前回のブログでご紹介した、「不老閣」の女将便り。ここに隠された集客力の秘密を見つけることができましたか?

女将便り

「いっぱい来てもらわなきゃ!」「この商品を売らなきゃ!」販促物をつくるときって、どうしても視野が狭くなります。そうすると、商品の紹介ばかりのつまらない販促物になってしまい、お客さんから嫌われてしまいます。

 

もっと視野を広げましょう。お客さんはあなたのお店にだけ行って、そのまま真っ直ぐ家に帰るわけではありません。せっかく家を出たついでに、ドラッグストアに寄るかもしれないし、スーパーに行くかもしれません。

 

エステや美容室だったら、尚更綺麗になった後はどこかに立ち寄りたくなるのが、ごく自然な心理です。

 

自分のお店だけで完結させるストーリーではなく、その一日をまるごと提案した方が、面白くて魅力的な情報を発信できると思いませんか。

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不老閣では、まさに女将がお気に入りのお店やグルメなどの情報をお客さんに伝えるというもの。

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市販のガイドブックでは紹介されない、馴染みの宿の女将の目線と言葉で伝える情報だからこそ、「行ってみたい!」に繋がるのです。

 

女将さんには取材時のこだわりがあって、ランチの後はコーヒーを飲みながらゆっくりして、その後は道の駅でお土産の野菜を買って・・と、実際に1日の流れを考えながら、同じコースをまわっているんです。だから読み手(お客さん)も1日のコースを想像しやすい!

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そして、自分の商品やサービスを伝える場合は必ず「お客様体験談」の枠内で、実際のお客さんの言葉で伝えます。

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こうしたお客さんに芯から寄り添った発信だからこそ、それに応えてくれるお客さんが多いのは当然かもしれません。また、集客に繋がるだけでなく、地域のお店の貢献になるため、まわりからも応援されるお店になります!

 

この女将便りに隠された販促エッセンスは、きっとみなさんのお店にも取り入れられるはず!ぜひ実践してみてくださいね。

 

 


情熱色の商業界11月号、本日発売です!

商業界11月

今回は、13回目の連載と特集ページを執筆しています!特集は「年末に備えてどんな販促ができるかな?」という記事を書いています!

 

そこで、特集記事がもっと楽しめるように、記事の中に登場する2枚のPOPのつくり方をご紹介します!

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まず一枚目はこちら!ターゲットを絞ったPOPです。

 

軽トラのおじいちゃんと、ピースのおばあちゃんのイラストが目を惹くPOPで、結構難しそうに思えるかもしれません。

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でも、パーツをバラバラに描くことで、案外簡単に描くことができちゃいます!POPは一枚の紙で完結させようとするのではなく、イラストや文字をバラバラに書いていけばうまくいきますよ!

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ということで、パーツができたところで、POP台紙の色画用紙に配置してみます。こうすれば、どのくらいのボリュームで文字が書けるのか、掴みやすいんです。

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仕上げのマスキングテープは、同系色のものを選ぶといい感じにまとまります!

 

さぁ、続いて2枚目のPOPはこちら。

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こちらも、1枚目同様にまずはパーツをつくっていきます。

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できたパーツは、どんな配置にしたら目立つのか、バランスがいいのか、より伝わるのか・・試行錯誤しながら考えていきます。

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配置が決まったら、文字を書きます。

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順調に書いていたら・・・
「美溶液!?」あーーーー文字間違えちゃったよ!!書き直しだぁーー(涙)

 

なぁ〜んて、ガッカリしなくても大丈夫!POPを裏返して、パーツで隠れた部分をこっそりハサミで切っちゃいましょう♪

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それを糊でくっつけて、書き直せばOK!

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ラミネートすればほとんどわからなくなります!実は1枚目のPOPの商品名の部分も間違えたんですが、気づいた方は少ないはず☆

 

せっかくいい感じに書けていても、一文字間違えただけで書き直ししたらモチベーションが下がってしまいます。なるべく一発OKになるように、工夫することも大切ですよ!

 

ちなみに今回使った道具は、普通のコピー用紙(白)・ダイソー色画用紙セット・ぺんてる筆(中字)・三菱鉛筆プロッキー(太)・ぺんてるトラディオエナージェル(0.7ミリ)・コピックです☆

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商業界11月号を片手に今日のブログを読んでいただけると、より一層楽しめますので、ぜひお近くの本屋さんかAmazonさんで今月号の商業界をGetしてくださいね〜!

 

☆まっす〜からのお知らせ☆

その1)10/6(火)、日本橋で「いつもの仕事が“たのしごと”に変わる!」スペシャルセミナー開催! ⇒詳細はこちら

 

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今日のブログがあなたの“たのしごと”のきっかけになりますように☆ ポチッと応援よろしくお願いします!

すごはん


おかげさまで、『売れる!楽しい!「手書きPOP」のつくり方』がAmazonのマーケティング・セールス部門で1位、「ビジネス・経済」という大きなカテゴリでは、なんと最大19位になりました!表紙も見えないのに、たくさんご予約いただきまして、ありがとうございます!

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さて、先日自宅で執筆中、ふとした瞬間に付けっぱなしのテレビから気になる言葉が飛んできました。「日曜美術館」の片岡球子さんの特集でした。

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片岡さんのお名前と「ヘタという個性」という言葉を慌ててメモしました。

 

POPセミナーをしていると、時々「私は文字がヘタだから…」と自信を持てず、なかなか書き出せない方がいます。そんな方には、「上手だったらパソコンでつくったPOPと同じ、上手じゃないから手書きの価値があるんですよ」と伝えます。

 

まさに手書き販促は、「ヘタ(完璧ではない)という個性」が重要なんです。

 

「私の文字やイラストはヘタ」で止まってしまったら、自分で自分の価値をゼロにしてしまいます。それを「個性」と捉えれた瞬間に、価値が生まれて楽しくなりますね。

 

京都や愛媛で開催したセミナーに参加してくださった岸本さんは、もともとイラストが苦手だったそうです。でも、「苦手」って実は自分が思っているだけで、まわりから見れば案外「え?すごい!」と感じるものなんです。

 

だって、岸本さんの手書きお手紙はこんなに素晴らしいんです!  ⇒ 「花みずきだより」を見る

 

「私はヘタだ」という気持ちは内向き、つまり、自分にしか気が向いていませんが、個性と認めた瞬間に、誰かを喜ばせたい!という外向きの気持ちに変わっていきます。

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岸本さんは、イラストに個性を見出して、今ではこんなに楽しいお手紙で私に元気を届けてくれるんです。そして、彼女に共感する人が増えて、なんと絵封筒講座を開催する機会にも恵まれました!

 

個性と認められたところから、自分の価値は磨かれていきます!自分が考える自分のネガティブな部分の見方を変えてみませんか。