すっかり家に慣れてくれたちょび&てつ。見るたびに癒されています。

夜の大運動会に備えて昼間は寝ています。笑

せっかく猫部屋を作ったのに私のベッドとソファーがお気に入りらしく、「部屋に入れろー」とデモ活動するので、ドアを解放して自由に行き来できるようにしました。

 

そのため、朝起きると猫たちがすごい体勢で傍に寝ているので、最近は目覚めてそっと周辺を伺うのが楽しみになりました。

起こさないようにこっそりスマホで撮影しようとすると、すぐに察知して手や体を乗せてきます。

夢にまで見たちょび&てつとの暮らし。顔を寄せて眠るてつと、私の上で寝るちょび見て「あぁ、実現したんだ」とじんわり感動〜!

 

仕事中、足元ヒーターをつけると近くによってきてヒーターを独占。そして寝る。笑

私は1日のほとんどをこの自宅で一人で仕事をしながら過ごしているので、この子達に出会えなかったら知らない土地で寂しい気持ちでいっぱいだったでしょう。

毎日幸せな気持ちにさせてくれるちょび&てつ。1日に何度も「ありがとう!大好き!」を伝えています。

 

以上、最近のちょびてつの様子でした〜!

 

お知らせ

ちょび&てつが住んでいた山梨県甲府市貢川(くがわ)の川沿いにはたくさんの地域猫(去勢済で地域ボランティアさんが面倒を見ている猫たち)が暮らしています。

主となって保護活動をされていた女性が昨年猫に餌をあげる途中で交通事故で亡くなってしまい、餌を食べられない猫が増えました。私も引っ越ししてしまったため、猫たちのことが心配です。

 

ここで長年ボス猫として暮らしてきたちょび、そして推定3、4歳のてつはともに猫エイズ・猫白血病が陰性だったため、棲家や食器を共有していた猫たちも陰性の可能性が高いと思われます。

 

家族になっていただける方がいらっしゃったら、ぜひ迎えに行ってあげてください。猫のいる暮らしはとても幸せです!


ちょびの大脱走劇を、自分への教訓を込めてブログに残したのですが、ここで紹介したこのチラシ。過去一番の集中力とスピードで作りました。(こちらのチラシは、ペット探偵さんのアドバイスで作成しています。)

まずは見てすぐにわかる「猫を探している」という情報。文字サイズを変えて「猫」を強調することで探していることを伝えています。

 

「さがしています」をひらがなにすることで、猫の写真とひらがな文字とで子どもでも「猫を探しているのだ!」ということを知ってもらえるようにしています。

 

実際多くの子どもたちが関心を寄せ、友だちと一緒にちょび探しに協力してくれました。目線のや好奇心など大人よりも子どもの方が猫を探しやすいかもしれません。

写真は一枚ではなく複数枚。全身、上から見たもの、顔がよくわかるもの、さまざまな角度の写真を使い特定しやすくしています。

 

いなくなった場所(自宅住所)、近隣の目標となる建物が載ったわかりやすい地図を掲載しました。

 

特徴は写真入りでわかりやすく。遠目でもわかる尻尾の情報などは大切です。

こちらの情報も大事ですね。見つけた場合、無理に追いかけると多くの動物は驚いて逃げてしまい、より捜索が困難になったり道路に飛び出して危険なので、連絡をしてもらうように伝えました。

そして、最後に「見かけた方は時間帯関わらずご連絡ください。」という一言はとても大切です。

 

早朝や深夜に見つけた人がいたとしても、時間帯で遠慮して連絡が遅くなる場合もありますが、大切な家族としてはもう何時でも情報があればどこへでも飛んで行きたい!

 

だから、一刻も早く情報をいただけるように、こうした一言は欠かせません。

 

最後に、読みやすく目立つ掲示物をつくる基本の3点セット。

・色を多用しないこと

・文字は基本的に黒を使うこと

・フチをつけること

 

今回緊急度を伝えるために赤い枠で囲み、文字が小さくなるけど読んで欲しい内容には黄色の背景色を入れました。色をたくさん使うと読みづらく目立たなくなるので要注意です。

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ちょびが一目見たら忘れない、印象的な顔をしていてくれたおかげもありますが、結果的に地域の誰もが気にかけてくれる、伝わるチラシができました。

 

私たちはこのチラシを付近80軒に手渡しで挨拶をしながら配り歩きました。コンビニや施設などにはラミネートしたものを張り出していただけるようにお願いをしました。一人の目よりも多くの人の目、情報が重要です。

 

付近のローソンさん、セブンイレブンさんは、自動ドアの真正面、新商品よりも目立つ形で掲載していただきました。保護の連絡をすぐに伝えに行くと、自分ごとのように一緒に喜んでくれました。本当にありがとうございます!!

 

ぜひ万が一の時はこのチラシを思い出し、呼びかけを行なってください。

 

そして、無事に保護できたあと、こちらのチラシを持参してご挨拶まわりをしました。改めまして、地域のみなさま、ありがとうございます!


【前編】からの続き。その後、夫が捜索を続け、私は1時間ほど睡眠をとり午前3時にバトンタッチで捜索に。

 

夜間で声もかけられないし手がかりもまったくなく、またわずかに睡眠をとり、朝から捜索に出ました。

 

憔悴しきった私たちを心配して、義母が家に来てくれ、ご飯を用意してくれました。「ちょびちゃんは帰宅するからお祝いをしよう」とお赤飯が。春ちゃんの優しさに「絶対に見つかる!絶対に見つける!」と号泣しました。

 

「ちょびは今日絶対に見つけるから、お赤飯はそのとき食べる!」と宣言して、さっと食事を済ませて捜索を続けました。

 

野良猫ちょびとは二年間一緒に過ごしていろんなところを散歩しました。だからちょびが好む場所はよく知っているつもりです。

 

庭先、物置、材木置き場・・ちょびの好きそうな場所がありすぎてすべてに泣きながら声をかけるも反応なし。

 

出逢う小学生、おじいちゃん、みんながちょびのことを知っていて心配してくれました。

 

山の向こう側まで自転車でチラシ配りをしていた夫も、さすがに2日目の日が落ち帰宅する頃には弱気になっていました。ほとんど不眠不休、手がかりなし。私も何度も嫌な想像をしてしまい、それを打ち消していました。

 

こんなときに私まで弱気になってちゃいけないと、絶対に見つかるから!大丈夫!とお互い励まし合い一緒に捜索に出ました。

 

かけずりまわって22時半。夫が初日にちょびを見たと言った場所が気になって、もう何度も何度も何度も見て声をかけていたけど諦めきれず、しつこくライトで照らしていたら、猫の目が2つキラリと光りました。

 

もうその光を見ただけで、ちょびの目だとわかりました。目の離れ具合がちょびのそれだったのです。

 

私は反対側を捜索していた夫に「ちょび!いた!いた!!」と声を抑えて叫び、夫がちょびの近くへ静かに近寄りました。

 

パニックにならないように、なるべくいつもの遊んでいる時の声で「ちょび、ちょびちゃん」と二人で声をかけると「にゃんっにゃんっ」と確かにちょびの声。

 

この声!ずっとこの声を聞きたかった!何度もちょびの名を呼びながら、この可愛いちょびの返事を待っていたの!

 

もう耐えきれずに声をあげて泣きました。抱き上げた夫に「ちょび!ちょび!絶対に離さないで!」と叫ぶと、夫もしっかりと抱きしめていました。家のドアを開け、鍵をしめた瞬間に二人で大声で泣きました。

 

「ごめんね!ちょび!ごめんね!」と泣く私の横で、目をキラキラさせたちょびはいつもよりお喋りになって、どれほど外が楽しかったのかを伝えているかのように元気いっぱいでした。こんなに目が輝いたちょびは初めて見ました。

 

ちょび大捜索の間ひとりお留守番をしていてくれた「てつ」は外に出たちょびの匂いが気になるようで、クンクンと匂いを嗅いで後をつけていました。

ペット探偵の遠藤匡王さんが到着したのはその30分後。捕獲直後に連絡をしたところ、すぐ近隣まで到着していたので、ひとまず家に来ていただき話をしました。

 

家や車に貼ったおびただしい張り紙、猫捜索に協力してくれる家やポスティング先を色で示した地図を見た遠藤さんは驚いていました。それほど私たちにとって、ちょびはなくてはならない存在で必死だったんです。

 

遠藤さんと会話をする中で、とても親身で信頼のおける方だと思いました。もしペットが行方不明になり困っている方がいれば迷わず遠藤さんを紹介します!

 

遠藤さんにお詫びしてお見送りした後、春ちゃんのお赤飯を食べました。ずっと何を食べても味はしないし、喉が閉ざして食欲ゼロだったのですが、お赤飯のおいしさにまた涙。

私はすぐにパソコンに向かい、ちょびが無事帰還したことや感謝やお詫びを伝えるチラシを作って家に貼り、翌日夫と一緒に配り歩きました。

チラシを渡しに行ってもすでに町中みんなが「見つかったって聞いたよ!よかったね!」と声をかけてくれ、ちょびは引越しからわずか一週間で地域一の有名猫になりました。

 

もう絶対に窓を開けっぱなしにすることはしないし、猫たちが今どこにいるのか注意深く確認してからドアを開けることを誓いました。

 

そして、やはり外が大好きで生きがいのちょびから外の世界を奪うことはできないので、GPSなど絶対に迷子にならない対策をすべて講じて外の世界も楽しめる方法を考えようと思います。

外を眺める時間が増えたちょび

 

今回の大捜索。夫家族をはじめ、この地域の方々が心から協力的でそういう優しさにも数えきれぬほど涙しました。

 

感謝と安堵の気持ちでいっぱいです。とんだお騒がせ新入りファミリーですが、どうかよろしくお願いします!!