不老閣女将便りの取材で、八ヶ岳のお蕎麦屋さん「やつこま」さんへ行ってきました。

なんでも、女将さんがお馴染みさんから教えてもらって行ってみたところ、そばがきが絶品だったらしい。これは期待〜!!

珍しいですね。お店は2階にあるみたい。この理由は座席に着いてわかりました!全席窓に面していて、窓からは甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳が一望できるんです!さらに・・・

 

先にネタバレしちゃいますが、帰りの際に階段を降りてくると、こんな看板が目につきます。丁寧なお礼と、「晴れていれば富士山が見えるよ」という案内が書かれていて、この日は見事な富士山まで見ることができました!3つの名山を眺められるなんて、超贅沢ですよね!

さてさて、店内に入ると、ゆったりと4、5テーブル並んでいて、平日11:30の開店直後すぐに満席!

店内には至る所にご案内が掲げられています。どれも、お蕎麦を味わって欲しいという店主さんの想いが書かれていました。

実はこのお店、店主の男性お一人で切り盛りされている人気店!接客から調理まですべて行なっていて、お客さん一人一人にこだわりのお蕎麦について説明することが難しいため、こうしてたくさんのご案内があるんですね!

 

さてさて、噂のそばがきをお願いしました。火を入れる前の液状のそばがきを、わざわざ座席まで持ってきてくださって、香りを嗅がせていただきました。初めての体験にドキドキ!ワクワク!

そして数分後・・・熱々のそばがき完成!まずはそのまま、次はお好みでお塩やつゆ、お醤油でいただきます。

甘みがあって香りもよく、何もつけなくても十分美味しいそばがきでした!

 

そして、待ちに待ったお蕎麦の登場です。ご案内にせいろ推しと書いてあったので、素直に天せいろをお願いしました。

さきほどのそばがきを見てお気づきかと思いますが、ここのお蕎麦は緑色なんです〜。

お、美味しい!!!!! 噛み締めるほどに香りを感じる平打ち麺!よく味わって食べて欲しいという店主さんのこだわりがビリビリと伝わってきました!

 

お店に到着してお店を出るまでの間、お店には掲示物がたくさんで、その一つ一つから店主さんの熱い想いが溢れていて、素敵だなぁと感じました。

手書きPOPもこうした店内外のご案内ボードも、「自分の分身」ですからね〜!店主さんの代わりに熱く語ってくれたご案内たちのおかげで満足度もより高まりました!またドライブがてら食べに行こ〜っと♪

 


自然豊かな増富の温泉旅館「不老閣」さんの食事処で、とっても素敵なものを発見しました!

それは、スタッフのゆきちゃんがつくった「不老閣野鳥園」です!

周辺に生息する野鳥を紹介しているんですね!「お客さんに楽しんで欲しい!ここの素晴らしさを伝えたい!」そんな想いが溢れています。こういうアイデアって本当に素晴らしい〜!!

なんだろう?と近づいて、見た瞬間にほっこり笑顔になる。そんなお客さんの姿が想像できました。

このブログで私がいちばん伝えたいのは、作品としての上手さではありません。ゆきちゃんの「目の付け所」です。

 

「私はこんなに上手に描けないから、こういうのがササッとできる人はいいよね」ではなく、この「サービス精神」を見て欲しいんです。

 

確かにゆきちゃんはイラストも文字もすんごく上手ですが、何よりも、日頃からワクワクするものをキャッチして過ごして、言われた仕事だけやるのではなく、こういうことを伝えようと考えて実際に行動できる、360°のサービス精神が素敵なんです!

 

だから、こうした掲示物だけではなく、接客時のちょっとした一言や、旅館をよりよくするため工夫など、至る所で素敵なアイデアを出すことができるんですよね。

 

久々に不老閣さんへ行ったら、ゆきちゃんワールドが広がっていて、とてもいい旅館だなぁー。なんてしみじみ思いながら見入ってしまいました。

 

ゆきちゃんシリーズ、おすすめなのでぜひ見てくださいね!

私の目標は、私が必要なくなること!

不老閣さんのお手洗いPOPにほっこり☆


先月、ある女子大生から「卒業制作の一環でPOPについてインタビューをしたい」とメールをいただきました。

私は大学で経営学を学んだのですが、今の自分の経験を持って、あの頃の自分や今の大学生に「販促とは」を伝えることができたら、めちゃくちゃ興奮するし、超楽しい話ができると思っています。

 

だから、近い将来、大学の講義でそんな話ができたらなぁ〜なんて思っていたんですが、嬉しいことに、今回女子大生とマンツーマンでお話しできる機会に恵まれたので、さっそくZoomでお会いすることにしました。

 

その中で、私が大切にしている「POP」についての想いをお伝えしました。インタビューの様子を少し紹介しますね。

POPを教える時にどんなことを心がけている?

 

手書きPOPに対しての反応は、「楽しそう!好き!」というグループ、「苦手!無理!」というグループ、大きく2つにわかれているんですが、まずは後者の苦手意識を軽くすることを心がけています。

 

「苦手」という言葉を深掘りすると、「イラストが苦手・センスがない・文字が下手」という悩みが出てきます。

 

でも、POPはイラストや文字が上手じゃなくても、センスがなくてもいいんです。「文字やイラストが上手なPOP = 売れるPOP」ではなく、伝わるPOPが売れるPOPなので!

だから、一般的に多くの方々がイメージするPOP(→デコレーションされた文字、丸文字、上手なイラスト、カラフルな装飾など…)は必須ではありません。

 

むしろ、ちょっとイビツな文字や二度見しちゃいそうな個性的なイラストなど、完璧ではないものの方が「個性」や「口コミ感」が出やすいし、手書きPOPの本来の良さが出ます。

 

そういうことを知ってもらうことで、「あぁ、プロみたいなPOPを書く必要がないんだ!私は私のPOPでいいんだ!」と安心してもらうことを、最初のステップとして心がけています。などなど、お伝えさせていただきました。

そして、就活真っ只中の彼女に、POPと履歴書は同じだから、最初の一行で興味を持つ言葉、会ってみたい、来て欲しいと思えるような情熱を伝えてね〜!なんてお姉さん気分でお伝えしました。笑

 

今回の時間がお役に立てたら嬉しいなぁ。Mさん、素敵な機会に感謝です!