売れるPOPが書ける人、集客に成功しているチラシを発行しているお店など、販促がうまくいっている人やお店に共通して言えるのが、「売るためにやっていない」ということです。

 

逆に、「POPを書いてもチラシを出してもイマイチ反応が悪い」という人やお店に共通しているのが、「売るためにやっている」なんです。

 

「えっ!販促物なんて売るためにやるんじゃないの!?」って矛盾を感じませんか?

ちょっと話が変わりますが、あなたは家電製品や書籍、コスメを選ぶとき、週末に友達と食事へ行くお店を選ぶとき、何を参考にしますか?

 

企業やお店のウェブサイトよりも、お客さんのクチコミを熱心にチェックしませんか?実際にその商品を使っている人やお店を訪れた知人の感想を参考にすることもありますよね。

 

それは、企業やお店の発信は「宣伝」だから、いいことを言って当然だけど、お客さんのクチコミは良し悪しが素直な言葉で伝えられているから、「信用できる」と感じるからではないでしょうか。

「売るために販促をしているのではない人」は、何のために発信しているのかというと、自分が実際に商品を使ってみて(体験してみて/食べてみて)、気に入った点をシェアしたくて伝えているんですよね。

 

「どうしてシェアしたいの?」と、さらに深掘りしていくと、「お客さまに喜んで欲しいから」という理由につながっていきます。

 

下のPOPを見ると、売るためにやっているのではなく、自分自身もその商品が大好きで、相手にも同様にHappyになって欲しくて伝えているんだなぁ〜と感じませんか?

「大好き!」が伝わってくるから、その商品の いちファン としての「クチコミ感」があるんですよね。 ⇒ コチラにも満載です!

 

一方、「売るために販促している人」の発信の多くは、「商品を売ろう!」という気持ちから、商品説明になってしまいがちで「宣伝感」が強くなってしまいます。

 

「売ろう!売ろう!」ではなく、「喜んでもらいたい!好きをシェアしたい!」そんな気持ちで販促に取り組んでみてくださいね♪

 


山梨県下部温泉郷の古湯坊 源泉舘さんでは、毎月お馴染みさんへお便りを発送しているのですが、そこに同封するために「あるご案内」を作成しました。

 

タイトルはズバリ「切なるお願い」です。

今年の冬は厚着をして暖房を控えめにしたり、こまめに電気OFFしていたのですが、それでも自宅では電気料金が爆上がり。

 

二人暮らしの自宅でもこれだけ値上げを実感させられているのだから、24時間フル稼働の宿泊施設はもう悲鳴ですよね……。

私はこれまでホテルに宿泊する際、アメニティを持参したり、交換用タオルだけドアノブに掛けてもらい「清掃不要」にすることが多かったのですが、それに加えて今は電気も最小限にするように心がけています。

 

「自分のお財布からお金が出るわけじゃないから」「宿泊料払っているから」ではなく、相手への「おもいやり」が大切。

 

今では大抵の人は満ち足りた暮らしをしています。お風呂に入るために薪をくべるような不便な時代に比べたら、「至れり尽くせり」はすでに手に入れ、日常で十分満喫しているんです。

だから、今度はその先に進んで、「想像力を育てて、おもいやりの心を持つ」の段階に移行していきたいですね。そちらの方がずっと豊かです。

 

今、あらゆるものが値上げして、苦しんでいるのは誰もがわかっていること。だから、源泉舘さんのように、恐れずに協力して欲しいと伝えるべきだと思います。

 

そのためにも、こうした正直な気持ちを打ち明けられる関係性を日頃から育んでいくのもとても重要ですね!

 

一方で、お客さま側もよく見ています。時々お店の発信を見て「これってSDGsに便乗してただ手抜きしているだけでは!?」と感じることはありませんか。その原因は、他の部分でも手薄になって不満を招いていたり、配慮不足が目についたりして、見抜かれてしまうからだと感じます。

 

気をつけなければならないのは、お客さまに求めるのと同じように、お店側もまた「お客さまと誠意を持ったお付き合いをする」ということです。当たり前のことですけどね。

エコと配慮不足は別問題。お客さまに満足して喜んでもらうために努力を惜しまないことは大前提に、伝えるべきことはしっかり伝えていきましょう〜!

 


紙で読みたい本も盛り盛りだくさんありますが、ぶっちゃけ「電子書籍で買ってよかった!」と思える本もたくさんあります。

 

その一つが、配色やデザインの本。私はクライアントさんと販促物の打ち合わせをする際に、配色イメージの擦り合わせを行なうために使うので、スマホやタブレットで本が開けるのがめちゃくちゃ便利!

 

お店で販促物をつくっている方も、参考にしたい時にサクッとスマホやタブレットで見られた方が便利ですよね。

上の『3色だけでセンスのいい色』はサロンや女性向けの店舗の参考になりそうな可愛いめの組み合わせが豊富です。

Amazon / ⇒ 楽天ブックス

 

旅館や和食など「和」なお店ならこちらがおすすめ!

『日本の美しい色と言葉』Amazon楽天ブックス

 

それから、デザイン系の本はPOPやチラシ、メニューなどを自作する際、レイアウトの参考にもなるので、必須です!

特に、こちらの『なるほどデザイン』はプロではなく、デザインの素人さんにもわかりやすく、「なるほど!」が詰まっているので、一店に一冊買っても損はありません!⇒Amazon 楽天ブックス

 

紹介したような配色本やデザイン本は、できるだけいつでも見たい時にパッと見られるように、電子書籍がおすすめです。

 

注意)ネットショッピングの際は、電子書籍か紙媒体か、どちらかよく確認してから購入ボタン押してくださいね〜!

 

てなわけで、こうしたレイアウト集を参考にしながら、「いい感じのデザイン」を取り入れつつも、

やはり最終的に「何を伝えるか?」が重要になるので、キャッチコピーや伝え方は、すごはん本を参考にしていただいたら最強!(ちゃっかり!笑)

ちなみに、こちらの本たちも何度か電子書籍化しようか悩んでいるんですが、「電子書籍で読みたい!!!!」って方いますかねぇ〜? もしいらっしゃいましたら、今後の参考にさせていただきたいので、ご要望などサイト内のフォームからコメント頂けたら嬉しいな♪