近くを通りかかったので、以前POPのお手伝いをした、石和の老舗旅館・糸柳さんに行ってみると、あのとき(2013年のクリスマス)に書いたPOPたちが現役で活躍していました!

POPあのときのビフォーアフター( ⇒ 詳しくはこちら

 

「よく売れるようになったし、売り場が明るくなった」とレジ係の女性。お客さまと会話が弾むようになったそうです。

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確かに売り場の雰囲気が変わりました!POP導入当初、スタッフの間では「高級感が損なわれてしまうのでは?」という不安の声も聞こえましたが、実際にやってみたら、その効果やお客さまの反応などが良く、少しずつPOPを増やしているのだそうです。

 

ちなみに、もし高級感を出したければ、和紙や筆ペンを使うなど方法はくらでもあります。まずはやってみることが大切ですね♪

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あるブログ読者さんが、「某通信講座でPOPを学ぼうとしたら、赤ペンがビッシリでやる気がダウンしちゃった」と言っていましたが、自分のお店のこと、いつも来てくれるお客さまのことは、赤ペン先生よりあなたの方が詳しいんです。

 

だから、どんどん現場で実践した方が、お客さまが喜ぶコツや、売れるキャッチコピー、効果の出るPOP・出ないPOPの違いなど、様々なものが早く身につきます!POPを貼る前段階で、あなたのやる気にまで赤ペンが入ってしまったら、意味がありません。笑

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このブログに書いてあることをそのまま実践して、「売れた!」「仕事が楽しくなった!」とメッセージをくださる方がとっても多いんです!どんどん真似してください。そのために書いているブログですから!

 

それに、POPの文字だって、ドラッグストアなどでよく見る字体よりも、あなたらしさが伝わるものの方がずっと魅力的。誰の文字かわからないPOPではなく、あなたの顔が見えるPOPは、お客さまから「あなたが紹介してくれたなら間違いないわね!」と言われる関係性だって築けます。

手書きPOPなんて結局センスでしょ?という方へ

 

 

ちょいとここで、下の写真にご注目ください。

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2枚は同じスーパーやまとさんのお惣菜コーナーのPOPですが、上は小淵沢店の秋山さんのもので、下は竜王店の五味さんが書いたもの。

 

秋山さんはいつもかわいい色づかいで、話しかけるような優しいPOPを書きます。五味さんは筆ペンが得意で、元気な色使いや折り紙などを使った工夫が目を惹きます。二人が見分けがつかないようなPOPを書いていたらつまらないし、親しみを感じることもないですよね。このように個性が出せることが、手書きPOPの良いところなんです。

 

大丈夫!命を取られるわけではないんだから、どんどん実践して、どんどん失敗して、どんどん改善して、どんどん成功すればいいんです!私もそうやってきたし、今でもそうしています♪だから、楽しみながら、頑張ってくださいね☆

 

もしPOPづくりのヒントが欲しい方は、私の本『売れる!楽しい!「手書きPOP」のつくり方』をチェックしてみてくださいね〜。


ちょいと前の話。電車の中吊り広告を見ていると、こんな文字に目がいきました。

 

「みんなが鬼買いしてる “安カワ♡高見え”服」

 

雑誌CanCam7月号のタイトルです。このタイトルの意味を当たり前のように受け入れている自分がいますが、冷静になって見ると、「鬼買い」「安カワ」「高見え」と、ほとんどが略語でできた、おもしろいタイトルですね。

 

日本語俗語辞書というWebサイトを参考にしつつ訳してみると、「みんなが鬼のように(狂ったように)買っている、安くてかわいい♡高く見える服」になります。

これでは長すぎるし、リズムが悪いので読みづらくなりますね。(ある意味、おもしろいですが)

 

雑誌のタイトルは、瞬時に「この一冊でどんな情報が得られるか?」を伝えて、興味を持ってもらうことが重要なので、このように伝わる略語を織り交ぜたタイトルがつけられるんです。この方法は、ブログタイトルや販促物の見出しなどにも使えます。

 

雑誌(特にファッション誌)の表紙には、短くても伝わる言葉がたくさん詰まっています。本屋さんに行って、ズラリと並ぶ雑誌の表紙を見ながら、なるほど〜な略語や、言葉のリズムに触れてみてはいかがでしょうか。

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ところで、表紙下の真ん中の「色ち買い」って言葉もおもしろ〜い!「色違いで買うこと」なんですが、わかりやすいですね。

 


友人が経営するお店 バックレーンは、岡谷駅の隣の建物の中。この建物は、駅を行き来する人の通路になっているため、お店の前はまぁまぁ人が通っている状態。

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当然、ほとんどの通行人の目的は来店ではありません。しかし、歩きながらでも商品を見て、「かわいい!」と立ち止まってもらったり、店に入ってもらったり、さらに商品を購入してくれたら最高ですよね。

そこで、私も通行人のように、店の前を通ってみました。

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↑まずは、駅から出てきた人の目線。

ブラックボードがあるので、まぁ目がいくけど、毎日書き換えているわけではないので、一回見たら次は見る可能性は低いかな。洋服もサッと見て、自分の欲しい服や好みのものがなければ、足を止めずに通過するでしょう。

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次は、駅に向かう人の目線。やはり、よほど好みの服が手前にある場合や、時間が余って仕方ないとき以外、足は止めません。

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次はお店の中に一歩入ってみると、全身コーデを発見。あ、カゴバッグかわいいじゃん!これを利用しないなんてもったいなさ過ぎるでしょ!ということで、トルソーを店の前へ移動。そしてボードの使い方も変えることに。

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上の写真は、トルソーだけ移動した図。これまでは、売場に動きがなかったんですね。駅を利用する人は、毎日通るのに、売場が毎日変化していなかったら、見向きもされなくなってしまいます。今日見た売場が、明日も明後日も変わってなかったら、毎日見ませんよね。

 

そこで、コーディネートとボードを毎日変えることに。

雨の日なら雨の日コーデ、暑ければ薄着、肌寒い日は羽織ものもプラスして、ボードには、「今日は雨の日だから、気分を上げるため、明るめカラーを取り入れました♪」なんて一言書くんです。朝と夕方で、「行ってらっしゃい」「お疲れさまです」という言葉を変えてもナイス!

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お店では、現在ブログを毎日(ではなくなってきてるけど…)更新しているので、このディスプレイと連動させます。朝イチで「今日のお店のコーデはこうなっています」という情報を発信。そうすれば、ブログをチェックして、気になったらお店に行って実物を見られるって仕組み。

 

逆に、今日の店先で見たコーデが気になった場合、後でブログを見れば詳しく知ることができます。てなわけで、一日経った昨日、さっそくお店のブログが更新されているので見てみたら・・・うわっ!めっちゃくちゃ良い!
アイテム単品を紹介していたこれまでより、遥かに商品が魅力的に見えます!

 

これなら店先もブログも毎日変化しているから、毎日見ずにはいられません!全身コーデだと、バッグや靴などの小物類で来店に繋げやすいので、きっと集客にも繋がるはず!今後のバックレーンが楽しみ♪