「くしゅんっ☆」なんて可愛らしくする余裕なんてないんです。

 

ひたすら「へっくしょーーーん!」「ブシャーーー(鼻をかむ音)」の繰り返し。

 

全国各地に出張していると、花粉のヤバさ指数が見えてくるんですが、東京はもう、飛散が悲惨……笑えません!

渋谷で仕事をした後、コンビニで保湿ポケットティッシュを買おうとしたら、見事に売り場が空っぽ!近くにドラッグストアも他のコンビニもなかったから、予感はしてたんですけどね…。

 

念のためレジのスタッフさんに確認したら、「ポケットティ・・・」と言った瞬間に「あ〜ごめんなさい、売れちゃいました〜」とのこと。しぶしぶボックスティッシュを買うことに。

 

「はぁ、やっぱりかぁ〜」と男性の声。後ろに並んでいるスーツ姿の男性2人組もボックスティッシュを抱えていました。笑

 

出張のお共にボックステイッシュは・・・さすがにデカすぎますよねぇ〜!笑

さぁ突然ですが、ここで「すごはんPOP検定」のお時間です!

 

すごはんPOP検定とは、売ろう、売ろう!ガンガン儲けよう!という「自己中POP」ではなく、お客さんに寄り添うことで、結果的に売れる「親切POP」スキルを身につけるための検定です!簡単なので、今回は8級です♪

 

あなたがもしこのコンビニのスタッフなら、どんなPOPを書きますか?? 次から次へとお客さんが来店して忙しいので、凝ったPOPはつくれません。

いかがでしょう?

 

私だったら、空っぽの売り場にこんなPOPを書きます。手元にあったメモ帳とボールペンで47秒で書きました。もう30秒あれば貼れるので、3、4人に質問をされるのと同じ時間くらいでしょう。

渋谷という場所にある上、周囲にも他のコンビニがないので、多くのお客さんが来店するお店。たかが15秒の質問でも何度も繰り返されれば、かなりの時間になるでしょう。

 

「ポケットティ・・・」と言った時点でスタッフさんは「売れてしまった」と答えるということは、何度も同じ質問をされていることが伺えますね。1枚のPOPで、何度も同じ質問をされずに済みます。

 

何より、お客さんは狭い通路で、他のお客さんに気を使いながら、ポケットティッシュ売り場と少し離れたボックスティッシュコーナーをウロウロする必要がなくなります。

ということで、同じ質問を2、3回されたら、わからずに困っているお客さんが多い可能性が高いので、POPを書きましょう!

 

それから、POPは「有る」商品だけでなく、「無い」商品にも有効なので、入荷日のお知らせや、代替商品へのご案内などを伝えるのも親切ですね。

 

最後に・・・

世の中にはこういう便利な商品もあるので、ぜひコンビニさん取り扱ってください!ポケットティッシュじゃ足りないんです!小さいし、鼻かみづらいし!ボックスじゃ大きすぎるんです!バッグの中に入らんとです!

保湿ボックスティッシュのビニールバージョン!私が本当に求めていたものは、これだよ、これ!!

 

さよなら、私の泣ける努力・・・笑


本日1本目のブログで紹介した『月刊 商工会』と合わせて、私は連載を月々3本と、ブログを毎日書いているんですが(しかもすべて販促ネタで)、ネタ切れしない秘密があります。

それは、意識スイッチをONにし続けていること!

 

昨日も甲府駅を歩いていて、「あ、こんなところに電光掲示板があったんだ!」ということに気づき、「でも、こんなところにあっても全然目立たないな」「ピカピカしていても場所が悪いと全然目立たないんだ」なんてことに気づいてメモをしました。

 

名古屋駅前を歩いていても、気づくことがモリモリでした。

毎日何かしらの刺激を受けて、いろんなことを考え、欲しいと思ったり、要らないと思ったり、おもしろい・つまらない、美味しそう、笑える、癒される、いろんな感情が湧いてきます。

 

それぞれに目を向けていけば、自然と「こんな表示があったらありがたい」「 こう伝えた方がわかりやすい」などアイデアが浮かんできます。

 

日常の意識ひとつで、お客さんが喜んでくれることなんてよくわかるんですよね。それから、もう一つ大切なこと。

 

「自分が」喋りたい!

「自分が」売りたい!

「自分が」儲けたい!

 

こんな風に、意識が「自分」だけにしか集中していなければ、お客さんのポロっと口にした一言から見つかる重要なヒントにも気づけません。

自分がお客さんの立場の時は、自分の感じたことに意識を向けて、自分が商売をしている側のときは、お客さんの行動や言葉に注目すれば、気づきが満載!だから私は連載やブログネタにも困らないんです。

 

そんなこんなで、「意識スイッチはON」にしていきましょうね〜!


POPってなんの略ですか?と聞かれるとき、「さぁ、私英語わからないので(笑)」とよく答えるんですが、「Point of purchase advertising」の略で、直訳すると「購入時販促」てな感じです。たぶん。なんせ、I can’t  speak Englishなので!

人は大抵の買い物をお店に行ってから決めるので、お客さんに「この商品がいいよ」と売り場で伝えることで、購入を促すというものが「Point of purchase advertising」なのです。きっと。

 

でも、私はこの正式名称や目的にはこだわらず、「POP = 想いを伝えるツール」として捉えています。こうすることで、利益目的以外にも活用の幅が広がるんですよね。

 

先日、源泉舘で販促を学びにきてくれた長野県千曲市のお洋服屋さんの健ちゃんもこんなブログを書いてくれました。めちゃくちゃいい記事だからぜひ読んでみてください。

 

「ポップを書くにあたり最近心がけている事」

 

「注意書き」も白い紙にパソコン文字で書くと冷たい印象になりがちですが、ちょいとイラストを入れて手書きすればこの通り。どギツイものにはなりませんよね。

それに、求人だってほら!お店の想いにあった人と出逢えそうですよね♪

POPの正式名称や直訳に囚われてしまったら、「売るためだけ」のものになってしまうかもしれません。

 

そこで、「POP = 想いを伝えるツール」こんな考えで書けば、商品POPだって単なる押し売り情報ではなくなってきます。

 

・・・ちなみに、商品販売が目的ではないPOPで、私が気に入っているものがこちら!

この度、源泉館のお手洗にありがたい運幸の神様が降臨しました!

 

あなたも、POPの伝えるワザをいろんな場面で役立ててくださいね〜♪