具体的に伝わるようになりますね。

 

機能や成分、製法など、専門知識をお客さんに伝えても、お客さんはプロではないのでわかりません。お客さんに伝わるように、具体的な生活に落とし込んで伝えるようにしてみましょう。

そうそう、もうスーパーの売り場には私の大好物が並んでいました!いよいよスイカの季節がやってきましたね〜♪

 

スイカってどうしてあんなに美味しいのだろう。思う存分味わえる今の時期に、後悔しないようにた〜ぷり食べ尽くしたいと思います!


「販促物に掲載するための写真をメールで送ってください」そんなやりとりをしたことがある方は多いのではないでしょうか。

 

さぁ、あなたの手元に「5分以内に用意できる宣材写真データ」はありますか?

宣材写真とは、宣伝材料としての写真のこと。

 

印刷会社で仕事をしていたり、現在も時々販促物制作などをお手伝いさせていただく私の感覚でいうと、まともな写真データが準備されているお店は、意外なほど少ないです。

 

「まともな写真データ」と言いましたが、「これを使って」とお店から渡される写真は、自社サイトなどからただ引っ張ってきただけの写真で、サイズが非常に小さなもののパターンが多いです。

 

ウェブサイトとは違い、印刷物はハッキリと画像が印刷されるため、小さな画像だともうそれだけで残念な印象になります。下の写真のような感じです。

最低限これだけは準備しておいた方がいい素材は下の3点。

・店主・スタッフの顔写真

・建物写真(お店がある場合)

・商品写真

 

それから、写真はスペースによって縦長・横長・正方形など必要な素材が変わってくるので、建物や商品は縦・横バージョンなど何パターンか用意しておいて方がいいですね。

 

データの大きさも、使うものによって違いますが、最低でも各種2、3MBのデータで用意しておきたいところ。大きいに越したことはありません。

 

それから、写真が暗ければ全体のイメージが暗く、写真が楽しい笑顔なら全体もそのようなイメージになります。

写真の色で「美味しそう度合い」が変わる!

 

写真は全体の印象を左右するものなので、プロのカメラマンに撮ってもらうなり、コンディションのいい日に自分で撮影するなり、宣材写真をしっかりと準備しておきましょう。

 

さらに、お客さんの様子がわかる写真、ビフォーアフター写真などあなたの商品の魅力や凄さが伝わる写真もあるといいですね!

 

これは急に必要になって2、3日で用意するのは難しいものなので、普段から仲のいいお客さんなどに、販促物に使える写真を撮らせてもらい、許可もいただいておきましょう。

 

とにかく、日頃仕事の中で「写真を撮れるネタはないかな?」と撮影意識スイッチをONにしておくといいですね。これはきっと毎日ブログを書いている方ならやっていることだと思います。

 

最後に、パソコンのデスクトップなど、すぐ取り出せるように整頓して保存してくださいね。