「死ぬ前に、一度でいいからシャインマスカットを食べてみたい…」今年の夏に実家に帰ったとき、母がこう言いました。
って言っても、うちの母は健康そのもの。「ピザハットが食べてみたい」「〇〇が食べたい」母の〝死ぬ前にシリーズ〟は数え出したらキリがない(笑)地元にピザハットがないため、甲府で買って1時間半かけて配達したこともあったなー。
そもそも、シャインマスカットってさぁ、地元長野のスーパーにも売ってるじゃん!って言ったら、「だって、高いし…」とのこと。おいおいーーっ!
忙しさのあまり、山梨で買うことができず、仕事ついでに寄った実家近くのスーパーでシャインマスカットをゲットして、母に買って帰ったところ・・味が違う!たまたまかもしれないけど、他産地のそれより、山梨県産の普段食べているものの方が味もしっかり濃くて甘さもバツグンで、断然美味しい!
母は美味しい美味しいって喜んで食べていたけど、むしろその分、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
でも、もうシャインマスカットのシーズンは終わりに向かって、もう今年は母に美味しい一房を食べさせてあげることができなかったと後悔していました。一瞬だけど(笑)
そんな時、つい先日出張の際に伺った、岡山駅前の八文字さんで、食後のデザートとしてシャインマスカットを出してくれたんです。
ぶどう大国やまなし県民の私。どれどれ?と食べてみると・・・
「!!!!!」
こんなの今まで食べたことがない!実の張りが半端なく、上品な甘さが口いっぱいに広がる!めちゃくちゃ美味しい一粒でした!
ご主人から、農家さんのお話を伺いました。とても真面目な方で、一房一房選別され納得のいくもの以外は出荷しない、特別なシャインマスカットなんだとか。
特別に房を見せていただきました。1房が中玉スイカ1玉分くらいの重さ!私の指と比べてもサイズの大きさがわかりますね〜。
実家の母の話をすると、まだ間に合うかもしれないということで、農家さんの連絡先を教えていただき、翌日さっそく実家に送っていただけることになりました!よかった〜!
しかも、今月下旬には収穫終了とのことで、ギリギリ滑り込みセーフの親孝行ができました。ちなみに、こちらインターネットなどで売られていないとのこと。食べたい方は、八文字さんへ急げ〜!
・・・と、長くなりましたが、いくら美味しいとは言っても、知らない農家さんに電話をして、住所を伝えて・・ってなかなかハードルが高いことなんですよね。スーパーで買った方がずっとラクでしょう。
それでも即注文させていただいたのは、八文字さんのご主人が絶賛されていたから。お店に滞在したのはほんのひととき、90分ほど。でも、ご主人の丁寧なお仕事ぶりや、気さくで素敵なお人柄に触れて、ご主人のおすすめするものを、母とも共有したいって思ったんです。
八文字さんはカウンターのお鮨(と言っても、あれほどの内容であの金額はリーズナブルすぎる!)で、入るのにちょっぴり緊張しました。なんせ、「その辺でサクッと食事を」と考えていた私は、ニット帽にパーカー、ほぼすっぴんという激ラフスタイル。
どう見ても、ちゃんとしていないお客・・。にも関わらず、ご主人も女将さんもすごく気さくに話しかけてくださって、嬉しくて嬉しくて。
やっぱり、表裏のないお人柄で、丁寧で真面目な商売をされている方と、永くお付き合いしていきたい!と心から思いました。私もそうなろう!学ぶことが多かった岡山だったなぁ。
今日のブログがあなたの“たのしごと”のきっかけになりますように☆ポチッと応援よろしくお願いします!