これは、先日のでんき屋さんチラシセミナー中にした話。Panasonicさんの製品にスチームアイロンがあるんですが、まずはこのカタログを見てみましょう

ふむふむ、中にはこんなことが書いてありました。

注目するのは、こちらの文言です。

「使いたいときにすぐに使える1400wのハイパワー」

 

いかがでしょうか?この言葉を聞いて、「すごい!よし買おう!」とは・・・なりませんよね?1400wのハイパワーの凄さを知っている人じゃない限り、この言葉は日常に落とし込めないんです。

 

カタログが悪いわけではなくて、大きなメーカーのカタログは大勢を対象に情報発信しているので、その情報を目の前のお客さん向けにカスタマイズするのは、販売店の役目です。

 

そこで、こうやって考えましょう。

「使いたいときにすぐに使える1400wのハイパワーだから誰にどんなイイことがある?」

 

機能紹介の後に「〜だから誰にどんなイイことがある?」を付け加えるんです。この「誰」は、目の前のお客さんで考えてみます。

 

さっそく、でんき屋さんの奥様が素晴らしいキャッチコピーを考えてくれました!

なるほど!わかりやすいですよね!チラシもこのタイトルを入口に、商品の詳しい紹介をすれば、興味を持ってもらいやすくなります。

 

繰り返しますが、「1400wのハイパワーアイロンが登場しました!」では日常に落とし込めないから伝わらないんです。でも、多くのチラシがこうした情報をメインに書いてしまいます。

 

「業界初の〇〇搭載!」
「薄さわずか15mm」
「なんと驚きの1000g」

 

よく聞きますよね。この後に「〜だから誰にどんな・・」を入れて考えてみてくださいね。それを伝えることがあなたの仕事なのです♪

 

 


昨日は姫路で、でんき屋さん向け手書きチラシセミナーでした!

もう何回目になるかな?セミナーの度に、でんき屋さんの素敵なチラシ見本も増えていって、セミナー内容もその都度バージョンアップしています♪

今回も、わずか1時間ほどの実践タイムで、とっても素晴らしいチラシができました。

ちなみに、「顔なじみのお客さんに渡すチラシだから、店名・住所・電話などなくてもいいわ」と店舗情報を省いてしまう人もいるかもしれません。でも、絶対に入れた方がいいです。

 

なぜなら、お馴染みさんのお友達が洗濯機を必要としていて、「そう言えば、いいチラシあったわ!」とお馴染みさんが何気なくあなたの手書きチラシを手渡すかもしれませんよね。

 

そんなとき、せっかくチラシの内容に興味を持っても、店名が入っていないために「結局これを買うにはどうしたらいいの?」ということになってしまいます。チャンスの神様はいつ訪れるかわからないですよね。

チャンスの神様の話はこちら

 

何のためのチラシ?って言ったら、来店していただく、商品に興味を持っていただく、お悩みを相談していただくためのチラシですね。だから、ゴール(目的)まで抜かりなくしっかり伝えましょうね〜。

 

さて、今日は福山で1日執筆タイム!原稿3本、気合い入れて仕上げるぞーー!

 

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唐突ですが・・・私が突然「黒い玉」を差し出して、「はい、これ食べて!」って言ったら、どう思いますか?かなり不気味ですよね(笑)

はい、これ食べて!

 

でも、「実はこれ、“くろ玉(だま)”っていって、山梨県民で知らない人はいないくらい有名なお菓子なんだよ!黒糖の甘さがコーヒーやお茶にピッタリで、すっごく美味しいの!ちなみにパカッと中を開いてみると・・・あ、それは食べてみてからのお楽しみね♪」

 

な〜んて言ったら、黒い玉(くろ玉)に興味が湧いて来て、安心して食べられますよね。(くろ玉が気になる方はこちらをチェック⇒ 澤田屋さんWeb

 

えっと、何の話かというと、それがどんなに自分や相手にとって素晴らしい物でも、相手がエスパーじゃない限り、その素晴らしさに気付いてもらえないということ。

 

 

例えば、素晴らしい商品をつくったり、仕入れたりして、売場に並べてあっても、商品名と値段だけの「値札」では、その素晴らしさは誰にも伝わりません。

例えば、時間をかけてすっごく役立つブログ記事を書いたとして、それをみんなに伝えたいからフェイスブックでシェアするとします。

 

でも、「ブログ更新しました。」だけでは、その素晴らしさは誰にも伝わらないし、みんな暇じゃないから見てもらえません。

例えばフェイスブックで「あなたに興味を持ったので、お友達になりましょう」とメッセージを送っても、相手からしてみたら「私に興味を持った、知らない人」なわけで、何で友達にならなきゃいけないのかわからないし、怪しい人なんじゃないか戸惑いますよね。

 

商売、販促物づくり、SNS、相手がいる様々なことのすべては、相手の気持ちを想像してみることから始ります。私も反省することがよくありますが、善かれと思ってしたことでも、伝え不足になっていないか、考えてみましょうね〜!

 

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