社長は宇宙人。

何を言っているのかわからないし、何を考えているのか理解できません。

私が会社に勤めていた頃、自分のことよりも会社や仕事を大事にしてきました。仕事は大変だけど好きだったから。私って会社想いのいい社員だな、ってよく思っていました。笑

 

でも、社長はその比にならないくらい、会社やそこで働くスタッフやその家族、お客さん、取引先、関係者全員のことを考えているんですよね。

 

スタッフと社長。別次元を生きているわけだから、言葉が通じなくて当然なんです。スタッフは社長の頭の中がわからなくて当然なんです。

 

スタッフにとって、社長はまさに宇宙人。

 

 

社長が新しいことを始めようとすれば、社内はザワザワするし、今だって十分頑張っているのに、この上さらに仕事が増えるのか、と反発も起こります。

なんせ社長は宇宙人。その先にどんな未来を描いているのか、わかりません。その未来を否定しているんじゃないんです。わからないから、ただただ不安なんです。

 

社長が仲間たちと楽しそうに遊んでいる写真をSNSにアップして「仕事を楽しもう!」「遊んでいるようだけど、これも仕事♪」なんて言っても、意味がわかりません。

 

よかれと思った投稿で「私たちスタッフは睡眠不足で働き通しなのに、会社を留守にして何言ってるの!?」と、逆に怒りを買っているかもしれません。

社長の言葉が通じやすい、社長仲間(=宇宙人仲間)やコミュニティに向けて笑えるネタや熱い想いを発信するのは、「いいね」がいっぱいもらえるかもしれません。

 

楽しんでいる様子を伝えて、仲間からリアクションをもらえるのは、嬉しいですね。仲間と絡むのは楽しいですね。

 

でも、一番伝えるべき相手は、楽しみを共有すべきは、お客さんや一緒に働いてくれているスタッフ、取引先、関係先なんじゃないかな。

 

そして、その様子を応援してくれるのが、仲間なんじゃないかな。

 

 

なんせ社長は宇宙人。ちょっとやそっとの説明じゃ、社長の言いたいこと、考えていることは伝わりません。

 

もっと、目の前の人と膝を付き合わせて、想いを伝えないと、そして、ちゃんと相手の意見も聴かないと!

なんせ社長は宇宙人。

 

「この発信は誰に向けて、何を伝えるために?」特にブログやSNSでは発信のバランスを考えないと、一番近くにいる相手との距離がどんどん離れてしまっているかもしれません。

 

 

最近のSNSでの投稿2o件を振り返ったら、誰に向けた投稿になっていましたか?その投稿にリアクションしてくれたのは誰でしたか?

 

本やセミナーで学んできた言葉をそのまま使うんじゃなくて、もっと相手に寄り添った言葉を使わないと何も伝わりません。宇宙人と理解を深めるには時間がかかるんです。

 

SNSをしている社長さん、特に今日の投稿は、身近な人に向けて、通じる言葉で発信してみてくださいね。そして、これからも☆


販促物にスタッフさんの顔写真を入れるとき、何枚くらい写真を撮りますか?2、3枚撮って、その中から良さげな1枚を入れるだなんて、絶対にNG!

私はだいたい30枚程度、集合写真や表情が堅いとき、相手が緊張しているときには、シャッターを連打して50枚以上撮ることもあります。

 

だって、社長が写真撮るっていうから仕方なく写ったのに、「なんでこんな写真使うの!?」っていうような納得のいかない微妙な写真を使われたら、もう二度と写真撮られたくないって思いませんか?

逆に、素敵に撮れているものや、とってもいい笑顔で写っているものだったら自信を持てるし、「また撮られてもいいかも」と嬉しくなりますよね。特に相手が女性だったら、気を遣いまくりましょう!

 

SNSやブログに載せる写真も同様です。とにかくたくさん写真を撮って、その中から、自分より一緒に写っている女性がキレイに写っているものを選ぶことをオススメします。

 

それから、撮った写真は必ず明るさ調整をしましょう。顔が暗い写真ほど残念なものはありません。絶対に「顔は明るめ」です!!

それから撮影時には、カメラを構える人の後ろに、ムードメーカーに立ってもらい、モデル役のスタッフさんと会話をしてもらいます。

 

カメラだけ向けられると顔が緊張してしまいますが、ムードメーカーとの会話の途中で笑った瞬間を撮ると、とっても自然ないい写真が撮れますよ〜!

 

おふとん屋さんの手書きお便りを紹介!

 

平均年齢60歳の寝具店「ふとんの白根」のスタッフさんの写真はこうして撮りました!ちょっとした工夫でいい写真は撮れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!


販促を考えるとき「何を伝えるか?」も大事ですが、それだけでなく「買いやすいか?」も一緒に考えましょう。

学生時代に格安ツアーで台湾へ行ったときのこと。現地に到着するなり、ツアー参加者みんなまとめてバスで土産屋さんに連れて行かれ、試食が次から次へと出てきました。

 

食べていると、商品名や値段が記載された日本語の商品リストを渡されるので、気に入った物に数量を書けばお店が用意してくれて、お茶を飲みながら会計して、荷物はバスに積んでくれる、というパターン。

私はこれから色々買い物をしたり、遊びに行きたかったから、そこでは美味しかった最小限のお土産だけを買ったんだけど、その場にいたほとんどが50代以上。それはもう、大量に購入していました!

 

30代の今ならその気持ちがよくわかります!お土産はササッと買って、安心して旅行を楽しみたいんですよね。

自動的に得体の知れないお土産ショップに連れて行くのはアレだけど、「買いやすさの提供」というこの仕組みは参考にすべきですね!

 

試食をして、棚から商品を選んで、カゴに入れて、レジに並んで、袋が何枚欲しいと伝え・・・って、面倒臭いんですよね。ましてや飛行機移動で疲れているし。

だから、こんな風に買いやすい仕組みを作ってくれると、すごくありがたい。「こんなに買うと重いからやっぱり減らそう」とか、考えないから、ついつい買っちゃうし。

 

もし、旅館やホテルだったら、お部屋にお土産紹介のご案内と注文用紙があって、スタッフに手渡すだけで商品を用意してくれたり、小売をしている飲食店だったら、美味しいと感じたものはテーブルの上でお土産を注文できたりしたらラクですね。

 

実は、これを試して大成功した事例があります。

朝食が美味しいと評判の、甲府の湯村ホテルさんです。

気に入った食べ物が、すぐ隣の売店で買えることに気付かないお客さんが多いので、手書きで注文リストをつくりました。その結果、売店売場がおよそ1.4倍に!

 

このように、いかに手軽にお買い物してもらうか?ということも、お客さんの立場で考えましょうね〜!

 

あっ、よかったらこちらも見てみてください〜!5年前の台湾記録⇒「台湾に学ぶ販促」ひたすら食べ歩きの記録⇒「台湾の夜市

あぁ、また行きたくなってきた〜!