前回のブログでご紹介した、「不老閣」の女将便り。ここに隠された集客力の秘密を見つけることができましたか?

女将便り

「いっぱい来てもらわなきゃ!」「この商品を売らなきゃ!」販促物をつくるときって、どうしても視野が狭くなります。そうすると、商品の紹介ばかりのつまらない販促物になってしまい、お客さんから嫌われてしまいます。

 

もっと視野を広げましょう。お客さんはあなたのお店にだけ行って、そのまま真っ直ぐ家に帰るわけではありません。せっかく家を出たついでに、ドラッグストアに寄るかもしれないし、スーパーに行くかもしれません。

 

エステや美容室だったら、尚更綺麗になった後はどこかに立ち寄りたくなるのが、ごく自然な心理です。

 

自分のお店だけで完結させるストーリーではなく、その一日をまるごと提案した方が、面白くて魅力的な情報を発信できると思いませんか。

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不老閣では、まさに女将がお気に入りのお店やグルメなどの情報をお客さんに伝えるというもの。

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市販のガイドブックでは紹介されない、馴染みの宿の女将の目線と言葉で伝える情報だからこそ、「行ってみたい!」に繋がるのです。

 

女将さんには取材時のこだわりがあって、ランチの後はコーヒーを飲みながらゆっくりして、その後は道の駅でお土産の野菜を買って・・と、実際に1日の流れを考えながら、同じコースをまわっているんです。だから読み手(お客さん)も1日のコースを想像しやすい!

vol24おもて女将便り2015年夏号

 

そして、自分の商品やサービスを伝える場合は必ず「お客様体験談」の枠内で、実際のお客さんの言葉で伝えます。

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こうしたお客さんに芯から寄り添った発信だからこそ、それに応えてくれるお客さんが多いのは当然かもしれません。また、集客に繋がるだけでなく、地域のお店の貢献になるため、まわりからも応援されるお店になります!

 

この女将便りに隠された販促エッセンスは、きっとみなさんのお店にも取り入れられるはず!ぜひ実践してみてくださいね。

 

 


不老閣さんの女将便り秋号が完成〜!今回も楽しく仕上がっています☆

女将便り表

この「女将便り」は、不老閣という温泉宿が年4回発行しているお便り(販促物)です。よくある販促物と違うのは、自分の商売の宣伝をしていないところ!

 

見ていただけるとわかる通り、自分の旅館や商品ではなく、近隣のお店を紹介していますよね。裏面を見ると・・

女将便り裏

「お客様体験談」や「お知らせ」などはあるものの、◯◯キャンペーンとか、特典あり!このチラシを持参してください!とかそういうものは一切ありません。

 

よくよく見ると「お知らせ」すら、近隣のケーキ屋さんに「季節限定のモンブランが出ました」っていう情報だし(笑)

 

お金をかけてつくる販促物なのに、自分の商売(旅館)の情報がほとんど載っていない女将便り。不思議ですよね。でも、この「女将便り」は実はとっても効果的で、お客さんたちはめちゃくちゃ楽しみにしてくれているんです。

女将便り

まず、女将便りを発送すると、お客さんの元に届くと同時に予約の電話が鳴り出します。そして、来たお客さんと女将便りネタで盛り上がります。さらに、お客さんは不老閣ついでに、紹介したお店に足を運んでいます。

 

なぜ、この女将便りがここまでお客さんに愛されて、売上げにも繋がるのでしょうか?

 

その秘密を明日のブログでご紹介します!まずは、女将便りをじっくり見て、みなさんの視点でその理由を探ってみてください!

 

 


先日、源泉舘さんのトイレPOPをリニューアルしました。

あんこの野中さんのぜんざいを買ったお客さんから大絶賛の嵐!ということで、さらにたくさんのお客さんに知っていただこうと、トイレPOPを作成!

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トイレは売場と違って、腰を下ろしてゆっくりと時間を過ごせる場所。売場のPOPはパッと読めるものがいいんですが、トイレは多少長くても読んでもらえます。

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売場とは違い商品が目の前に無いので、イラストや写真でどんな商品かイメージできるようにしておくといいですね。あと、この場で検討してもらえるように、金額も書いておきましょう。

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今回はこの3枚のPOPで、商品の魅力を伝えることにしました。実際にトイレPOPを何年間もやり続けている源泉舘さんでは、トイレPOPで紹介した商品の売上げが軒並みアップ。

 

お客さんが2階のトイレから駆けおりてきて、「トイレのあれ、ちょうだい!」っ言うんですよ。売場で商品を見ていないのに、トイレで購入を決めるんです。これってすごいことですよね。

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もし、お店のトイレが活用しきれていない場合、とーーってももったいないので、ぜひ伝えましょう。

 

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すごはん