年2回お手伝いさせていただいている、おふとん屋さんのDMが完成に近付いてきました。

企画から原稿作成、写真撮影、制作、印刷と、かなりのボリュームで、毎年末これが仕上がらないと新年が迎えられないのです(笑)

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前々回のDMがこんな感じ。お客さんから大ウケで、売上げもアップしました!

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私がお手伝いさせていただく前は、家電量販店とかスーパーのチラシのように、商品と金額が大量に載っているDMでした。一点でも多く掲載すれば、一人でも多くのお客さんの目に止まって、購入してもらえると考えていたからです。

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クライアントさん的にも、最初にいきなり形を180°変えることには抵抗があったので、徐々に掲載商品数を絞ったり、伝え方を変えたりしながら、集客や売上げの変化を感じていただき、少しずつ進化して今の形に辿り着きました。

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今では8ページのおたよりDMの中に登場する商品は0個。

 

なぜ、商品が一つも載っていない販促物を、結構な時間とお金をかけてつくっているのかと言うと、それはこのお店が、単に寝具を売っているのではなく、「睡眠環境を整えることで、健康的で幸せな暮らしができるんだよ」ということを伝えているお店だからです。

今日の授業

「儲けのために何でもかんでも売る」のではなく、実際に自分たちが使っているくらい良いものしか扱っていないから、お馴染みさんたちは「高いけどいい商品だよね」と言って、お店を信頼しています。

 

だから、「あの商品、この商品」という押し売りDMやチラシではなく、健康や寝具に関する役立つ情報だけを掲載しているんです。そうすると、これらに悩みを抱えたお客さんが「相談」に来店して、それをキッカケに購買に繋がります。

 

現在、「単なるふとん屋さん」ではなく「相談できるプロ」になっていくための販促物に成長している最中!さぁ、今回のDMでどんな反応や結果が得られるのか、楽しみです!

 

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2015年の1月に源泉舘さんで味噌づくりをして早11ヶ月!

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今年もついにお味噌が熟成しました!どんな姿になったのでしょうか・・?

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ドキドキしながらオープン!わぁ〜〜、フタを開けた瞬間に、お味噌の良い香り〜。

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今すぐ試食したい気持ちを堪えて、記念すべき味見第一号が待つ、行きつけの焼き肉屋さんへ。

 

いつも美味しいお肉を食べさせてくれるお礼に、マスターにプレゼントしたら、お味噌を添えてきゅうりを出してくれました。感動の美味しさだったなぁ。

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このように、源泉舘さんでは、毎年冬に味噌づくりを行ないます。濃厚な甘みが自慢の地元産「あけぼの大豆」と、特別な温泉水を使ったお味噌は、一度食べたら普通のお味噌を食べられなくなるので、年々リピーターがすごい勢いで増えています。

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あ、もしよろしければ、私の見事な味噌をこねる手さばきを動画で見られる過去のブログをご覧ください(笑)

 

ちょっと、私の手づくり味噌アピールが長くなりましたが・・源泉舘さんの味噌づくりは、すごい壮大なシナリオが描かれた、販促のお手本のような販促なんです。

 

なぜなら、冬に味噌づくりをしたら、その年末〜年始には熟成した味噌を取りにくるからです。そして、あまりの美味しさに、また作りたくなって、次の年も、そのまた次の年も味噌づくりに参加します。

 

さらに、味噌づくりを愉しみたい強者たちは、大豆畑の種まきや草取り、収穫、樽に詰めた味噌の天地返し(熟成している途中で、お味噌を混ぜること)を行なうため、一年間で何度も旅館に足を運びます。

 

それはあくまで、希望されるお客さんだけが参加するものですが、草取りや収穫なども、かなり人気のイベントになっています。

 

値下げセールは、一発ドカンとやって終わり。ですが、源泉舘さんの味噌づくりは、きちんとシナリオが描かれているから、次へ次へと繋がり続けるんです。

 

それから、毎月発行している常連さんへのお便りで、畑や味噌づくりなど毎月のイベントごとを伝えていて、そこから参加希望がたくさんあります。他の販促物との連携も大切ですね。

 

さてさて、みなさんの販促は、全体の販促シナリオが描けていますか?一発ドカンで終わっていませんか?

 

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前回のブログでご紹介した、「不老閣」の女将便り。ここに隠された集客力の秘密を見つけることができましたか?

女将便り

「いっぱい来てもらわなきゃ!」「この商品を売らなきゃ!」販促物をつくるときって、どうしても視野が狭くなります。そうすると、商品の紹介ばかりのつまらない販促物になってしまい、お客さんから嫌われてしまいます。

 

もっと視野を広げましょう。お客さんはあなたのお店にだけ行って、そのまま真っ直ぐ家に帰るわけではありません。せっかく家を出たついでに、ドラッグストアに寄るかもしれないし、スーパーに行くかもしれません。

 

エステや美容室だったら、尚更綺麗になった後はどこかに立ち寄りたくなるのが、ごく自然な心理です。

 

自分のお店だけで完結させるストーリーではなく、その一日をまるごと提案した方が、面白くて魅力的な情報を発信できると思いませんか。

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不老閣では、まさに女将がお気に入りのお店やグルメなどの情報をお客さんに伝えるというもの。

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市販のガイドブックでは紹介されない、馴染みの宿の女将の目線と言葉で伝える情報だからこそ、「行ってみたい!」に繋がるのです。

 

女将さんには取材時のこだわりがあって、ランチの後はコーヒーを飲みながらゆっくりして、その後は道の駅でお土産の野菜を買って・・と、実際に1日の流れを考えながら、同じコースをまわっているんです。だから読み手(お客さん)も1日のコースを想像しやすい!

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そして、自分の商品やサービスを伝える場合は必ず「お客様体験談」の枠内で、実際のお客さんの言葉で伝えます。

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こうしたお客さんに芯から寄り添った発信だからこそ、それに応えてくれるお客さんが多いのは当然かもしれません。また、集客に繋がるだけでなく、地域のお店の貢献になるため、まわりからも応援されるお店になります!

 

この女将便りに隠された販促エッセンスは、きっとみなさんのお店にも取り入れられるはず!ぜひ実践してみてくださいね。