販促物をつくる上で大切なことは、机上の紙やパソコンなどの「モノ」に向かって伝えるのではなく、その向こう側にいる「あの人」を想像して会話をすることです。

先日、でんき屋さんのチラシセミナーで、ある方が「球ランタン」という懐中電灯や部屋の灯になる災害時に役立つ商品を紹介しようとしたところ、タイトルが「優しい光を灯しませんか?」でした。

 

綺麗な言葉がとっても素敵ですが、販促物は「会話」をイメージしなければなりません。これを実際の会話に置き換えたとき、相手のリアクションはきっと「???」という感じですね。

 

そこで、こんなタイトルに変わりました!

いざというときを想像してもらい、実際に昨年末2時間の停電を経験したというスタッフさんの体験談を交えて、球ランタンの必要性を伝えています。

 

一気に伝わりやすいチラシになりましたね。チラシもPOPも販促物は「鳥のさえずり 川のせせらぎ」的な響きの良い綺麗な言葉にまとめるより、不器用でもいいので相手と会話を意識して伝えましょう。


ホテルの窓から福山の朝焼けを眺めながら1日がスタート!

尾道に向かい、でんき屋さん向けPOPセミナーを開催しました!なんとPOP経験者ゼロ人でしたが、見てください!この完成度っ!!

そう、初心者だってやり方とコツさえ知れば、バッチリできちゃうんです!

 

セミナー後は、今話題のPanasonicさんの最新のトースターを体験しました!「トースター」って言っても、想像しているあのトースターとは違います!今どきのは凄いんです!!

おいもちゃんを調理(入れてボタン押すだけ!)

うわ〜、ほっくほく♡自宅でこんなに美味しくできちゃうんですね!

 

コンビニで売っている、ラ◯チパックを調理(入れてボタン押すだけ!)

えーー!?これ本当にあの100円くらいのラン◯パックですか〜!? まわりサックサク、中はホカホカ柔らか〜!お店の調理パンみたい!

 

ちなみに、注目機能のひとつに「遠近赤外線ダブル加熱」というものがあるんですが、間違ってもこれをチラシやPOPのキャッチコピーのメインにしてはいけません。

お買い物をするお客さんは意味が全然わかりませんからね〜。詳しく知りたい方は、昨日のブログをチェックしてくださいね。

 

あ!そう言えば、数日前の兵庫県のでんき屋さんも、この商品のチラシを書いていたなぁ。

トイレからトースターまで、Panasonic製品に詳しくなる今日この頃です(笑)

 


これは、先日のでんき屋さんチラシセミナー中にした話。Panasonicさんの製品にスチームアイロンがあるんですが、まずはこのカタログを見てみましょう

ふむふむ、中にはこんなことが書いてありました。

注目するのは、こちらの文言です。

「使いたいときにすぐに使える1400wのハイパワー」

 

いかがでしょうか?この言葉を聞いて、「すごい!よし買おう!」とは・・・なりませんよね?1400wのハイパワーの凄さを知っている人じゃない限り、この言葉は日常に落とし込めないんです。

 

カタログが悪いわけではなくて、大きなメーカーのカタログは大勢を対象に情報発信しているので、その情報を目の前のお客さん向けにカスタマイズするのは、販売店の役目です。

 

そこで、こうやって考えましょう。

「使いたいときにすぐに使える1400wのハイパワーだから誰にどんなイイことがある?」

 

機能紹介の後に「〜だから誰にどんなイイことがある?」を付け加えるんです。この「誰」は、目の前のお客さんで考えてみます。

 

さっそく、でんき屋さんの奥様が素晴らしいキャッチコピーを考えてくれました!

なるほど!わかりやすいですよね!チラシもこのタイトルを入口に、商品の詳しい紹介をすれば、興味を持ってもらいやすくなります。

 

繰り返しますが、「1400wのハイパワーアイロンが登場しました!」では日常に落とし込めないから伝わらないんです。でも、多くのチラシがこうした情報をメインに書いてしまいます。

 

「業界初の〇〇搭載!」
「薄さわずか15mm」
「なんと驚きの1000g」

 

よく聞きますよね。この後に「〜だから誰にどんな・・」を入れて考えてみてくださいね。それを伝えることがあなたの仕事なのです♪