昨日のブログでは店内風景こそ販促になる!魅せる風景をデザインしよう!というお話でしたが、今日は新潟県の燕三条からの熱い話題を。

ご存じの方も多いと思いますが、燕三条といえば刃物や金属加工のまち。私は父の単身赴任先だっため、子どもの頃は連休といえばここで過ごしました。

 

歴史のあるものづくりのまちというと、なんだかおじいちゃん職人さんたちのレトロなまちをイメージするかと思いますが、燕三条には「魅せる風景」が満載!

 

例えば、庖丁工房 タダフサさんの工場なんか行ったら、もう胸が熱くなるほど超かっこいい!

中を覗き視ることで、確実に商品やブランドに対する価値がアップします。

タダフサさんのパン切り包丁は当時入手困難でしたが、工場直売所で運良く購入できました!

 

切れ味抜群だし、なんといっても、この包丁が生まれる過程を見ているから、嬉しくなるんです!使うたびに丁寧にお手入れをして、大切しています。

それから工場見学といえば、爪切りで有名な諏訪田製作所さんをご存じでしょうか?

 

工場は、驚くほど「魅せる風景」が徹底されています。気になる方は「すわだ 工場見学」で画像や動画をググってみてください!本当すごいです!

 

この方のYouTubeがわかりやすいです。建物や照明、什器、職人さんのユニフォーム、除雪車まで完璧にデザインされていますよ!

 

だからこそ、1万円の爪切りが飛ぶように売れているのでしょう。私ももう何年も愛用していますが、切り心地最高!気になる方はこちらをチェックしてみてください。

 

▼燕三条の工場見学ブログはこちら

日本ってすごい!大人の工房見学〜燕三条編〜

 

 

で、ここからが重要な話です。

 

タダフサさんやスワダさんの例を知った時に「規模が違う!業種が違う!うちとは違うから参考にならない!」では何の意味もありません。

「店内を魅せることって大事なんだ!」「ユニフォームを変えるとイメージが変わるんだ!」「駐車場のカラーコーンすら販促物のひとつになるんだ!」などなど、拾えるポイントってたくさんあるんです。

 

自分とドンピシャな事例でしかヒントが得られなければ、永遠に同業他社の真似、後追いをするだけ。そんなのってつまらないし、本当にお客さんはそれで喜んでくれるのだろうか?と疑問です。

 

全く関係のない会社やお店、なんなら趣味や遊びの中からもヒントはたくさん得られます!これらが業界の常識を打ち破って大きなインパクトを与えてくれます!

 

だってほら、お洋服屋さんではショウウィンドウを綺麗に飾るのは当たり前だけど、工場では当たり前でなかったからこそ、取り入れたらこんなにも「特別」になるわけですよね。感度を上げていきましょう〜♪


道ゆく人に店名や商品、サービスなどを知ってもらうには、どんな方法があると思いますか?

 

「看板」「ブラックボード」はイメージしやすい販促物ですよね。

昨日は、あるクリーニング店さんの看板づくりの打ち合わせに伺いました。

 

お店の外に出て、道路から実際にどのように看板を目にするのか確認しているとき、ガラスの中の店内に目が向かいました。

 

明るい店内の大きなカウンター。レールいっぱいに掛けられた仕上がったばかりの綺麗なシャツたち。

 

このリアルな「店内風景」こそ、「クリーニング」と文字で書くよりも、素早く「クリーニング店である」ということを道路を行き交う人々に伝えてくれる販促物ではないだろうか!

 

となると、ガラスから見える店内風景も雑然としたものではなく、しっかりと「魅せる風景」でなければもったいないですよね!

 

何を伝えたい?何が得意?どんな人に来て欲しい?偶然とか無意識ではなく、デザインしていく。大事なことですね!

 

お金をかけなくてもできる販促はたくさんあります!ぜひ見直してみましょう♪


例えば、ある書店がTwitterで「担当〇〇の今週の一冊〜」と、ある本を紹介するとします。

たまたまそれを見た人は、気になるタイトルが目について、「へえ、こんな本があるんだー」と興味をもちます。

 

でも、Twitterにはサラッとだけしか紹介されていないので、どんな本なのかもっと詳しい情報が知りたくて、Amaz●nのレビューを見に行きます。

 

そしたら高評価でレビューもかなりいい感じ!気になるのでそのままAm●zonでポチッ!めでたし、めでたし……!?

 

Twitterで発信した書店としては、まったくめでたくないですよね??一体、どうすればいいのでしょう??

私なら、より多くの人の目につきやすく拡散されやすいTwitterで発信したら、詳しい情報はブログへバトンタッチします。

 

担当さんの個性が溢れるレビューや見どころ、関連本のおすすめなど、ブログだからこそ深掘りした情報を伝えることができます。口で伝えるのが得意な人は、ブログのかわりにYouTubeでもいいですね。

 

それから、来店時に紹介した本を発見しやすいように「Twitterで紹介!推し本コーナー」という売り場をつくります。もちろん売り場には手書きPOPを添えて。

 

本の売り場って見つけづらいので、SNSで紹介した本はわかりやすい場所に並べると親切ですね。

 

さらに、この売り場には「毎週担当〇〇がとっておきの推し本を紹介します!フォローしてね♪」とTwitter認知度アップのためのPOPを貼ります。

 

『売れる!つながる!「すごい販促ツール」のつくり方』でも紹介している通り、販促ツールは連携させることが重要です!これを「販促シナリオ」といいます。

 

せっかくの販促をもったいない結果に終わらせないためにも、販促シナリオを組み立てていきましょう!