「お客さんに〝欲しい〟と思ってもらえる魅力的な言葉なんてまったくわからない!」という方が時々います。「自分は売り手であって、お客さんではないから、お客さん目線になんてなれないよ」という方も。

そんな時、私は次のような質問をするようにしています。

 

「最近、思わず買っちゃったものは何ですか?どうしてそれを買ったんですか?」そうすると、〝欲しい理由〟が見えてきます。

 

先日もこの質問をしたら、テーブルの上のペットボトルのお茶を指差して、「パッケージに書いてある〝贅沢〟っていう文字が気になって思わず買っちゃったの!」と教えてくれました。

 

そうしたら、「贅沢」というキーワードが魅力的ということだから、キャッチコピーに入れてみるといいですね。

 

たまには贅沢したい!そんなあなたへ

今日は頑張ったんだもの!プチ贅沢したっていいじゃない

お値段はちょっと高めですが、地元野菜たっぷりの贅沢なスープです

北海道の農家さんから直接仕入れた滅多に出まわらないチーズを贅沢に使いました

 

こんな感じで、「贅沢」という言葉だけで、いくつも言葉が浮かんでいますね。

私たちは、ほぼ毎日のように物を買っています。気になったことはスマホ検索して、おもしろそうな情報や役立ちそうなサイトがあれば記事を読んでいます。

 

私たちは売り手ですが、それと同時にお客さんでもあります。だから、「お客さんの気持ちがわからない」なんてことはないんです。

だから、常に自分が買い物をする立場のときにたくさんお客さんの気持ちを味わって、売り手になったときにそこでの気づきを生かしてくださいね。

 

短時間帰省したら蚊に刺されました。どこへ行っても暑さで蚊がいなかったのに、さすが信州。この夏初めての虫刺されに、なんだかちょっと嬉しいような悔しいような、複雑な気持ちにさせられました。


博多で飲食店さん向けPOPセミナーを開催しました!8割の方が「POP苦手!未経験!」という状態でしたが・・・果たして無事POPを書くことができるのでしょうか!?

実践時間終了〜!どのPOPも伝える力が素晴らしいし、お店に貼ってあったらこりゃ絶対に目立つ!

この下のPOP、すごい表現力!どんだけ柔らかいの〜!?食べてみたくなっちゃいました!

どんなに美味しい料理だって、伝えなければその魅力に気づいてもらえず、注文してもらえません。

 

知って欲しいことがあるなら、伝えなきゃ♪ってなわけで、POPマスターとして、これからも楽しみながら伝えていってくださいね〜!

 

 


中学3年生だった頃の私の、一番憂鬱だった行事といえば「全校集会」でした。

 

なぜか副生徒会長だったので、始めと終わりの挨拶のため、全校生徒の前に出て、「これから全校集会をはじめます」と挨拶をする任務があったんです。

 

たったこれだけのセリフでも、たくさんの人の前に出るのに緊張して、毎回恥ずかしくてたまりませんでした。緊張のため変な発音になって、笑われることもしばしば。

 

生徒総会の長い挨拶をしなければならない時なんて、ずーーっと練習して直前までは覚えていたセリフが全部吹っ飛んで、長い沈黙を作った上、セリフを言えずに勝手に短縮してしまい、顧問の先生にあとで叱られました。

 

あれは今思い出してもオゾマシイ記憶だし、「私、やっぱり苦手なんだ」と自らに烙印を押してしまう出来事でした。

そんな私が、今では人前で話す仕事をしています。それも年間100回以上、全国各地で大勢の方の前で。20年前の私には想像もつかなかった職業です。

 

で、今は緊張しなくなったか?というとそんなこともなく、慣れていないテーマでお話する時には、セミナー前にお腹が痛くなります。

 

この緊張を持ったままセミナーに臨んでしまっては、参加者さんに全力で伝えることができないので、「ある方法」を実践することで、ベストを尽くせるようにしています。それは・・・

 

上手にやろうと思わないこと!

 

緊張の原因は、かっこよく見せたかったり、失敗したくなかったり、そういう「プライド」みたいなものがあって、でも現実は、緊張で汗をかいて、予定通りの言葉を言えず、理想とは違う姿にまた焦って汗をかき震えて・・・みたいなダメダメ無限ループ。

 

だから、一旦かっこよく見せることや上手にやることをやめて、「下手でもいいから、伝えよう!伝わることが目的なんだ!」と脳みそを入れ替えるだけで、一気に変なプレッシャーがなくなるんです。

こう考えれば言葉に詰まっても噛んでも、相手の目を見て一生懸命に伝えれば、相手も真剣に向き合ってくれるんです。

 

 

ところで、以前、トレーニングを積んで、喋りやジェスチャーが素晴らしく上手な方の講演を聴く機会がありました。でも、なぜだか全然響いてこないんです。失礼ながら、その話にも本人にも魅力を感じることができませんでした。

「どうしてこの人の声は心に響かないのか?」途中から、その原因を探ることに集中してしまいました。確かに喋りやスライド画面は上手だけど、参加者一人一人に伝えていない、コミュニケーションを交わしていない、聞き手が変わっても、きっと話の内容は一切変わらないであろう、一方的な説明ロボットみたいだと思いました。

 

上手と伝わるはイコールじゃない。目的は、上手にやることじゃなくて、伝わるように伝えること。そうやって考えると、「自分にもできる!」とワクワクしてきますよ!

ブログの文章もそう。手書きPOPだってそう。チラシだって、パンフレットだって、みんな同じ。かっこよくとか綺麗に見せることではなく、伝わるように伝えることが目的。これを見失わないようにしなくちゃですね。

 

以上、私が人前でお話させていただく前に実践している、緊張を抑える方法でした♪