源泉舘さんの宿泊部屋の冷蔵庫には、スゴイものが入っているんです。

全国一のワインどころ山梨県内でも、入手できるお店は限られていて、ネットでも完売になっている、勝沼醸造さんのクラレーザとクランが普通に売られているんです。

 

ちなみに、クラレーザは、JAL国際線のファーストクラスで採用された白ワインとして有名で、私が以前勤めていた会社では、社長同士の繋がりがあったので入手でき、100周年の式典で特別に振舞われたくらい貴重なワイン。

赤ワインのクランも、全国に多くのファンがいる人気者です。私は赤ワインが苦手なのであまり詳しくないのですが、「ミディアムボディ」といって、味のバランスも良く、とても飲みやすいんだそう。

 

さて、こうして冷蔵庫に並んでいても、お客さんにとっては単なる白ワインと赤ワインですね。

 

以前、源泉舘の社長や女将さんが勝沼醸造の社長さんに直接テイスティングさせてもらい、源泉舘の夕食(和食)にもピッタリなその味を気に入って、ここに並んでいることなんて、お客さんは知る由もありません。

 

そこで、冷蔵庫用のPOPをつくることに!

冷蔵庫の上のグラスケースの上が、ちょうど目線の高さの空きスペースになっていたので、ここに置き型POPをつくりました。

 

冷蔵庫の数だけPOPが必要なので、カラーコピーしてラミネートして一つ一つ手作りしていきます。

こうして完成〜!これなら、「何だろう?」と目がいって、ワインに興味のある方なら読んでくれるはず♪

じっくり読みたい人のために、手で持って目元に近づけられるように、固定せずにただ置けるように自立するPOPにしました。

裏側はこんな感じです。余ったラミネートフィルムと両面テープを活用。

お客さんの反応が楽しみです♪


源泉舘さんの売店に新商品が並んだので、さっそく手書きPOPをつけることに。

↑お土産品を製造・納品されている業者さんが商品を納品すると、このような感じの売り場が出来上がっています。せっかく並べてくれるのですが、これだけでは商品の魅力はうまく伝わりませんね。

 

そこで源泉舘さんから依頼を受けて、手書きPOPをつくることに。2商品のスペースがわずかだったので、色画用紙をカット。色画用紙の色を揃えることで、統一感を持たせています。

それから、マステは和柄の同じシリーズの、それぞれ別の色を選び、同じ位置に貼ることで、カラフルなんだけど、これまた統一感が出てごちゃごちゃした印象にはなりません。

イラストは、フチを太ペンで描くことでメリハリが出て、たいして上手に描けなくても、色を塗るとイイ感じになるんですよ〜。

こうしてPOPが完成しました!「いつでもどこでも手軽に食べられます」ではなく、使い時を絞って伝えましたよ〜。

 

商品名+値段だけのプライスカードでは何も伝わりません。魅力を知ってもらって、その商品があるシーンを想像できて、初めて「欲しい!」の気持ちが生まれます。

手書きPOPは一度覚えてしまえば簡単にできるようになるので、お土産品を扱う業者さんもセミナーに来てくれるといいな、と毎回思います。セミナーに来られなくても、このブログを読みながら、そのまま真似して書いてくれたら売り上げは絶対に変わります!

 

こうしてPOPをつけることで、商品の売れ行きがアップしていることを知ってくれているのかな?源泉舘さんはリピート率が高い旅館で通常ならお土産が売れづらいのに、観光メインの大きい旅館やホテルより、ずっと売店の売上げがいいことを知ってくれているのかな?

 

自分のクライアントの売り場に並べた自分の商品に、いつのまにか楽しいPOPが付いていることに、少しでも関心を持ってくれているのかな?

もし私がお土産業者さんだったら、POPと一緒に商品を納品します。そして、社長や女将さんに、伝えることの大切さや、売れる売り場がどうなっているのか、日々いろんな現場の写真を撮りためて、毎月レポートやお便りを一緒に持っていきます。

 

そうすれば、伺う度に喜んでもらえるだろうし、自分の商品より安く販売する同業者が現れても、かけがえのないパートナーとして、必要としてもらえるはず!

 

無意識で「いつもの作業」をこなすのではなく、「関心を持つ」ことって大事だし、目の前のお客さんのために何ができるのか、常に考えていくことが大事だと、商品を並べるだけで帰っていく業者さんの背中を見る度に思います。

 

自分が動けば、もっと仕事は楽しくできるのだーー!

 

昨夜は、久々に源泉舘さんの岩風呂に入れたし、かなり癒されました!いや、むしろ体内の悪いものが出て、結構ぐったりきました!やはり源泉舘さんは最低二泊はするべきですね〜。

 

さぁ、今日は源泉舘さんでのブログセミナー楽しみです!


何度言ってもトイレのフタを閉めてもらえない。ゴミを持ち帰ってもらえない。スリッパを揃えてもらえない。

そんなときは、パソコンを開いて文章を打って、コピー用紙に印刷してペタペタと張り紙をしたくなりますね。

普段から和やかなお店づくりをしていても、こうした張り紙があるとなんだか寒々しくなってしまいます。

 

それに、「◯◯させる」という強制的な伝え方ではなかなかうまくいきません。

 

こうして、張り紙をしてもなかなか伝えた通りの行動をしてくれないと、次にこんな張り紙にバージョンアップするんですよね。笑

お店やサロンにこんな強い張り紙だらけだったら・・・なんだかそういう印象になってしまいますよね。

こうして欲しい!と思った時は、「どうしたら◯◯したくなるか?」「◯◯せずにはいられなくなるか?」と考えながら、相手の立場で言葉を選ぶことが大切です。

先日のセミナー中にこんな話をしたら、参加者さんがさっそくこんなPOPを書いてくれました!とてもいいですよね〜。

 

商品POPも同様です。「買わせよう」と書いたものは、反応がイマイチ。「どうしたら思わず手に取りたくなるだろうか?」「かじりつきたくなるだろうか?」と考えながら伝えましょう!

ハートマークな気持ちが大切です!