ずっと行きたかった山梨県立美術館の特別展『クールベと海 フランス近代 自然へのまなざし』が先日最終日だったので、オンラインセミナー後の閉館60分前に慌てて行ってきました。

時間がないから雑な自撮り。笑

 

原田マハさんの書籍『現代アートをたのしむ 人生を豊かに変える5つの扉』に、「美術館は閉館間際がゆったり鑑賞できるのでおすすめ」と書かれていたので、ちょっとそれも期待して行ってきました。

 

閉館前で比較的空いていたので、一点一点筆のタッチまで間近でじっくりと見ることができ、感激!やっぱりパソコンの画面や本で見るのとは違って、絵具の凹凸や筆のスピード感や繊細なタッチから画家の息遣いを感じることができますね。

 

レアリスムの道を切り開いたクールベと、同じ「海」を描いた様々な画家たちの作品も織り交ぜながら鑑賞することで、クールベの目線や世界観をより深く感じることができました。

 

投獄ののちスイスに亡命し、その後は二度と海を見ることができなかったクールベが晩年に描いた海には心打たれました。

 

たっぷりと堪能して外に出ると、日が落ちて辺りはクールベの絵画のように、深く、力強い色になっていました。

最近ものすごく忙しくて、時計の針に追われながら生活をしていたので、そんな中で美術館でひとり静かに芸術と向かい合える時間というのは、なんとも贅沢な気分にさせてくれました。

 

自宅に戻ったら余韻に浸る時間が欲しくて、青いハーブティ「バタフライピー」やお気に入りハーブを混ぜて優雅なティータイムまで過ごしちゃいました〜♪

レモンが入ると紫色になるんですよ〜!不思議ですよね♪

一通り余韻を楽しんだら、「よっしゃ!私も世に残るいい仕事をしよう!」なんてBigことを思いながらパソコンに向かいました。

 

これからも、忙しい時ほどこういう贅沢な時間を大切にしていくぞ〜!


ちょっと前、平日の昼を狙って八ヶ岳の「中村キース・へリング美術館」へ行ってきました。

入り口で検温をしたら、洗面所へ誘導されます。石鹸で念入りな手洗い&除菌で安心!

 

ほぼ貸し切り状態でゆっくり見ることができました!写真はフラッシュや自撮り棒、動画は禁止ですが、自由に撮影することができます♪

ポップな色使いでダンスを踊っているような、よく目にするあの楽しげな作品とは違い、キース・ヘリングの内面深くが伺えるような作品の数々。

 

この作品を通じて何を伝えたいのだろう?と想像力を膨らませながら作品とじっくり向かいました。

31歳の若さで旅立った、キース・ヘリングの言葉が、ずしん。

死はいつか必ずやってくる。自分がやりたいことをやろう!自分が思う道を進もう!そんな活力が湧いてきました!

思わず明るい気持ちになれる作品たち。日本を愛したキース・ヘリングの美術館!大自然に囲まれのんびりできて、とても良い気分転換になりました!

アートを楽しんだら、やっぱりお腹が空きますね!私のイチオシを2軒紹介しまーす!

 

もしお蕎麦好きでしたら「ICHI(いち)」が超絶おすすめ!昔診療所だった建物を改装した、オシャレトロ空間でいただきます!メニューは揚げ野菜のとろろかおろしの2品のみ!

季節の野菜たちが素揚げされていて、これが絶品!人気店なので、お時間に余裕のある方はぜひ!平日なら、AM10:50頃に到着するように行くのがおすすめでーす!(予約不可)

ここのお店には素敵なこだわりがあるんです!過去記事もよかったらぜひ!

そのお店、リピートを決めた理由は?

 

超美味しいピザが食べたい方は「グローブカフェ」がおすすめ!ここも大好きなお店!

美しい雑木林を眺めながら、手作りの石窯で焼いたピザやパスタが愉しめます!ピザ、美味しすぎて一人一枚ペロリです!なんならパスタもイケちゃいます!笑

こちらも人気店なので、当日突撃は満席の可能性大!予約必須で〜す!

 

そして、そろそろ「ドゥ・ミール」の季節限定・イートイン限定のモンブランの季節!あれを食べずして秋は迎えられませんっ!! 平日の空いていそうな時間を狙って、一人でプラッと行ってこようかなぁ!

はあ〜、近くにこんな素晴らしい世界が広がっているなんて・・・恵まれているなぁ〜!山梨最高!山梨大好き!

 

ということで、ドライブがてら八ヶ岳に遊びに来てはいかがでしょう〜??


今日のブログは趣味のゆるゆるブログ。写真多めです!読み込み遅かったらごめんあそばせ〜!

念願の大塚国際美術館(徳島県)へ、ついに行くことができました!場所もいいところ〜!!

 

大塚国際美術館はとにかく広く展示数も超大量。なので、絵画一点に対して人が集中することなく、ゆったり細かい部分まで観られるのも最高!

下の写真にあるベラスケスの絵は、扉の上の高いところに飾るために描いたものなので、正面からだと馬がまん丸でヘンテコリンですが、下からのアングルで見るといい感じになるんです。(・・・と、NHKの日曜美術館で言っていました。笑)

そんな絵だって、しゃがみこんでスペインの王様目線で鑑賞できちゃいます。人がいっぱいのプラド美術館の実物ではなかなか難しいですからね〜。

 

それから、絵画はレプリカなので撮影OKなのも嬉しいところ!

今回アテンドしてくれたパッケージの松浦さんの娘の凛ちゃんのように、こんなふうにモデルになりきって撮るのもいいですね〜!

凛ちゃんの可愛さやプロフェッショナルなポーズに、私たちだけでなく、まわりのお客さんも絶賛していました!本当に可愛くて可愛くて、「凛ちゃんこっちも〜!」とモデルをお願いしまくっちゃいました!

こうやって、楽しみながら芸術に興味を持てるって素晴らしい!

なんて素敵な親子!

 

これは笑ったなぁ〜!ご一緒した神奈川のベーグル屋さん「パン工房 くるみいろ」のやっすー、イラストレーター「アイツファクトリー」のみかりん、「パッケージ松浦」の凛ちゃんと4人で「真珠の耳飾りの少女」にナリキリました!

ダメだ、まじめな表情にしようと思っても、どうしてもニヤついてしまう私とみかりん……笑

 

このようないろんな「体験」ができる仕掛けがあるのも面白い!ゴッホの作品、『ファンゴッホの寝室』の再現もありました!なんてかわいいお部屋!

マドリードのプラド美術館で一番の目的だった、ゴヤの「黒い絵」シリーズも、ここでは実際のゴヤの別荘を再現した配置で展示されていたのには感激しました!ああああああーーー写真撮り忘れたぁぁ…。

 

そして、写真OKなので私の密かな楽しみの「名画の謎ポイント探し」も捗りました!例えばこちら。なぜ右後ろのこのおじさんは頭から流血しているのか気になりませんか?

そんな時は「全体」「謎ポイント」「タイトル」の3点を写真に撮っておいて、あとで本やネットで調べると、いろいろ知ることができて面白いんです!一つ一つ鉛筆でメモを取るのは大変なので。

 

ちなみに、流血のお方は聖ペトルスという人で、暗殺者によって頭を切られて殉教し聖人になったため、このような表現になっているそうです。

 

先ほどの流血の表現はまだソフトだったようで、色々調べていてたどり着いたこちらのブログに衝撃的な聖ペトルスがたくさん紹介されていました。怖い絵が苦手な方は見ない方がいいかも!?

で、ここからは完全に私の日曜の趣味の世界。

 

子どもの頃から実家にモナリザ(階段に飾られていたんだけど、一人で2Fに上がるのが本気で怖くて嫌だった!)やら、モネやミレーの絵が飾られていたので、その影響か西洋画に興味を持つようになりました。

お気に入りの本はすぐに手に取れるリビングに置いて、時々コーヒータイムのお供に開いては自己満足の世界に浸っています。中でも超がつくほどおすすめの本は、『世界の美術コンパクト版』です。

見よ!徳島名物の「大野海苔」と比較してもこの厚さ(約600頁)!・・・比較対象がわかりづらくてすみません!笑

あの名画の数々がたっぷりと掲載されているので、見開きで気になるあの絵画がどどーんと載っていたり、

ポイントがわかりやすく解説されているんです!(興奮!!)

いや〜、この本を読んでしっかり予習してからスペインへ行きたかったなぁぁぁ!! 激しく後悔。。

一家に一冊あるといいレベルの本なので、お好きな方にはおすすめですよ〜!

それから、宗教画は聖書のことも知っておいた方がより楽しめますよねぇ〜。ってことで、聖書をと名画をザックリ知っておきたい方は、『聖書と名画』がおすすめです!

何時代にはどんな画法が主流で〜、など美術史を手っ取り早く知るなら『いちばん親切な西洋美術史』が簡単でわかりやすいです。

ということで、しっかり勉強して、西洋画好きの母を連れて大塚国際美術館をまる2日間くらいかけてじっくり鑑賞し、謎ポイントを調べてから、国内外の美術館で本物を観に行きたい!! 夢が広がります♪