世界遺産知床で、鮭のちゃんちゃん焼きがたっぷり詰まった「チェプ饅」を販売している、マルミヤ大宮商店さん。

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「販売目標5,000個」を掲げて、毎日お店のFacebookページでチェプ饅の販売報告をしていました。

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最初はこんな感じで紹介していたんですが、家族がかわいいボードを作ってくれたそうです。

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そしてグングン目標に近づいていきます!

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イベント出展時には、1日に504チェプ(←チェプ饅の単位)も売れたそうです。

 

とっても面白いアイデアだと思うのですが、ご主人のチェッピーさんに提案する機会をいただいたので、こんなことをお伝えしました。

 

毎日、販売数がアップされているけど、売れて嬉しいのはお店側。それより、思わず笑顔になるほど美味しいチェプ饅だったので、「10個売れた」ではなく、「10人を笑顔や幸せにできた」という伝え方にした方が、応援したくなるし、Facebookの投稿を見ているお客さんも幸せな気分になるはず。

 

それから、チェッピーさんはとても素敵な人柄だから、毎回ボードだけアップするのではなくて、チェッピーさん自身も登場した方が、見る人みんなが楽しい&嬉しいはず!

 

そうしたら、すぐに実践してくれました!

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うん!絶対こっちの方がいい☆ また可愛いボードをご家族につくってもらってくださいね♪

 

先日、お客さんとして、ある販売店に行きました。そうしたら、壁一面に「◯◯億円売上達成するぞ!」みたいな巨大な紙が貼られていたんです。なんだか、目の前の担当者さんも、私ではなく「お金」の方を向いているようで、すごく居心地が悪かった。

 

商売だから、当然利益は大切。でもそれは内側の話だし、お客さんに喜ばれる商売をすれば利益は後からついてきます。「◯千人のお客さまに、ここを選んで良かったと言っていただく」とか、そういうお客さま視点の目標なら応援したくなるし、スタッフの仕事の捉え方も変わってくるはず。

 

お客さま視点、大切にしましょう。ヒントは、「あなたの商品が売れることで、お客さまはどうなりますか?」ということです。ではでは、ハッピー★チェッピー♪(←チェッピーの合言葉)

 

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基本的にクライアントさんのPOPや販促物を私が直接手書きすることはない(いくら売れても、そのお店にノウハウが蓄積されないから)のですが、例外的に、昔からお世話になっているお店では時々POPのお手伝いをしています。

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その際、営業時間中にお客さんも使うテーブルの上で作業するのですが、お店のお客さんは私のPOPづくりの様子を興味津々に眺めていきます。
 
「へぇ、上手だね〜」

「こういうものがあると買い物が楽しくなるね」

「あ!これあなたが書いていたのね!」

「お母さん、お母さん!お店のブログによく出てる人がいるよ!」
 
なんだか大道芸人や有名人になった気分になります(笑)
「販促物をつくる」なんて、普通なら“裏側”の仕事です。でも、表に出すことで、お客さんも一緒になって楽しんでくれたり、応援してくれるようになるんです。

 

私のFacebookには、日々いろんな方が私をタグ付けして、「こんなPOP書けたよ!」「手書きチラシで嬉しい反応があったよ〜」など投稿してくれています。

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▲ ファッションプラザふじや・けんちゃんの「チラシできたよ」

 

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お顔そり専門店 Crie 須賀川店・くろばさんの「POPできたよ」

 

そうした投稿には、たくさんの「いいね」やコメントが寄せられています。その投稿で来店や購買に繋がったこともよくある話。

 

やっぱり多くの人は、頑張っている人を応援したいし、裏側の仕事まで楽しんでいる人はすごく魅力的☆ 影の努力は隠れてするのではなく、「お店のPOPはこんな風につくっていま〜す」など出していった方が、いいことがいっぱいありますよ。※ただし、前向きな発信に限る!!

 

表も裏も、あなたの「たのしごと」を発信していきましょうね!

 

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前回のブログでご紹介した、「不老閣」の女将便り。ここに隠された集客力の秘密を見つけることができましたか?

女将便り

「いっぱい来てもらわなきゃ!」「この商品を売らなきゃ!」販促物をつくるときって、どうしても視野が狭くなります。そうすると、商品の紹介ばかりのつまらない販促物になってしまい、お客さんから嫌われてしまいます。

 

もっと視野を広げましょう。お客さんはあなたのお店にだけ行って、そのまま真っ直ぐ家に帰るわけではありません。せっかく家を出たついでに、ドラッグストアに寄るかもしれないし、スーパーに行くかもしれません。

 

エステや美容室だったら、尚更綺麗になった後はどこかに立ち寄りたくなるのが、ごく自然な心理です。

 

自分のお店だけで完結させるストーリーではなく、その一日をまるごと提案した方が、面白くて魅力的な情報を発信できると思いませんか。

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不老閣では、まさに女将がお気に入りのお店やグルメなどの情報をお客さんに伝えるというもの。

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市販のガイドブックでは紹介されない、馴染みの宿の女将の目線と言葉で伝える情報だからこそ、「行ってみたい!」に繋がるのです。

 

女将さんには取材時のこだわりがあって、ランチの後はコーヒーを飲みながらゆっくりして、その後は道の駅でお土産の野菜を買って・・と、実際に1日の流れを考えながら、同じコースをまわっているんです。だから読み手(お客さん)も1日のコースを想像しやすい!

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そして、自分の商品やサービスを伝える場合は必ず「お客様体験談」の枠内で、実際のお客さんの言葉で伝えます。

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こうしたお客さんに芯から寄り添った発信だからこそ、それに応えてくれるお客さんが多いのは当然かもしれません。また、集客に繋がるだけでなく、地域のお店の貢献になるため、まわりからも応援されるお店になります!

 

この女将便りに隠された販促エッセンスは、きっとみなさんのお店にも取り入れられるはず!ぜひ実践してみてくださいね。