これはもう13年くらい前の話。私が会社員時代にある住宅メーカーさんの担当になった時、依頼されている折り込みチラシ以外で何かお役に立てることはないかと、現状の販促について伺ったんです。

その中で、「住宅のチラシを近隣企業の玄関で手配りしているが、全然受け取ってもらえない」という悩みがあることを知りました。

 

自分に置き換えて考えてみても、自分の会社に住宅メーカーの営業マンが来てチラシを配っていても、よほど住宅に興味がない限りは受け取らないだろうなぁ…と思いました。

ここで、考えるべきは2つのこと。1つ目は、目的。私は一体何のためにこのチラシをこの会社で配っているの?ってことです。

 

ここで、「住宅を買ってもらうため」だったら、考え直した方がいいと思います。よく知らない営業の人からチラシを手渡されて、すぐに「はい!これ買います!」とはなりませんよね。もっと、丁寧にじっくりと、目的を考えてみましょう。

 

・年収が高いこの会社の人にアプローチしたい

・まずは当社の商品に興味を持ってもらいたい

・住宅展示場に来て欲しい

・直接手配りすることで自分の顔を覚えて欲しい

などなど、目的が見えてきます。

 

2つ目は、どうしたら「欲しいもの」に変わるのか?ということ。

 

一旦「チラシ」とか「住宅」は頭の中から消去して、営業マンが会社の入り口で何を配っていたら積極的に貰いたいと思うのかを考えてみましょう。

 

私が即座に閃いたのが・・ちょっと長くなりそうなので、後半(明日のブログ)に続きまーーす!


2022年11月1日発売『売れる!つながる!「すごい販促ツール」のつくり方』を紹介します!

この本は、お客さまに「発見」され、「興味」を持ってもらい、その後「来店」して「購入」してもらい、「リピート」につなげ、「クチコミ・紹介」してもらうためにどんな販促をしたらいいのかを紹介した本です。

 

「販促」はPOPだけやればいいや、ではなく、POPは「購入」につなげるためのものであれば、その前に「来店」してもらう必要があります。さらに、その前に「興味」を持ってもらったり、「発見」してもらわなければ、はじまりません。

だから、お客さまの一連の行動を描きながら、その行動につなげるための販促をシナリオ立てて考える必要があるんですね。

 

この本では、そんな販促シナリオを、ブラックボードやチラシ、POPなど販促ツール別に詳しく知ることができる本なんです。

 

もちろん「コレいいな!」と思ったらすぐにマネできる、身近な事例やアイデアが満載なので、楽しく読むことができますよ〜!

 

特別に「はじめに」を紹介しますね。

目次はこんな感じになっています。難しい言葉は出てこないので、販促未経験の方も安心してください♪

ページはこのように、ほとんどのページが、半分文字、半分は図や事例になっているので、本を読むのが苦手な方でもサクサク読めるし、パラパラめくりながら興味のあるページを見つけて読むことができます!

巻頭カラーページにはPOPやチラシなどの、見ているだけでわくわくしてマネしたくなる、楽しい事例がぎゅうぎゅう詰めで載っています。

 

お店の販促はとりあえずこの一冊を読めば、何十年経っても変わらない基本的な考え方から、時代やツールに合わせた応用方法まで一通り身につくはず!

ぜひ、楽しみながら「すごい販促」を体験してみてください!!

2022.11.1 (火) 発売!
『売れる! つながる! 「すごい販促ツール」 のつくり方』

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長野県千曲市のセレクトショップ「ファッションプラザふじや」の健ちゃんが、気合の入ったイベントを企画しているとのことで、チラシをブラッシュアップするためのオンライン講座に来てくれました!

 

こちらが前回のチラシです。この時もオンライン講座でこちらのイベントの伝え方やチラシの構成までをお手伝いさせていただいたんですが、イベントはかなり好評だったそうです!

チラシの反応がよかったので、このイベントを定着させるため、あえてチラシ自体は大きく変えずに、読みやすさやデザイン性をアップさせることに。

手を入れること15分くらいかな?ここまで変化しました!ビフォーは文字があちこちに散らばった印象で、目線が迷子になって読みづらさがあったので、ポイントを説明しながらサクサクと改善していきました。

 

わかりやすいように、2枚を並べてみますね。

かなり変わったと思いませんか!?情報満載の裏面も見てみましょう。こちらがビフォーです。

ほんのちょっとなんですけどね、一番上の「足のお悩み〜」をバキッと目立たせて、中央の靴の写真を大きくしてふきだしの色や文言を変えました。あとは、上段の背景に薄く白い四角を敷きました。

並べてみるとわかりやすいんですが、こちらも散らばった印象の文字が読みやすく変わっていますね。差し色や白背景を入れることで、紙面にパート(区分)が生まれたためです。

元々、中央の靴の写真サイズが周りの写真と同じくらいの大きさだったんです。これだとのっぺりして見えてしまって、ぱっと見の印象が弱くなるんですよね。

 

そこで、写真をグッと大きくすることで、メリハリが生まれました。さらに!写真が全体的に暗いのでもっとバキバキに明るくしてみました。それから、左下女性写真まわりにスペースがあったので、大きくしました。ぱっと見の印象がすんごい変わりますよね!

とくに人物写真が暗いと全体的に沈んだ印象になるので、写真はとにかくバキバキに明るくしましょうね。さてさて、ここからイベントに向けて健ちゃんが今回の講座を活かしながらチラシを仕上げるそうで、楽しみです!

 

改善ポイントはとにかく「同じパターンを繰り返さない」ということです。

・色

・レイアウト

・文字サイズ

・写真サイズ

・ふきだしなどの素材の形状

これらが繰り返されると、メリハリがなくクドさが出て読みづらくなったり、ダサい感じになってしまったりします。

 

健ちゃんからは「ちょっと変えただけでここまで変わるんだ!実際に自分でつくったチラシの改善点のアドバイスがもらえたからわかりやすかった!」と喜びの声をいただきました。

 

ホント、ちょっとしたことなんですよね。一度知ってしまえばその先一生使えるので、まずは知るってめちゃくちゃ大事です!それから、アイビスペイントのテクニックがいろいろ参考になったみたいでよかったです。

 

そんなこんなで、自作チラシPOP、販促物、その他色々をその場でサクサク改善しながらポイントも知りたい!という方はぜひこちらのレッスンをチェックしてみてくださいね♪

iPadで販促物づくり講座【中級編】