何度言ってもトイレのフタを閉めてもらえない。ゴミを持ち帰ってもらえない。スリッパを揃えてもらえない。

そんなときは、パソコンを開いて文章を打って、コピー用紙に印刷してペタペタと張り紙をしたくなりますね。

普段から和やかなお店づくりをしていても、こうした張り紙があるとなんだか寒々しくなってしまいます。

 

それに、「◯◯させる」という強制的な伝え方ではなかなかうまくいきません。

 

こうして、張り紙をしてもなかなか伝えた通りの行動をしてくれないと、次にこんな張り紙にバージョンアップするんですよね。笑

お店やサロンにこんな強い張り紙だらけだったら・・・なんだかそういう印象になってしまいますよね。

こうして欲しい!と思った時は、「どうしたら◯◯したくなるか?」「◯◯せずにはいられなくなるか?」と考えながら、相手の立場で言葉を選ぶことが大切です。

先日のセミナー中にこんな話をしたら、参加者さんがさっそくこんなPOPを書いてくれました!とてもいいですよね〜。

 

商品POPも同様です。「買わせよう」と書いたものは、反応がイマイチ。「どうしたら思わず手に取りたくなるだろうか?」「かじりつきたくなるだろうか?」と考えながら伝えましょう!

ハートマークな気持ちが大切です!


桐生のセブンイレブン新里新川店さんで、5店舗合同の手書きPOP勉強会を開催しました!ちょうど一年前に開催して、今回は初参加の方メインの2回目のセミナーとなります。

 

昨年のブログはこちら!

桐生のセブンイレブンさんで楽しいPOPができちゃった☆

 

セミナー前にちょいとお手洗いをお借りするため、お店に入ったら!!!!!

え!?自動ドアから1歩足を踏み入れた瞬間に「あれ、ここセブンだよね!?」とビックリするくらい明るく爽やかな世界!

店内を見る前に、まずはササッとお手洗いを済ませようとして、ドアを開けたら、またまたビックリ!

ひょえええぇぇ!このお手洗い綺麗すぎませんか!?ホテルですか!?ゴミひとつ落ちていない超清潔なお手洗いでした。

オーナーの長谷川さんに店内を案内していただいたんですが、もう素晴らしすぎて興奮しちゃいました!お買い物がワクワクするような広くて清潔な店内に、楽しい手書きPOPがあちらこちらに!

前回セミナーから、こうしてPOPを実践し続けてくれているなんて。感激しました!

このPOPは私の書籍の中でも紹介している、繰り返し使える差し替え可能POP!こんなに上手に活用してくれているお店は初めて見ました!

こちらのブログの中でも「忘れ物POP」としてちょこっと出てくるので、参考に!

家庭がHappyになる!手書きPOPを披露〜

 

こんなコンビニ見たことない!お客さんの生活シーンを想像して、売り場に提案があるんです。下の写真は、ビール売り場に、おつまみまでバッチリ。

思わず「ほえ〜!すごいなぁぁ〜」と見入ってしまいました。

スタッフさんもみなさん爽やかで、レジが、まるで高級ホテルのフロントみたい。

私、月の半分以上はビジネスホテル暮らしですが、スタッフさんお一人お一人の仕事ぶりや気配り力は、もはやホテル以上かも。

 

以前のブログでも紹介しましたが、長谷川さんがオーナーをされている5店舗のセブンイレブンでは、ユニフォームの下には白シャツ+黒のスラックスが基本スタイル。

 

スタッフさんのあのカッコイイ雰囲気は、こういう部分からして違っているんですね。

 

ホテル並の清潔感がありつつ、店内には手づくりのPOPが並んでいるから温かく居心地もよく、お買い物が楽しくなる。このセブン、最強すぎやしませんか?

「うちはコンビニだから、他と一緒で」なんて固定観念に囚われず、常に独自の進化を遂げ続ける桐生のセブン。いや〜本当にすごい。近隣じゃなくても、すごくいい勉強になるので、ぜひ見に行くことをおすすめします!「セブンイレブン新里新川店」ですからね〜!

楽しいセミナーの様子は、明日のブログで紹介しますね〜♪


昨夜、歯磨きをしながらふとテレビをつけたら、通販番組が流れていました。いつもなら別のチャンネルにかえてしまいますが、なんとなくそのままボ〜っと見ていました。

「デニムパンツ」を紹介していたんですが、その履きやすさを伝えるために、こんなことを言ったのです。

 

これなら、お座敷でも全然イケちゃうんです!

 

「ありませんか?お食事会にデニムを履いて行ったら、まさかのお座敷だったってこと!でもね、これだったら全然余裕なんです♪」

 

この時、走馬灯のように私の頭を「デニムを履いてお座敷で、でも足をくずせなくてめっちゃ大変だった記憶」や、「デニムのお座敷で、足が痺れてしまい、足を伸ばして座っていたら引かれた記憶」が駆け巡りました!!笑

 

そして、一人で出かけるときはや仲のいい友達と遊ぶときはデニムでいいんだけど、気を遣う人と食事をする可能性があるときは、「座敷デニム」のリスクを回避するために、デニムを選ばないようにしていたこともハッと気づきました。

 

ボーッと見ていたはずが、いつの間にか「へぇ〜いいなあ」なんて思っちゃいました。

 

これが、リアル店舗で気になった商品を手に取って、買おうかどうしようか迷っているシチュエーションだったら、買ってしまっただろうな。

 

 

「いつでもどこでも便利です」

 

これでは何一つ描けませんよね。これまで経験した不便さや悩みが、走馬灯のように駆け巡ることもありません。

 

絞って、絞って、もうピンポイントのシチュエーションまで絞って、「こんな時に」を伝えましょうね♪

 

いや〜、歯磨きタイムの10分間がとてもいい時間になりました。通販番組って、こういう視点で見てみると結構おもしろいんですよ〜!

 

ドラクエのスライムのように、突如現れたまるで興味がない商品なのに、見続けていると不思議と興味が湧いてくるんだから、お客さんの「欲しい」を生み出すエッセンスが入っているんですよね♪