金沢のでんき屋さん向けにチラシセミナーを開催しました。昨年まではPOPセミナーが多かったのですが、今年はチラシが熱いです!

 

会場までタクシーで行ったんですが、おもしろいものを発見。

ん?お札が飛び出しているぞ??

手に取ってみると、壱億円・・・じゃなくて、温泉のクーポン券でした。

私は普段から、目についた販促物はできるだけ手に取って、写真に撮ることにしています。それが何かに繋がる日が来るかもしれないので。そんなことをしているうちに会場に無事到着。

 

POPと違い、チラシは印刷費や折り込み代をかけて行なう販促です。だから、お店で次回発行するチラシから活かせるように、たくさん事例やポイントを紹介しているんです。

 

セミナーの最後には、みんなでチラシづくりにチャレンジ!

一時間弱で結構書けちゃうものですね〜。「筆ペンを使うと目立つね」「商品を擬人化してみると面白いね」仲間のチラシを見てみると、気付くこともたくさん!

 

同じ業種でも異業種でも、それぞれが発行する販促物を意識してしっかり視れば、気付くこと(=ヒント)はいっぱい見つかります。今後、いろんなチラシや販促物に興味を持っていただけたら嬉しいなぁ〜。

 

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すごはん


販促物をつくる上で大切なことは、机上の紙やパソコンなどの「モノ」に向かって伝えるのではなく、その向こう側にいる「あの人」を想像して会話をすることです。

先日、でんき屋さんのチラシセミナーで、ある方が「球ランタン」という懐中電灯や部屋の灯になる災害時に役立つ商品を紹介しようとしたところ、タイトルが「優しい光を灯しませんか?」でした。

 

綺麗な言葉がとっても素敵ですが、販促物は「会話」をイメージしなければなりません。これを実際の会話に置き換えたとき、相手のリアクションはきっと「???」という感じですね。

 

そこで、こんなタイトルに変わりました!

いざというときを想像してもらい、実際に昨年末2時間の停電を経験したというスタッフさんの体験談を交えて、球ランタンの必要性を伝えています。

 

一気に伝わりやすいチラシになりましたね。チラシもPOPも販促物は「鳥のさえずり 川のせせらぎ」的な響きの良い綺麗な言葉にまとめるより、不器用でもいいので相手と会話を意識して伝えましょう。


これは、先日のでんき屋さんチラシセミナー中にした話。Panasonicさんの製品にスチームアイロンがあるんですが、まずはこのカタログを見てみましょう

ふむふむ、中にはこんなことが書いてありました。

注目するのは、こちらの文言です。

「使いたいときにすぐに使える1400wのハイパワー」

 

いかがでしょうか?この言葉を聞いて、「すごい!よし買おう!」とは・・・なりませんよね?1400wのハイパワーの凄さを知っている人じゃない限り、この言葉は日常に落とし込めないんです。

 

カタログが悪いわけではなくて、大きなメーカーのカタログは大勢を対象に情報発信しているので、その情報を目の前のお客さん向けにカスタマイズするのは、販売店の役目です。

 

そこで、こうやって考えましょう。

「使いたいときにすぐに使える1400wのハイパワーだから誰にどんなイイことがある?」

 

機能紹介の後に「〜だから誰にどんなイイことがある?」を付け加えるんです。この「誰」は、目の前のお客さんで考えてみます。

 

さっそく、でんき屋さんの奥様が素晴らしいキャッチコピーを考えてくれました!

なるほど!わかりやすいですよね!チラシもこのタイトルを入口に、商品の詳しい紹介をすれば、興味を持ってもらいやすくなります。

 

繰り返しますが、「1400wのハイパワーアイロンが登場しました!」では日常に落とし込めないから伝わらないんです。でも、多くのチラシがこうした情報をメインに書いてしまいます。

 

「業界初の〇〇搭載!」
「薄さわずか15mm」
「なんと驚きの1000g」

 

よく聞きますよね。この後に「〜だから誰にどんな・・」を入れて考えてみてくださいね。それを伝えることがあなたの仕事なのです♪