コーヒー豆を切らしてしまったので、いつものお店へ買いに行きました。

 

好みの豆と焙煎方法を事前に電話予約すればすぐに受け取れるので、とっても便利!コロナをきっかけにお店が電話予約を推奨するようになり、以来毎回この方法で買いに行っています。

自宅に帰ってコーヒーを飲みながらふと考えました。

 

コロナ前は店頭で注文して、ローストの待ち時間に店内で買い物をしたり、コーヒーを注文して店内で飲んだりしていました。

 

でも、コロナ後は電話予約をするようになり、駐車場で車を降りてから予約したコーヒー豆の支払いをして、再び車に乗るまで2、3分。

 

以前は店内を隈なくチェックして、チョコレートやちょっとしたお菓子を一緒に買っていたのに、ここ1年はレジに直行して、予約した商品以外を買ったことがありません。

他のお客さんの行動を見ていても、同様に予約商品を受け取りにレジに直行する人が多め。

 

「巣ごもり消費」により自宅でコーヒーを飲む人が増えているとはいえ、コーヒー豆と一緒に他の商品も買ってもらった方が、お客単価はアップしてお店も潤います。

 

「私のようなお客に、もっと商品を買ってもらうためのいい販促はないのかな?」

 

職業柄、ついそんなことを考えてしまいます。

すぐに思いついたのが、レジ前販促。定番の売り場に並んでいる商品より、レジ前に並んだ商品の方があまりよく考えずにパッと買ってしまいがち。レジ前はお店にとって、ゴールデンゾーンなんです!

今は感染予防対策でレジに並ぶ列の間隔を広めに確保しているので、ゴールデンゾーンの幅も広がります。

 

ここに重点的にPOPを設置して、商品への興味をアップしてもらうことはとても効果的だし、可能なお店ならゴールデンゾーンを意識して陳列を変えてみるのもいいでしょう。

 

ここでの商品選びのポイントは・・長くなるので、明日のブログでお伝えしますね。

 

自分がお客さんの立場の時の何気ない行動は、まさに超自然な消費者心理!そんな自分がどうしたら店に行きたくなるのか?買いたくなるのか?ファンになるのか?考えてみましょう♪


何気なく手に取ったパンフレット。開いてみたら、細かい文字がびっしりで、そっと棚に戻しました。笑

パンフレットやWebサイトのトップページは、なんとなく興味を持った人が目にする物なので、文字量が多いと「興味 < 面倒臭い」になってしまいます。

 

逆に、さらなる興味を持ってくれた人に対しては、ある程度ボリュームのある情報を伝えてもしっかり見てもらうことができます。

 

なので、これは興味レベルがどの程度の人が目にする物なのか?を考えて情報量を変えていくといいですね♪

 

POPでキャッチコピーを短めにするのも同じ理由です。売り場を歩いていてたまたまPOPが視界に入った人は、興味ゼロの状態ですね。

だから、「読む」のではなく「見て」内容が把握でき、そこで初めて興味を持って、「もっと知りたい!」と思ってくれた人に説明文を届けるんだ、ということを意識してみるといいかもしれません。

 

そんな視点で、販促物を一度見直してみることをおすすめします♪


ファンデーションと洗顔フォームがもうなくなる寸前なんですが、いつも地元の決まったお店で買っているので、もうちょっと我慢我慢。

 

10代、20代のときに、「安さ・近さ・便利さ」で買うお店を決めていましたが、30代になってからは、「この先もお付き合いしたいか?」で決めることが多くなりました。

ずっと乗りたかった車をいざ見学に行ったら、雰囲気や人に幻滅して別メーカーの車を選んだり、どこで買っても物も値段も変わらないけど、おばちゃんの人柄が好きで県外のお店で買ったり。

 

関係性が存在しない商品なら、別にそこまでこだわる必要はないかもしれませんが、ほとんどの購買活動に「人」が関係してきます。

住宅や保険、車など人生トップクラスに高額なお買い物なら、担当さんとの信頼関係が重要なのは言うまでもありませんが、毎週買うような日用品だって同様です。

 

レジの人の対応が好きだからあのドラッグストアを選んでいるし、会話が楽しいスタッフさんがいるからあのお洋服屋さんを選んでいます。

 

電話応対が素晴らしくて好きになったり、ブログで発信している想いに共感してファンになったり、通販の商品に添えられた手紙に心掴まれたり、直接人と触れ合えなくても、好きになることはよくあります。

 

結局「人」なんですよね♪

 

残り少なくなったファンデーションを眺めながら、「誠実にお客さんに仕事に向かおう!人柄を磨こう!」と背筋が伸びた朝でした。