お客さんにとって心地いい環境をつくっているのに、残念ながらマナーを守ってくれない人もいる。貼りたくないけど「注意書き」を貼らなくちゃ、、、なんて憂鬱な気分になりますよね。

 

とある温泉施設で、「サウナの後にシャワーを浴びないお客さんがいる」と常連さんから苦情が寄せられました。

 

アットホームな空気を壊さずにどう伝えるか?悩んだ末に、こんなPOPで伝えることにしました。

このPOPがかなり評判がよく、マナーを守ってくれるお客さんが増えたようで、苦情もなくなりました。

 

そして、常連さんからこんな言葉が。「とてもいいPOPね。これでもなおマナーを守らない人がいたら、もうそれはどうしようもないわね」

 

常連さんはこの対応にとても満足され、納得してくださったようです。

勇気を出して苦情を言ってくれたお客さんに応える方法はいろいろあると思います。

 

ここで、「〇〇厳禁!」「マナーを守りましょう!」なんて強制的な伝え方をしたとして、それでもマナーを守らない人がいたとしたら、、、

 

きっと「伝え方が足りない!もっと注意するようにして!」という要望が出ると思います。

 

それを繰り返していくうちに、張り紙だらけの、殺伐とした居心地の悪い空間になってしまうでしょう。

 

商品POPで培った、愛のある伝え方は、こんな注意書きにも活かせるんです!伝え方、ぜひ見直してみてくださいね。


お寿司を食べに行った、金沢駅のお寿司屋さんのブラックボードが素晴らしすぎました!

駅の中という場所柄、急いでいる人が多いですよね。だからこんな言葉に惹かれます!

「ココから新幹線のホームまで7分」なんと親切な情報でしょう!私、心配性なので、時間を気にしながらお寿司を食べたら、ゆっくり味わえないタイプなので、こういう情報はありがたいです。

「〇〇な方、大歓迎!」これこれ、この言葉があるだけで、お店に入りやすくなるんですよね〜。

回らないお寿司屋さんは敷居が高そうな気がしますが、こういうクスッと笑える一言があれば、だいぶ入りやすくなりますね♪

「チェックイン歓迎」という言葉があると、SNSに口コミ投稿しやすくなるし、「入りにくいけどお気軽にどうぞ!」なんて言葉も人柄が出ていていいですよね。

外国人向けに英語のボードもありました。それにしてもイラストがめちゃくちゃ上手!よくボードマーカーでここまで表現できますね!見入ってしまいました。

スタッフさんに聞いてみたら、ボードのイラストは店長さんが描いているらしい。すごい!味はもちろん美味しいし、忙しいのにスタッフさんの対応もよく、満足で帰ってきました♪金沢出張の時はまた行こーっと!

 

・・・実はこの前日に、観光地にある別のお寿司屋さんに行ったんですが、店長とスタッフの男性が大声で「いくらいった?」「80万です!もうすぐ100万です」なんて会話をしていてゲンナリしていたんです。まわりのお客さんもびっくりしていました。

 

そういうお店はもはや味どころではないし、一刻も早く帰りたくなりますよね。

ようやくこのイラストを使えるときがきたー!笑

 

ちなみに、そのお店の店頭に「おすすめ」と書かれたメニューを注文したら、目の前の板前さんが下を向いて作業した状態のまま最初から最後まで目も合わせず「ありません」とボソリ。友達と苦笑いで最小限のオーダーをして帰りました。

 

「味」以前に「人」!ですね。その隣で修行をしていた若い男の子を見て、もっといいお店でもっと大事なことを学んだ方がいいのに・・・と勝手な心配をしてしまいました。笑

外食率87.5%の私が断言します!店頭にまで気を使っているお店は、結果的に全体の満足度が高いです。お客さんに目を向けて、お客さんの欲しい情報をちゃんと伝えているお店だから、当然ですよね。

 

ということで、もし駅前などでどこのお店に入ろうか迷ったら、配慮力の高いブラックボードのお店はほぼ間違いなしです!

 


昨年12月にお手伝いさせていただいた、源泉舘さんの4コマまんが。

普段は、一度大雑把なラフを描いてから、本番を描くんですが、今回は一発で仕上がりました!

お正月に発行されるニューズレター用の4コマなので、着物姿や紅白の背景で季節感を出してみました♪

源泉舘さんは「お湯・人・笑顔で元気になる〝もうひとつのふる里〟であり続けたい」というテーマを持っています。

 

だから、このように年初のニューズレターの4コマにして、お客さんにも浸透するように伝え続けているんです!

 

源泉舘さんのようにテーマや理念を持つ会社やお店はたくさんありますね。でも、それがスタッフだけではなく、お客さんや取引先、それから都道府県、市町村にまで浸透している会社はきっと少ないと思います。

 

 

社名・店名を覚えてもらうように、自分たちがどんな理念やテーマを持っているのか、相手に記憶してもらえるように伝え続けましょうね!