2010年から始めて、毎年源泉舘さんでお味噌を作らせていただいています♪

旅館の究極のイベントってこれだと思う!

 

源泉舘さんでつくるお味噌の特徴は、何と言っても「源泉水」を使うこと!これが一度食べたらわかるんですが、普通のお水とは全然違うんです!!そして、地元産の甘くて味が濃〜い「あけぼの大豆」を使っていることで風味豊かなお味噌ができるんです。

昨年のお味噌も美味しく仕上がりました!

 

今回、下部温泉郷の女将さんたちがこの特別なお水と大豆を使い、究極の下部温泉仕込みのお味噌をつくったので、私は商品の顔であるラベル制作をお手伝いさせていただきました。

 

「年内に欲しい」とのことで、昨年出張先のホテルのメモ帳にラフ。素材へのこだわりを目立たせたかったので、真面目ですっきりシンプルなイメージで。こんな程度のものですが、口で伝えるよりラフがあった方がデザイナーさんとの意思疎通が図れます♪

よく見たら「白抜き」じゃなくて「下抜き」になってるし。。笑

 

2枚目は、左の「幻の曙大豆使用」の別バージョン。「幻」と書くといつも勢い余って余計なものまで書いちゃうんですよねぇぇ・・・笑

これをLINEで送って、ちゃんとしたデザインにしてくれたのは、以前勤めていた印刷会社のアドヴォネクスト。うんうん、イメージ通り!

だいぶいい感じになりました!このデザインを源泉舘の女将さんのLINEに送って、源泉舘の女将さんは下部温泉女将会グループLINEに送り、デザインを絞ってもらい、さらに整えました。時代ですね〜、連絡手段が全部LINE!

校了(デザインOK)直前に、アドヴォネクストの営業で元お笑い芸人の長谷川さんが「増澤さーん、“味噌”ってどこにも入っていないけど大丈夫?」と一言。あ、一番大事なもの忘れてたぁ!笑

 

あとは、食品ラベルなので、冷蔵庫に入ることも想定して水に強い素材のシールに印刷してもらいました。私は印刷会社出身なので、多少知識がありますが、まわりではネット印刷で素材選びを失敗した〜という声が多いです。こういうアドバイスがもらえるのも、気軽に相談できて顔の見える印刷会社にお願いする利点の一つです。

 

こうして無事昨年内に納品できました。そして、女将さんちがパックにお味噌を詰めて、ラベルを貼って、完成〜!

おお、いい感じ!ミネラルウォーターとしても人気が高い、この源泉水で仕込んだお味噌!限定で220パックですが、すごい勢いで売れているそうなので、お求めの方は源泉舘さんや下部温泉の旅館へお早めに行ってみてくださいね〜。

下部温泉女将の皆さま、ありがとうございました〜!


「かわいいデザイン」と言ったら、どんなものを思い浮かべますか?

 

水玉模様やパステルカラー、中には、ドクロマークが入ったものを「かわいい」と考える人もいるでしょう。もちろんどれも正解です。人によって「かわいい」の定義は違うのです。

女の子たち

しかし、デザインの打ち合わせをしているときに、「かわいい感じがいい」と言われて、そのまま「自分が考える、かわいい」にしてしまうと、相手の求めるものとズレてしまい、無駄な時間と手間をかけてしまうことに・・。

 

そこで便利なのが、デザイン集やインターネットで画像検索してプリントした「見本」です。

 

テーブルの上に見本を広げて、指差し会話帳のように「こういう、かわいいデザインがいい」「こんな、雰囲気がいい」と、伝えることで、簡単に共通認識を持つことができます。

 

o0600045013276383494「コレコレ、こんな感じでレトロっぽく」

 

これは、理念やビジョンの共有にも活かすことができます。
会社やお店の理念は抽象的なものが多いので、スタッフによって解釈が様々です。みんなで想いを共有して、同じ未来に向かって進めるように、一枚のイラストを描きましょう。理念を「読む」+「見る」とこで、認識のズレがなくなります。

 

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私は、「たのしごと」するとどうなるのか、ワクワクする未来図を共有できるように、こんなイラストを描きました。言葉だけより、ずっと届きますよね。

 

たのしい想像

「癒しの空間」って何ですか?
「いい会社」って何ですか?
「社会に貢献します」ってどういうことですか?

 

さぁ、描きましょう!


「あの人はアイデア豊富で羨ましい」
それは、生まれ持った“才能”のように思えるかもしれませんが、平等に与えらるものです。

 

私の紹介するチラシやパンフレット、それからPOPも、様々な販促物のアイデアは、天から降ってくるのではなく、毎回引き出しから取り出しています。つまり、引き出しの多さで、どれだけ素晴らしい販促物がつくれるのかが決まるのです。

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私は普段から引き出しを増やすために、いろんな販促物を手にとって、ピンとくるものがあれば、持ち帰るか写真に残して保管します。例えば、写真右下、デルタ航空の数字パズルは、機内食のパッケージの裏面です。

 

使用済みになれば即捨てられてしまうものだって、アイデア次第で人を楽しませるツールになります!このパッケージが教えてくれた“遊び心”は、間違いなく今後の販促物に役立つので、今でも大切に手元に置いてあります。

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デザインも同じです。

形や色使いがおもしろいもの、素敵なレイアウト、紙質、文字、文章などなど。気づきがあったものは、必ず残します。触れて・視て・感じて・分析して・蓄積する。この5つのステップで、引き出しは豊かになって、次につくる販促物はさらにバージョンアップしていきます。

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パンフレットや封筒の用紙だって、たくさんの種類があることを知らなければ、今この瞬間に引き出しの中に蓄積されているものだけでしか作れません。安い早いのネット印刷もいいですが、たまには地元の印刷会社さんの話を聞いてみましょう。紙の種類の多さにビックリしますよ!

 

アイデアも、印刷物のクオリティーも、手書きPOPの文章も、すべては“才能”ではなく、“これまでの蓄積”です。たくさんの物事を、意識して蓄積してくださいね。