私たちは何かを買う前に、宣伝よりもクチコミを参考にしますよね。

だから、キャッチコピーを考えるときは、宣伝ぽくならずにクチコミとして伝えましょう!

 

大人の事情で商品名は言えないのですが、先日考えた某アイスクリームのキャッチコピー(ほんの一部)を紹介します。

・あ、今〇〇食べてるから話しかけないで!笑

・期間限定じゃなくて定番化してーー!!!!

・お風呂あがりの楽しみ増えました☆

 

これらはすべて、商品を食べながら実際に感じたこと。宣伝ではなくリアルなクチコミとして届くように、頭に浮かんだことや口から出たことを、そのまま加工せずに素直な言葉で伝えることを大切にしています。

それから、キャッチコピーをPOPとして書く場合も、宣伝ではなくクチコミとして伝えられるように、「ある工夫」をしています。

 

それは、自分の文字で書くこと

 

POPだからといって、丸いPOP文字で書く必要はありません。おじいちゃんにはおじいちゃんらしい文字、子どもには子どもらしい文字があるように、人それぞれに自分の文字があります。

 

下手だって苦手だって関係ありません。自分の言葉を、自分の文字で伝えることで、より一層クチコミ感のあるPOPが書けるようになるんです。

こういう仕事をしているので、POPづくりに自信がない方から「まっすーだからPOPが書けるんだよ。センスがない私には無理…」と言わることがありますが、その言葉だけは明確に否定して伝えています。

 

私は下手くそで自信がない気持ちをよく理解しています。私が書いたPOP本はPOPに対する切り口が、想像しているものとはまったく違うはずだから、本当に、心から、マジで後悔させないから、とにかくこれを読んで欲しい!

出版してから7年経ってるけど、POPや販促、伝えることの基本を書いているから、いくらコロナや何やらで世の中が変わっても、この先何年経っても、書いてあることは色褪せません!

 

・・・あれ?いつの間にか本の宣伝になってましたが、本当に伝えたいことなので!笑

 

自分の言葉や文字に自信持って、相手に届けましょうね〜♪

 


前回の続き。先日のブログをまだ読んでいないよーって方は、こちらからお先に読んでくださいね。

販促物を「要らないものから」「欲しいもの」に変える方法【前編】

 

「欲しい」と思うものってなんだろう?ーー私が閃いたのが、クイズとか間違い絵探しなどの、暇つぶしとして楽しめるものでした!

想像してみてください。社員食堂で仲間と一緒にランチしている最中に、間違い絵探しやクロスワードパズルなどがあったら、話題になるし楽しめると思いませんか?

 

それを毎月配ってくれる人がいたら、「あ、今月号だ!貰わなくちゃ♪」とちょっぴり楽しみにしてしまうと思いませんか?

 

仲間と間違い絵探しをしている最中に、もう見つけちゃったよ〜って人は退屈になるので、間違い絵探しの空きスペースに住宅情報を入れて見てもらえるようにしました。

 

それから、お子さんがいる家庭なら、「これ娘に持って帰ろう!」と考えるかもしれまんよね。

 

さらに、住宅メーカーさんには予算があったので、クロスワードを解いて応募した方に抽選プレゼントも準備してくれたんです。

IMG_5934

これによって、これまで普通にチラシを配っていたときには絶対に手に入らなかった、お客さまの情報も得ることができました。

 

これまで目を逸らされ迷惑がられていたのに、「ひまつぶし通信」はみんなが受け取ってくれるようになり、顔や名前を覚えてもらえ、コミュニケーションも増えるようになり、販促のお悩みを無事解決することができました!

 

そしてもう一つ大切な変化が!営業さんたちが販促物づくりをめちゃくちゃ楽しんでくれるようになったし、営業さんたちから見ても、自信を持って「楽しい販促物だから受け取ってもらえるに違いない!」というマインドに変わりました。

 

「もらってもらえない販促物」「どうしたら欲しいものになるんだろう?」と固定観念にとらわれずに考えてみてくださいね。

こちらの記事もぜひ!

私の販促物コレクションその1 本当のデザインとはなんぞ?を教えてくれる航空会社のアレ

楽しいアイデアがポンポン浮かんでくる人になる方法

アイデアは天から降ってくるのではなく、引き出しから取り出すもの


これはもう13年くらい前の話。私が会社員時代にある住宅メーカーさんの担当になった時、依頼されている折り込みチラシ以外で何かお役に立てることはないかと、現状の販促について伺ったんです。

その中で、「住宅のチラシを近隣企業の玄関で手配りしているが、全然受け取ってもらえない」という悩みがあることを知りました。

 

自分に置き換えて考えてみても、自分の会社に住宅メーカーの営業マンが来てチラシを配っていても、よほど住宅に興味がない限りは受け取らないだろうなぁ…と思いました。

ここで、考えるべきは2つのこと。1つ目は、目的。私は一体何のためにこのチラシをこの会社で配っているの?ってことです。

 

ここで、「住宅を買ってもらうため」だったら、考え直した方がいいと思います。よく知らない営業の人からチラシを手渡されて、すぐに「はい!これ買います!」とはなりませんよね。もっと、丁寧にじっくりと、目的を考えてみましょう。

 

・年収が高いこの会社の人にアプローチしたい

・まずは当社の商品に興味を持ってもらいたい

・住宅展示場に来て欲しい

・直接手配りすることで自分の顔を覚えて欲しい

などなど、目的が見えてきます。

 

2つ目は、どうしたら「欲しいもの」に変わるのか?ということ。

 

一旦「チラシ」とか「住宅」は頭の中から消去して、営業マンが会社の入り口で何を配っていたら積極的に貰いたいと思うのかを考えてみましょう。

 

私が即座に閃いたのが・・ちょっと長くなりそうなので、後半(明日のブログ)に続きまーーす!