二日くらい前から空腹時にみぞおち(たぶん胃)が急激に痛くなってしまい、医療関係者の友達に聞いてみました。

その日に何を食べたのか聞かれたので、ランチにタイカレー、コーヒー(ブラック)2杯、夕食には脂の乗ったトロのお寿司と生ハムのサラダとデザートにクリームチーズ、と答えると・・・

 

「それ、カレーのせいで胃酸過多になっているんじゃない?」と言う。

 

「あ〜!確かに!タイカレーめっちゃ辛かったからそれが原因か!」と言ったら、「カレーじゃなくて加齢だから!食べたものほぼ胃に負担がかかるものばっかだよ〜」と言われ、涙が出ました。笑

 

で、ここ2日間、市販薬を飲んでたんですが全然改善されず、何か食べていなければ胃がずっと痛い状態でゴロゴロ転げていました。

 

そんな中、友達が紹介してくれたリンパマッサージに以前から予約していたので、胃がこんなに痛いのに大丈夫かな…と思いながら行った結果、超びっくりしたんですが、胃痛がピタリと治ったんです!

施術してくれた女性にお会計の時にそのことを伝えると、「あ〜、背中が硬くなっていたらそこをアレしたからなんちゃら〜」と詳細は忘れましたが、どうやら胃と背中には何らかの関係があり、それを何かしてくれて、結果良くなったらしい!

 

あの辛い痛みがなくなり、感激しました!同時に、最近見たのニュースを思い出しました。

 

医療機関、ウェブにも広告規制 患者の体験談も禁止へ(朝日新聞)

 

このニュースに限った話でなく、一部の業者の悪質な広告のために、美容・医療系を中心に、常に情報規制が厳しくなり続けていますよね。

 

情報が溢れる時代。今後は医療機関以外でも、まじめなお店の本物の体験談すら段々と出せなくなってくるんじゃないかな〜、なんて思っています。

 

ここで大事なことは、今から何をしていったらいいのか考え、「備えていくこと」ですね。

 

自店で「効きます!良いです」と謳うのは薬事法的にダメ!お客さんの「効いた!良かった」という体験談を伝えることも、この先ダメになってくるかもしれない。

 

だから、お客さんに「良かった!」を直接発信してもらえる、仕組みづくりが必要です。サクラなレビューでない限り、個人の言論の自由は守られているので、お客さんの自主的な発信は、お店にとって重要な情報になります。

なので、例えば、お客さんのSNSやリアルな口コミで発信してもらいやすいように、サロン内で写真を撮ってもらう機会をつくるといいですね。

 

先日も友達グループでお茶を飲んでいる最中に、スマホに撮り溜めた写真を見せ合って、それについて話をする機会が何度もありました。

 

例えば、エステサロンであれば、施述前後の脚のサイズがどれだけ変わったか、お客さんのスマホを借りて撮影してあげたら、結構喜ばれると思います。お店のカメラは嫌だけど、自分のカメラなら抵抗も少ないですし。

 

SNSに自分の施術前後の脚を投稿することはないですが、仲のいい友達同士での「最近痩せたね〜!何かやってるの?」という、よくある会話には大活躍するでしょう。

 

 

それから、お客さんが紹介者になってくれるような、いい関係性を育てるために、ニューズレターやブログで発信し続け、日常的に気にかけてもらえるようにすることも大切です。

 

これは、美容や医療関係に関わらず、私も同じです。法律が変わったり、世間の流れが変わったり、その都度「どうしよう!」と焦らなくていいように、しっかりと地盤を固めておきたいですね〜。

 

何はともあれ、いつもの健康体に戻ってよかった〜!!


ランチにタイカレーを食べ、書店で本を3冊買い、化粧品を買い、花瓶を探しに花屋さんへ行き、スーパーとコンビニにも寄って、カフェでコーヒーをテイクアウトして、久しぶりに休日らしい休日を過ごしました。

 

そうそう、途中で新しくオープンした農産物直売所を発見して、新玉ねぎを買ったっけ。

その中で、「あ、ここの販促おもしろい!頑張ってる!」と感じることがほとんどありませんでした。

 

POPはゼロ。販促といえば、書店でGWに合わせたイベントが行なわれていたくらいでした。

 

農産物直売所には、新鮮そうな山菜が山積みになっていたし、大きなたけのこも売られていました。

 

朝採ったものかもしれないし、地元の山で取れたのかもしれないし、天ぷらにすると美味しいのかもしれないし、新鮮な食材ならではのオススメの料理法があるのかもしれない。

 

でも、商品名と値段だけ掲げられていても、お客さんにはわからないんですよね。ということで、ただ単に「安い」という理由だけで新玉ねぎを1袋だけ購入しました。

売上げアップしたい!集客したい!もしそう考えているとしたら、まだまだできることはいっぱいあるんですよね〜!

 

「でもさぁ、何したらいいかわからないよ〜!」

そう思ったら、自分が実際に買い物をしているときに、意識してみてください。

 

なんでそれを買ったんだっけ?どんな言葉を目にして「欲しい」と思ったんだっけ?

 

自分が商品を買った理由を探ってみると、「こういうことを伝えればいいんだ!」ということが見えてきます。

 

それを、そのまま、今度は自分の売り場で伝えてみればいいいんです。難しく考えずに、まずは自分が普通のお客さんとして、買い物を楽しんでくださいね〜♪


商業界2018年6月号が、ちょっと早めに届きました。表紙には、「やまとマン」が笑顔で立っています。

やまとマンは、私の書籍やPOPセミナーでも事例として登場していただいている「スーパーやまと」の社長、小林さんです。

悔しいことに、スーパーやまとは、昨年12月に倒産しました。商業界の特集では、「その日」のやまとの状況や、現在のやまとマンの想いを伝えていて、記事を読んで胸が熱くなりました。

 

昨年末、残念なニュースを知ったとき、小林社長から、「まっすーごめんね。本の中で紹介してくれているのに」とメールをいただきました。

 

スーパーやまとさんは、私の独立前の会社印時代からお世話になっていて、独立後も数年間お店の販促のお手伝いをさせていただいてきました。

 

その後も、時々小林社長とはご一緒させていただく機会があり、お世話になっていました。3.11のあの瞬間も、小林社長と打ち合わせの最中だったこともあり、何かで繋がった特別な存在だと、常々感じていました。

 

初めてやまとさんの販促のお手伝いをさせていただくことになったのは、24、25歳の頃でした。お客さんが楽しくお買い物できる売り場にするために、各店に手書きPOPを書いてもらうことに。

 

毎月、県内にある十数店舗をまわって、スタッフのみなさんと会話をして、素敵な取り組みや課題を見つけてレポートにまとめ、勉強会の内容を考えて、勉強会に集まってくれたスタッフさんたちに伝えていました。

 

店長たちは、この道何十年の大ベテラン。ある日いきなりやって来た、最近社会人になったような若造の、しかも年齢以下に見られることの多かった私の言うことなんて聞いてもらえるわけがありません。

 

少しでも言葉に説得力が増すように、やまとに行く時は、視力2.0でしたが、伊達眼鏡をかけてスーツを着て、「老けづくり」をして行くようにしていました。

 

最初の頃は、店長に「こっちは夜まで忙しいんだよ!」と言われ、相手にしてもらえなかったので、その日の閉店後、夜中にPOPを手伝いに行きました。

 

驚いた店長に、仕事は終わったのか?と聞かれたので、この時の私は朝から夜中の1時、2時頃まで残業していたから、そんな話をすると、逆に同情してくれて、POPを書いてくれるようになりました。笑

 

こうして、やまとで過ごした年月の中には、たくさんの忘れられない思い出があります。

 

あまり感情を表に出さなかった店長が、めちゃくちゃ可愛らしいイラストがかけるようになって、子どものように笑ってくれたこと。

 

最初は乗り気ではなかった店長がPOPを書いてみたら、プリンの売り上げがものすごくアップして嬉しそうに教えてくれたこと。

 

ずっとパソコンでPOPを作っていたスタッフさんが、手書きにチャレンジしてみたら、どんどん売れ行きがよくなって、いつの間にかすごい売り場に変身させてしまう、POPのスペシャリストになったこと。

 

普段は控えめな女の子が、月一の販促セミナーに毎回楽しそうに参加してくれるようになり、売り場では元気いっぱいのPOPで売り場を盛り上げてくれたこと。

 

(この女の子が、私がたまたま1個だけ試しに買った「くるりら」を、使いやすい!と絶賛してくれたから、POPセミナーのレギュラー文房具に導入することに決めたんです!)

最初は絵も字も下手くそで、何を書いていいのかわからなかった私も、やまとの売り場で、お客さんのリアルな反応を知り、喜んでもらえる伝え方を身につけていけたこと。

 

 

こうして長年積み重ねてきた関係性や、ひとつひとつの事例、お客さんの反応は本物だから。だから小林社長、これからもすごはんのPOPセミナーの大切な事例として、たくさんの方の「たのしごと」に役立てていただけるように、やまとを紹介し続けさせてくださいね。

 

スーパーやまとは街からなくなってしまったけれど、私の魂の中にはいつでも存在しているし、毎日の仕事の中に「やまと」での経験が生きているんです。

 

だから、スーパーやまとは永久に不滅です!!

これからもやまとマンを応援しています!