POPセミナーなどで、よくこんな話をします。「いつでもどこでも便利です」ではなく「旅行など長距離を歩く時に便利です」「忙しい朝に役立ちます」などと、シチュエーションを絞りましょう!

 

なぜ、「いつでもどこでも」はダメなのかというと、シチュエーションの幅が広すぎて、イメージできないから。イメージできないと、「あ、これいいな!欲しいな!」という気持ちにはなりません。

 

たとえば、「当店おすすめ」と書かれたワインより、こんなPOPがたくさん付いていた方が、自分に合った一本を選べそうですよね。

 

絞られて初めて「その商品がある未来」をイメージすることができます。絞るのは勇気が要るかもしれませんが、絞りましょう!!

 

先日、広島駅のお好み焼き屋さんで、こんなおもしろいものを発見しました。やっぱり絞られると気になりますよね〜!

そうそう・・・旦那はこの「絞られた看板」にすごく反応していました。笑


もし、あなたがいろんな経験をしてコツコツと積み上げてきたものが、伝え続けてきたことが、サラッとパクられ(盗まれ)たら・・・嫌ですよね。悲しいですね。

私でいうと、私が伝えているPOPの書き方をパクるのは、めちゃくちゃ簡単だと思います。苦手意識を持っている方や初心者の方ができるようになる方法を紹介しているから、誰でもできちゃうんです。

 

イラストの描き方もセミナーやブログ、それから書籍でもオープンにしているし、POPの基本だってブログや本を読めばすぐにわかるでしょう。それを第三者に伝えようと思えば、お金をもらってセミナーやコンサルだってできちゃうかも。

 

私も、以前までは結構悲しいものがありました。クヨクヨ悩みました。その人がよくなることを思って、一生懸命自分の持っているものをお伝えしたつもりなのに、それをそのまま横流しするような商売をするのって、何か違うと思いました。

 

でも、パクれない部分ってあるんです。それは、「軸」です。私がこの仕事をしている理由は、販促物づくりのノウハウを伝えてお金を稼ぐことではありません。

 

印刷会社に勤めていた時から、多くの方と出逢い、多くの経験を重ねて、その中で「いつもの仕事は、販促次第で楽しい仕事になる」ということに気づき、それをもっと多くの悩める人たちに伝えたいと思ったのが、この仕事のきっかけ。

 

だから、私は「販促物づくり」の方法を伝えているのではなくて、「たのしごと」の方法を伝えているんです。

 

これが、POPやチラシの先生や、販促物づくりをしている人との大きな違いだから、私の技術的な部分をパクられてもライバルとか競合にはならないんです。

 

だから、軸を持ちましょう。軸までは盗めないから。

それから、今すぐブログを始めましょう。ブログは「証明」だから。

 

ブログには、あなたがいろんな経験をして、その中で思い悩み、いろんなことを考え、試行錯誤して、自らの手で築き上げてきた、そんな姿が詰まっています。

 

たとえあなたの言葉を盗む人が現れても、経験まではサラッとパクれるものではありません。表面だけパクっても、厚みは出せないのです。

 

よほど強い想いがなければ、毎日ブログを書き続けることなんてできません。ブログをパクる人がいたとしても、ラクして儲けたいだけの人は、毎日コツコツ続けられないはず。

 

あなたが人に喜ばれることをやればやるほど、それを パクって利益に繋げようとする人は現れます。守るべきものは守って、そんなことのために怒りや切なさで心をいっぱいにしないで、真っ直ぐ前を向いてブログで発信しましょう。


お寿司を食べに行った、金沢駅のお寿司屋さんのブラックボードが素晴らしすぎました!

駅の中という場所柄、急いでいる人が多いですよね。だからこんな言葉に惹かれます!

「ココから新幹線のホームまで7分」なんと親切な情報でしょう!私、心配性なので、時間を気にしながらお寿司を食べたら、ゆっくり味わえないタイプなので、こういう情報はありがたいです。

「〇〇な方、大歓迎!」これこれ、この言葉があるだけで、お店に入りやすくなるんですよね〜。

回らないお寿司屋さんは敷居が高そうな気がしますが、こういうクスッと笑える一言があれば、だいぶ入りやすくなりますね♪

「チェックイン歓迎」という言葉があると、SNSに口コミ投稿しやすくなるし、「入りにくいけどお気軽にどうぞ!」なんて言葉も人柄が出ていていいですよね。

外国人向けに英語のボードもありました。それにしてもイラストがめちゃくちゃ上手!よくボードマーカーでここまで表現できますね!見入ってしまいました。

スタッフさんに聞いてみたら、ボードのイラストは店長さんが描いているらしい。すごい!味はもちろん美味しいし、忙しいのにスタッフさんの対応もよく、満足で帰ってきました♪金沢出張の時はまた行こーっと!

 

・・・実はこの前日に、観光地にある別のお寿司屋さんに行ったんですが、店長とスタッフの男性が大声で「いくらいった?」「80万です!もうすぐ100万です」なんて会話をしていてゲンナリしていたんです。まわりのお客さんもびっくりしていました。

 

そういうお店はもはや味どころではないし、一刻も早く帰りたくなりますよね。

ようやくこのイラストを使えるときがきたー!笑

 

ちなみに、そのお店の店頭に「おすすめ」と書かれたメニューを注文したら、目の前の板前さんが下を向いて作業した状態のまま最初から最後まで目も合わせず「ありません」とボソリ。友達と苦笑いで最小限のオーダーをして帰りました。

 

「味」以前に「人」!ですね。その隣で修行をしていた若い男の子を見て、もっといいお店でもっと大事なことを学んだ方がいいのに・・・と勝手な心配をしてしまいました。笑

外食率87.5%の私が断言します!店頭にまで気を使っているお店は、結果的に全体の満足度が高いです。お客さんに目を向けて、お客さんの欲しい情報をちゃんと伝えているお店だから、当然ですよね。

 

ということで、もし駅前などでどこのお店に入ろうか迷ったら、配慮力の高いブラックボードのお店はほぼ間違いなしです!